小島憲之とは? わかりやすく解説

小島憲之

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/09 09:50 UTC 版)

小島 憲之
1967年
人物情報
生誕 (1913-02-15) 1913年2月15日
日本鳥取県
死没 1998年2月11日(1998-02-11)(84歳没)
出身校 京都帝国大学
学問
研究分野 国文学(上代文学)
研究機関 大阪市立大学龍谷大学
学位 文学博士
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小島 憲之(こじま のりゆき、1913年2月15日[1] - 1998年2月11日[1])は、日本の国文学者大阪市立大学名誉教授。専門は上代文学、和漢比較文学

経歴

出生から修学期

1913年、鳥取県生まれ[1]。旧制鳥取県立鳥取第一中学校(現・鳥取県立鳥取西高等学校)、旧制第三高等学校を経て[1]京都帝国大学文学部に進んだ。1938年3月に同大学を卒業[1]

卒業後は、文学部副手に採用された[1]。同年4月、同大学大学院に入学するも、1939年1月に応召して1942年5月まで入隊[1]。1943年9月に京都帝国大学文学部教務嘱託となったが、翌1944年5月に再び応召して1945年11月まで従軍[1]

戦後

太平洋戦争終結後、1946年9月より京都大学大学院特別研究生となった[1]。1950年8月、大阪市立大学法文学部助教授に就いた[1]。1953年10月、教授に昇格[1]。1962年、学位論文『出典論を中心とする上代文学の考察』を東京大学に提出して文学博士号を取得した[2][1]。1976年3月大阪市立大学を定年退職[1]、同大学名誉教授となった[1]。1976年4月から龍谷大学文学部教授を務め[1]、1985年に龍谷大学を定年退職[1]。1998年2月21日に死去[1]、叙正四位[1]

受賞・栄典

研究内容・業績

専門は上代文学で、同時代の漢文学との比較文学的研究を行った。主著に『国風暗黒時代の文学』がある。その他に、『万葉集』や『日本書紀』の校注を手掛けた。

著作

著書

  • 上代日本文学と中国文学 出典論を中心とする比較文学的考察』塙書房(全4巻)1962-2019
  • 『国風暗黒時代の文学』塙書房(全9巻)1968-2002
  • 古今集以前 詩と歌の交流』塙選書 1976
  • 『ことばの重み 鴎外の謎を解く漢語』新潮選書 1984
  • 『万葉以前 上代びとの表現』岩波書店 1986
  • 『日本文学における漢語表現』 岩波書店 1988
  • 『漢語逍遥』岩波書店 1998

注解・共編著など

記念論集

  • 「古典学藻 小島憲之博士古稀記念論文集」伊藤博井手至編 塙書房 1982

参考文献

  • 「小島憲之博士略歴・著書目録」『萬葉』169, 萬葉学会編輯委員会編, 80-83頁, 1999年

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 「小島憲之博士略歴・著書目録」『萬葉』第169巻、萬葉学会、1999年4月、80-83頁。 
  2. ^ CiNii(学位論文)

小島 憲之

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/29 14:08 UTC 版)

小島憲之 (建築家)」の記事における「小島 憲之」の解説

1918年8月15日)は、日本の建築家アメリカコーネル大学建築学部卒業日本人初め建築学士号取得したとされる旧制第一高等学校などで図学、英語を教え多く後進育てた東京芸術大学構内に残る赤レンガ建物旧東京図書館書籍庫)は小島作品である。

※この「小島 憲之」の解説は、「小島憲之 (建築家)」の解説の一部です。
「小島 憲之」を含む「小島憲之 (建築家)」の記事については、「小島憲之 (建築家)」の概要を参照ください。

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