古事記とは?

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こじき【古事記】

奈良時代歴史書。三巻。天武朝に企画され、天武天皇の命で稗田阿礼(ひえだのあれ)が誦習文字化された資料読み方習い覚えること)した帝紀天皇系譜皇位継承次第とする天皇記)と旧辞古伝承)を、元明天皇の命を受けた太安万侶(おおのやすまろ)が撰録したもの和銅五年(七一二成立巻頭に安撰進の上表文載せる上巻国土形成起源王権由来神代事柄として記し、中巻神武天皇から応神天皇まで、下巻仁徳天皇から推古天皇までの国家形成史・皇位継承経緯系譜物語によって記す。天皇中心とする中央集権国家確立にあたって律令がその制度面での手段であるのに対して理論的精神的支柱とすることを目的したもの一一一首一説一一二あるいは一一三首)の歌謡や、文学性にも富んだ歌物語風の説話は、天武以降新し文学史動きと密接に関連する。


ふることぶみ【古事記】

「古事記(こじき)」の訓読み本居宣長提唱した読み方

古事記伝(1798)一「さて日本紀をば、夜麻登夫美(やまとぶみ)と訓(よ)むを〈略〉されど彼の夜麻登夫美の例に傚(なら)はば、布琉許登夫美(フルコトブミ)とぞ訓(よま)まし」


古事記

読み方:コジキ(kojiki)

奈良時代歴史書太安万侶編。


こじき 【古事記】

現存する日本最古歴史書。三巻。天武天皇舎人近習稗田阿礼勅命誦習した帝紀天皇系譜記録)や先代旧辞を、天武天皇死後元明天皇の命を受けて太安万侶撰録して七一二和銅五)年に献上したもの上巻天地開闢神代物語中巻神武天皇から応神天皇までの記事下巻仁徳天皇から推古天皇までの記事収められている。内容天皇中心とする日本統一由来を述べるが、神話伝説歌謡など豊富で優れた叙事文といえる最古古写本南北朝時代に僧信と賢が真福寺名古屋)で書写した『真福寺本』で、ついで『伊勢本』『伊勢一本』『吉田家本』その他がある。註釈書としては本居宣長の『古事記伝』が有名。古くは『日本書紀』の方が重視されたが、宣長のこの書以来価値再認識された。日本神道では神典称して重視する。→ 真福寺

古事記〈賢瑜筆/〉

主名称: 古事記〈賢瑜筆/〉
指定番号 23
枝番 00
指定年月日 1951.06.09(昭和26.06.09)
国宝重文区分 国宝
部門種別 書跡典籍
ト書
員数 3帖
時代区分 南北朝
年代
検索年代
解説文: 南北朝時代作品

古事記

作者清水義範

収載図書日本文学全集
出版社実業之日本社
刊行年月1992.10

収載図書普及版 日本文学全集 第1集
出版社集英社
刊行年月1996.2
シリーズ名集英社文庫


古事記

読み方:コジキ(kojiki)

分野 歴史・物語

年代 奈良時代

作者 太安万侶〔撰〕


古事記

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/11 14:09 UTC 版)

古事記(こじき、ふることふみ、ふることぶみ)は、一般に現存する日本最古の歴史書であるとされる[1]。その序によれば、和銅5年(712年)に太安万侶が編纂し[2]元明天皇に献上されたことで成立する[3]。上中下の3巻。内容は天地開闢 (日本神話)から推古天皇の記事を記述する。


注釈

  1. ^ 「高天原(たかまがはら)」は、『古事記』のほかでは、神道において唱される「祝詞」でも多用される。
  2. ^ 『古事記』『日本書紀』『万葉集』に祭神の記載がある神社は、伊勢神宮住吉神社などに限られている。10世紀に編まれた『延喜式神名帳』においても、一部は社名や鎮座地などから主祭神を類推できるが、多くは地名社のみで祭神は不明である。詳細は祭神を参照。
  3. ^ 上代特殊仮名遣とは上代の文献に見られる万葉仮名の特殊な使い分けのことである。本来、仮名遣とは現代仮名遣いの「お」と「を」のように同音のものを異なる文字で書き分けることであるが、上代特殊仮名遣の場合は音韻の違いを表しているので特殊仮名遣と呼んでいる。通説によれば、上代日本語は、キヒミ・ケヘメ・コソトノモヨロの13音節とこれらの濁音節がそれぞれ甲乙の二類に書き分けられている。ただし、「モ」の書き分けは古事記のみにみられるものである。
  4. ^ もともと『古事記』を所蔵していたのは真福寺岐阜県羽島市)であったが、徳川家康の命により、真福寺の一院である「宝生院」が名古屋城下に移転させられた際に、写本も同時に移転となった。これが現在の大須観音である。詳細は当該項目を参照。
  5. ^ 畿内の大族の氏姓を記録した『新撰姓氏録』に稗田氏についての記録はない。
  6. ^ 太字引用者
  7. ^ 注記:白文。荒山慶一入力。
  8. ^ 白文、『訂正古訓古事記』が底本で誤り多し、(FireFoxを推奨). 岡島昭浩入力。

出典

  1. ^ 山口佳紀神野志隆光校訂・訳 『日本の古典をよむ(1) 古事記』 小学館2007年(平成19年)、3頁。ISBN 978-4-09-362171-7
  2. ^ 奈良・田原本町の歴史知って 「古事記と太安万侶」出版”. 産経ニュース (2014年11月12日). 2021年2月6日閲覧。
  3. ^ 日本の神話(1):大和王権が語る“歴史の起源””. nippon.com (2019年6月25日). 2021年2月7日閲覧。
  4. ^ 『日本書紀の誕生: 編纂と受容の歴史』(八木書店) - 編集:遠藤 慶太,河内 春人,関根 淳,細井 浩志 - 河内 春人による本文抜粋”. ALL REVIEWS (2020年11月18日). 2021年1月3日閲覧。
  5. ^ 1300年史, p. 16-23.
  6. ^ 笹川尚紀「帝紀・旧辞成立論序説」(初出:『史林』第83巻第3号(2000年)/笹川『日本書紀成立史攷』(塙書房、2016年)ISBN 978-4-8273-1281-2
  7. ^ 古事記序文講義 山田孝雄述、編志波彦神社・鹽竈神社
  8. ^ 青木周平 「古事記の諸本」『古代説話 記紀編』 桜楓社1988年(昭和63年)4月20日、pp. 14-19。ISBN 4273022451
  9. ^ 1300年史, p. 36-44現代において、『先代旧事本紀』は平安時代初期の成立とみる説が有力
  10. ^ 1300年史, p. 58-77.
  11. ^ 1300年史, p. 87-91.
  12. ^ 1300年史, p. 94-106.
  13. ^ 1300年史, p. 107-108.
  14. ^ 鈴木祥造「古事記偽書説の歴史とその意義について」『歴史研究』第5巻、大阪教育大学歴史学研究室、1967年11月、 p.1-23、 ISSN 0386-9245NAID 120001060337、 NCID AN00254720、2020年8月11日閲覧。
  15. ^ 宝賀寿男「稗田阿禮の実在性と古事記序文」『古樹紀之房間』、2015年。
  16. ^ 宝賀寿男「稗田阿禮の実在性と古事記序文」『古樹紀之房間』、2015年。
  17. ^ 【古代天皇誌】仁賢天皇 後継の兄は石上広高宮で即位産経WEST(2013年7月2日)2019年10月22日閲覧
  18. ^ 万葉神事語辞典「しきしま 磯城島 Shikishima」國學院大學デジタルミュージアム(2019年10月22日閲覧)
  19. ^ 校訂古事記(本居豊頼, 井上頼国, 上田万年校訂 : 荒山慶一入力)
  20. ^ 古事記本文(日本文学等テキストファイル/岡島昭浩入力所収)
  21. ^ 『現代語訳 古事記』:旧字新仮名 - 青空文庫
  22. ^ 梵舜筆『古事記』上巻
  23. ^ 梵舜筆『古事記』中巻
  24. ^ 梵舜筆『古事記』下巻
  25. ^ 本居宣長訓『古訓古事記』3巻
  26. ^ 荷田春満訓点『古事記』上巻
  27. ^ 荷田春満訓点『古事記』中巻
  28. ^ 荷田春満訓点『古事記』下巻
  29. ^ 『古事記』巻上
  30. ^ 『古事記』巻中
  31. ^ 『古事記』巻下
  32. ^ 幸田成友校訂『古事記』
  33. ^ 高橋憲子「チェンバレンによる『古事記』の訓みと英訳 : その敬語意識を中心として」『早稲田大学大学院教育学研究科紀要 別冊』第21-2号、早稲田大学大学院教育学研究科、2013年、 175-186頁、 ISSN 1340-2218NAID 120005430735
  34. ^ 三成清香、「ラフカディオ・ハーンの『古事記』世界―B・H・チェンバレン著Kojiki の舞台、出雲を手がかりとして」 紀要論文 『宇都宮大学国際学部研究論集』 2013年 第36号 p.89-101, NAID 110009625319



古事記

出典:『Wiktionary』 (2018/07/05 09:52 UTC 版)

固有名詞

   (古+事記 こじき、ふることぶみ

  1. 文献》 奈良時代(wp)初期和銅5年712年〉)に編纂された、天皇ゆかり神典(wp)であり、文学書長らく日本伝存最古歴史書(wp)とされてきた。語り部稗田阿礼ひえだ の あれ伝える日嗣ぎ皇位継承)をほぼ忠実記述した文献であり、太朝臣(おおのあそん やすまろ)太安万侶おお の やすまろ)が撰録し、元明天皇献上された。

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