コーネル大学とは? わかりやすく解説

コーネル大学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/07/11 08:22 UTC 版)

コーネル大学 (Cornell University)
ラテン語: Universitas Cornelliana
モットー "I would found an institution where any person can find instruction in any study."—Ezra Cornell, 1865
種別 私立
設立年 1865年 (1865)
資金 68億ドル
学長 Martha E. Pollack
プロヴォスト Michael Kotlikoff
教員数
1,639人 – イサカ
1,235人 – ニューヨーク市
34人 - ドーハ
学生総数 23,016人 (2017年)[1]
学部生 14,907 (2017年)[1]
大学院生 8,109 (2017年)[1]
所在地 アメリカ合衆国
ニューヨーク州イサカ
北緯42度27分 西経76度29分 / 北緯42.45度 西経76.48度 / 42.45; -76.48座標: 北緯42度27分 西経76度29分 / 北緯42.45度 西経76.48度 / 42.45; -76.48
キャンパス 都市型(小都市) 4,800エーカー (19 km2)
ノーベル賞受賞者数 58
スクールカラー 赤・白[2]
     
運動競技 全米大学体育協会アイビー・リーグ
ニックネーム ビッグレッド
マスコット 熊の「タッチダウン」 (非公式)
公式サイト cornell.edu
テンプレートを表示
Ezra Cornell
McGraw Tower
Risley Hall
Goldwin Smith Hall
Rhodes Hall
Cornell Tech

コーネル大学英語: Cornell University)は、アメリカ合衆国ニューヨーク州イサカに本拠地を置く大学で、アイビーリーグの一角を占める米国屈指の名門校である[3]。ニューヨーク州から公有地の提供と財政的な支援を受けて創設され、校名は創設者となった上院議員エズラ・コーネルの名前にちなむ[4]

同大学の著名な研究分野である電気工学機械工学物理学生物学経営学法学公共政策建築学都市計画農学造園学獣医学[5]などは世界トップクラスと評されている[要出典] 。また、コンピュータ工学アイビー・リーグの中で最大の施設と研究を誇り、全米でトップ 5 に入る名門分野である[要出典] 。その他、ロー・スクールメディカル・スクールを中心に各種大学ランキングでも長年にわたって最上位レベルにある。経営系のホテル経営学部は世界各国の著名ホテルから留学生を受け入れており、帝国ホテル星野リゾートからも幹部候補生が派遣されるなど、日本との関係も深い[6]

2024年時点の学部合格率は7.5%と全米最難関のグループで[7]、1年間の学費(教材費・生活費など含まず)は約6万6000ドル(約1千万円)と発表されている[8]

学術研究拠点としても高い水準を保っており、歴代のノーベル賞受賞者数は62人にのぼる[9]

沿革

コーネル大学は、1865年に米国の電信事業における先駆者でありニューヨーク州上院議員であったエズラ・コーネルと、同じく州上院議員でミシガン大学の元教授であったアンドリュー・ディクソン・ホワイトによって設立憲章が起草され、1868年10月7日、3年余りの準備期間の後、ニューヨーク州イサカに開設された。

創設者エズラ・コーネルのビジョンに基づき、”どんな人でもあらゆる学問において指導が受けられる大学を創設する(I would found an institution where any person can find instruction in any study.)”という平等主義的な教育哲学を持つ。設立直後の1868年にアイビーリーグで初めて女子学生の入学を許可し、留学生・編入生にも寛容で多くの機会を与えている。人種・性別・階級に依存しない独創的で進歩的な学風である。

学部・大学院

コーネル大学工学部(College of Engineering)
コーネル大学ホテル経営学部(SHA: School of Hotel Administration)
コーネル大学ジョンソン経営大学院(Johnson)
コーネル大学ロースクール(Cornell Law)
コーネル大学公共政策大学院(CIPA)
コーネル獣医学大学院(Cornell Veterinary)
ワイル・コーネル医科大学院(Weill)

Undergraduate Colleges and Schools

Graduate/Professional Colleges and Schools

Other Cornell Academic Units and Degree-Granting Programs

  • Cornell Cooperative Extension
  • Cornell Institute for Public Affairs(コーネル大学公共政策大学院)(CIPA)
  • Cornell University Library
  • Division of Nutritional Sciences
  • Faculty of Computing and Information Science
  • Office of Undergraduate Biology
  • Program in Real Estate
  • School of Continuing Education and Summer Sessions

なお*印が、ニューヨーク州設立の教育ユニット

専攻分野

研究機関

米国連邦国立研究センターとして次の4つが設置されている。

  • Cornell High Energy Synchrotron Source (CHESS)
  • Cornell NanoScale Facility (CNF)
  • Laboratory of Elementary-Particle Physics (LEPP)
  • National Astronomy and Ionosphere Center (NAIC)

その他、100を超える研究所及びラボラトリーの設置、ならびに教育プログラムを実施中。同大学はロックフェラー大学スローン・ケタリング癌センターともに共同でMD-PhD プログラム(Weill Cornell/Rockefeller/Sloan-Kettering Tri-Institutional MD-PhD program)を提供している[10]

ランキング

  • 全米ランキング(US NEWS)

学部課程

  • US NEWS Best Colleges 2025- National Univeristies Rankings(全米大学総合ランキング): 第11位(2025年)[15]

分野別

  • 物理学:第7位[16]
  • 化学:第9位[17]
  • 生物学:第12位[18]
  • 工学:第9位[19]
  • コンピューター工学:第6位[20]
  • 数学:第13位[21]
  • 経済学:第7位[22]
  • 政治学:第8位[23]
  • 歴史学:第11位[24]
  • 心理学:第10位[25]
  • 社会学:第14位[26]
  • 英語学:第6位[27]

大学院

  • 獣医学大学院:第1位[28]
  • 都市計画大学院:第2位[29]
  • 工学大学院:第8位[30]
  • 医科大学院:第8位[30]
  • 法科大学院(J.D.):第12位[31]
  • 経営大学院:第14位[32]

その他ランキング

日本の学生交流協定校

スポーツ

Schoellkopf Field

コーネル大学のスポーツチームは「コーネル・ビッグ・レッド」と呼ばれている。コーネル大学には30以上のスポーツチームがあり、全米大学体育協会(NCAA)のカンファレンスはアイビー・リーグに所属しているが、アイスホッケーについてはECACホッケー・リーグ(ECAC Hockey League)に所属している。

アイスホッケーは同校で最も人気のあるスポーツの一つであり、冬の風物詩となっている。同校は全米選手権の優勝を2回、フローズン・フォー(全米ベスト4)進出を8回果たしている強豪である。アイスホッケーの長年のライバルはハーバード大学であり、全米でも有名なカレッジアイスホッケーのライバル関係である。

コーネル大学のホームアリーナであるリナーリンク(Lynah Rink)でハーバード大学と対戦する際は、ハーバード大学の選手が入場する際に熱狂的なファンが大量の魚をリンクに投げ入れることが恒例となっている。これは、ハーバード大学が港町(ボストン)にあることを揶揄しているのである。

関係者

(参照「コーネル大学卒業生一覧(英語版) List of Cornell University alumni

卒業生

ノーベル賞受賞者

政治 / 法律

ビジネス

医学

社会科学

科学 / テクノロジー

芸術全般

その他

脚注

  1. 1 2 3 Common Data Set 2015-2016, Part B”. Cornell University. 2017年8月28日閲覧。
  2. Colors · Cornell University”. 2017年8月28日閲覧。
  3. Bishop, M. G. , A History of Cornell (1962)
  4. Cornell Universtiy Data”. US News. 2024年5月14日閲覧。
  5. Rosman, Katherine (2023年4月12日). “Should College Come With Trigger Warnings? At Cornell, It’s a ‘Hard No.’. The New York Times (アメリカ英語). ISSN 0362-4331. 2024年5月13日閲覧.
  6. Rosman, Katherine (2023年4月12日). “Should College Come With Trigger Warnings? At Cornell, It’s a ‘Hard No.’. The New York Times (アメリカ英語). ISSN 0362-4331. 2024年5月13日閲覧.
  7. Cornell University Acceptance Rate for Class of 2028 - Crimson Education JP (英語). www.crimsoneducation.org. 2024年5月18日閲覧。
  8. Cornel tuition”. US News. 2024年5月19日閲覧。
  9. About | Cornell University”. www.cornell.edu. 2024年5月13日閲覧。
  10. Tri-Institutional MD-PhD Program
  11. Cornell University (英語). Top Universities. 2025年3月17日閲覧。
  12. US News - National Universities (英語). Times Higher Education (THE) (2024年4月4日). 2025年3月10日閲覧。
  13. Cornell University Ranking | 2024 | CWUR”. cwur.org. 2025年3月17日閲覧。
  14. ShanghaiRanking's Academic Ranking of World Universities”. www.shanghairanking.com. 2025年3月17日閲覧。
  15. http://colleges.usnews.rankingsandreviews.com/college/national-search
  16. http://grad-schools.usnews.rankingsandreviews.com/grad/phy/search
  17. http://grad-schools.usnews.rankingsandreviews.com/grad/che/search
  18. http://grad-schools.usnews.rankingsandreviews.com/grad/bio/search
  19. http://grad-schools.usnews.rankingsandreviews.com/grad/eng/search
  20. http://grad-schools.usnews.rankingsandreviews.com/grad/com/search
  21. http://grad-schools.usnews.rankingsandreviews.com/grad/mat/search
  22. http://grad-schools.usnews.rankingsandreviews.com/grad/eco/search
  23. http://grad-schools.usnews.rankingsandreviews.com/grad/pol/search
  24. http://grad-schools.usnews.rankingsandreviews.com/grad/his/search
  25. http://grad-schools.usnews.rankingsandreviews.com/grad/psy/search
  26. http://grad-schools.usnews.rankingsandreviews.com/grad/soc/search
  27. http://grad-schools.usnews.rankingsandreviews.com/grad/egl/search
  28. http://grad-schools.usnews.rankingsandreviews.com/grad/vet/search
  29. http://www.planetizen.com/topschools
  30. 1 2 http://grad-schools.usnews.rankingsandreviews.com/grad/med/search
  31. http://grad-schools.usnews.rankingsandreviews.com/grad/law/search
  32. http://grad-schools.usnews.rankingsandreviews.com/grad/mba/search
  33. http://www.forbes.com/2008/05/19/billionaires-harvard-education-biz-billies-cx_af_0519billieu.html
  34. http://www.washingtonmonthly.com/features/2007/0709.natlrankings.pdf
  35. http://www.gallup.com/poll/9109/Harvard-Number-One-University-Eyes-Public.aspx
  36. “都道府県警察本部長”. 警察庁 総合職事務系採用案内 (PDF) (Report). 警察庁. 2024. pp. 48–49. 2025年2月17日閲覧.
  37. (追想録)犬丸一郎さん 元帝国ホテル社長 「1店豪華主義」脱却にメド”. 日本経済新聞 (2020年5月1日). 2025年3月9日閲覧。

関連項目


コーネル大学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 03:49 UTC 版)

バーバラ・マクリントック」の記事における「コーネル大学」の解説

バーバラ・マクリントック1919年にコーネル大学農学部英語版)に進学した専攻植物学選んでいる。一年生の頃には男子人気があり、たびたびパーティ誘われている。男子とのデート頻繁だったが、友達の中で自分ひとりが誘われることがあることに逆に嫌気がさし、三年生のころには付き合いをやめている:64-68。 マクリントック必要以上講義登録し、ちょっと受けてみてつまらない講義そのまま行かず単位落としていたので、学部時代記録上の成績はあまり良くなかった一方在学中1921年初め遺伝学学んでいる。このコースハーバード大学模したもので、教師植物栽培学者遺伝学者のクロード・ハッチソン(英語版)だった。ハッチソンはマクリントック学才に目をつけ、1922年には大学卒業生向けの遺伝学コース参加するよう、電話をかけている。マクリントックは後に遺伝学志したきっかけについて、このハッチソンからの誘いけだったと言い、「この電話私の生涯決めその後遺伝学留まるになった」と語っている。1923年には学士BSc) を取得した落とした単位多かったため標準年数では卒業できなかった:69)。学部生の頃にはテナーバンジョーでジャズバンド即興演奏もやっていたが、学部卒業する頃には生物学集中するために止めている:72。翌1924年からは自身研究並行して植物学指導教員となった当時コーネルでは女性遺伝学専攻することはできなかったので、1925年取った修士号1927年取った博士号植物学に関するのだったマクリントックは、仕事を成すためにチーム必要なことをよく知っていた。マクリントック卒業研究始めたころからトウモロコシ細胞遺伝学的に研究するための人材集めていた。当時のコーネル大学では育種専門家染色体専門家との協業がほとんどなかったため、マクリントックチームにその双方招いた。チャールズ・バーナム、マーカス・ローズ英語版)、ジョージ・ウェルズ・ビードル、ハリエット・クレイトン(英語版)などがいる。植物育種学長のロリンズ・エマーソン(英語版)がチーム応援した当時エマーソントウモロコシ遺伝学について権威であったが:86細胞遺伝学については詳しくなかった。しかしエマーソンこの後長き渡ってなかなか良い職を得られないマクリントック研究所を提供することになる。ジョージ・ビードルやマーカス・ローズ英語版)も生涯の友となったマクリントック細胞遺伝学研究する当たってトウモロコシ染色体視覚化する技術注力した。(この技術一部は後に教科書採用され遺伝学専攻する多く学生が学ぶことになった。)マクリントックトウモロコシ染色体酢酸カーミン溶液染色する技術開発しトウモロコシが持つ10遺伝子形態初め明らかにしている。マクリントックは、染色体形態研究の成果から、特定の遺伝子受け継ぐトウモロコシグループ分けすること、つまり遺伝的連鎖明らかにすることにも成功したマクリントック雑誌Genetics1929年投稿した論文三倍体染色体を持つトウモロコシ重要性について言及したチーム一員マクリントック生涯の友マーカス・ローズは後に、1929年から1935年にかけてコーネル大学から発表され重要な発表17のうち10までがマクリントック成果であると述べている。当時気分転換テニスをするのが好きで、チーム仲間大学院生クレイトンがよく相手をした:1001931年マクリントッククレイトンと共に相同染色体減数分裂時の乗換えと、遺伝形質組み換えに関係があることを証明した。つまり、2人染色体乗換えどのように起こり、それがどのように表現型現れるかを観察したこれまでも、遺伝的組換えが起こるのは減数分裂の時であるとの予想はされていたが、それをトウモロコシ実験的に証明したのは初めてだった。マクリントックトウモロコシとしては初となる染色体地図作りその中でトウモロコシの第9染色体含まれる3つの遺伝子表現型明らかにした。この知見技術長らくマクリントッククレイトン研究武器となったマクリントックは、この研究成果対外発表するにはまだデータ不足していると考えており、翌年クレイトン博士論文題材にするつもりだったが、ショウジョウバエ使って初め染色体地図作ったトーマス・ハント・モーガンがたまたま訪れた際の強い勧めにより論文投稿され、モーガン推薦特別に早く米国科学アカデミー紀要掲載された。当時ドイツのクルト・シュテルン(カート・スターン)(英語版)もほぼ同じ研究をしていたので、モーガンのこの計らいなければこの発見栄誉マクリントック与えられなかった可能性が高い:102モーガンこの後マクリントック対し、しばしば重要な助力をすることになる(なお、モーガンはこの2年後1933年ノーベル賞受賞している)。

※この「コーネル大学」の解説は、「バーバラ・マクリントック」の解説の一部です。
「コーネル大学」を含む「バーバラ・マクリントック」の記事については、「バーバラ・マクリントック」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「コーネル大学」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「コーネル大学」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳

英語⇒日本語日本語⇒英語

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「コーネル大学」の関連用語

コーネル大学のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



コーネル大学のページの著作権

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのコーネル大学 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのバーバラ・マクリントック (改訂履歴)、アイビー・リーグ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2026 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2026 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2026 GRAS Group, Inc.RSS