とうきょう‐こうぎょうだいがく〔トウキヤウコウゲフダイガク〕【東京工業大学】
東京工業大学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/15 02:49 UTC 版)
東京工業大学(とうきょうこうぎょうだいがく、英語: Tokyo Institute of Technology)は、 日本の関東地方にある国立大学である。
注釈
- ^ 類似名称の東京高等工芸学校(現・千葉大学工学部)は工業図案科の流れを汲み1921年創立。1927年創立の東京高等工学校(現・芝浦工業大学)とは直接の関係はない。
- ^ 工業図案科は1914年9月東京美術学校図案科に吸収合併された。卒業生は1917年まで送り出している。
- ^ 建築科の授業開始は設備の関係で1907年からであった。
- ^ 在学期間の全体にわたり教養科目を配し、徐々に専門科目を増やしていくカリキュラム。
- ^ 「データブック 2015-2016」 (PDF) によると、学科目として、「数学」があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、学科目として「物理学」があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、学科目として「化学」があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、学科目として「情報科学」があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、学科目として「地球惑星科学」があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、学科目として「金属工学」があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、学科目として「有機材料工学」があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、学科目として「無機材料工学」があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、学科目として「化学工学」、「応用化学」があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、学科目として「高分子工学」があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、学科目として「管理技術」、「数理システム基礎」があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、学科目として「機械科学」があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、学科目として「機械知能システム学」があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、学科目として「機械宇宙学」があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、学科目として「国際開発工学」があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、学科目として「制御システム工学」があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、学科目として「電気電子工学」、「電子物理工学」がある。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、学科目として「情報工学」があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、学科目として「土木・環境工学」がある。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、学科目として「建築学」があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、学科目として「都市計画・地域計画」、「景観デザイン」、「公共政策」、「環境・経済システム」があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、学科目として「生化学」、「細胞生物学」、「生体反応学」、「発生生物学」、「情報生体科学」、「生体物理化学」、「生物科学」があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、学科目として「生物機能工学」、「生物化学工学」、「遺伝子工学」、「細胞工学」、「生体材料学」、「生体システム学」があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」[1]によると、共通講座として、広域理学、工学基礎科学があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、講座として、代数構造論、代数空間論、幾何学、位相数学、解析学、大域数学があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、講座として、基礎物理学理論、基礎物理学実験、境界領域基礎物理学、先端領域基礎物理学(連携講座)、原子核・素粒子実験(連携講座)、少数系物理理論(連携講座)があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、講座として、量子物性物理学、統計固体物理学、応用物理学、分子物理学、量子基礎実験、新領域物性物理学、極低温物性物理学、最先端物性物理学(連携講座)があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、講座として、分子凝縮系化学、分子化学、有機化学、地球環境化学、火山化学(協力講座)があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、講座として、地球惑星物理学、地球惑星進化学、太陽系創世学、宇宙探査学があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、講座として、物質構造、物質変換、物質設計、物質機能があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、講座として、金属物理学、金属化学、材料設計工学、無機機能材料、無機環境材料、複合材料があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、講座として、高分子科学、ソフトマテリアル、有機材料工学のほか、NEDO特別講座も記載されている。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、講座として、分子機能設計、化学反応設計があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、講座として、プロセス解析、プロセス設計、プロセス操作、化学工学共通、E-JUSTがあった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、講座として、熱流体科学、ダイナミクス調和工学、機械システム学、創成工学、構造システム科学があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、講座として、知能工房学、材料機能システム学、エネルギー工学、動的システム学、計測制御学、システム制御、地球環境工学があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、講座として、極限熱流体力学、構造設計学、機械創造学があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、講座として、自律システム工学、電力エネルギー、通信伝送工学、光デバイス工学(協力講座)があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、講座として、先端電子工学、電気電子物性、集積デバイス、量子デバイス物理(協力講座)があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、講座として、先端情報システム、高機能集積システム、情報通信システム、知的ネットワーク(協力講座)があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、講座として、社会基盤工学、広域環境工学、国土計画工学があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、講座として、建築基礎学、建築計画学、建築設計学、環境建築学、地域施設計画学(協力講座)があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、講座として、国際環境、開発基盤工学、開発産業システム、国際共存(協力講座)があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、では、講座として原子核エネルギー、原子燃料システム、システム・安全があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、講座として、バイオダイナミクス、バイオ構造化学、バイオ情報制御学があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、講座として、情報・形態形成学、進化・統御学、細胞・発生生物学があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、講座として、生命情報医科学、高次生命情報、生命情報工学があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、講座として、細胞・分子工学、生体分子プロセス、生物機能工学があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、講座として、生体分子物性、生体材料設計、生体機能制御工学があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、共通講座として、総合理工学共通があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、講座として、環境適応型物質、超機能物質(協力講座)、物質ダイナミクス(協力講座)、元素機能設計(協力講座)があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、講座として、分子変換、物質エネルギー変換、錯体電子化学(協力講座)、触媒電子化学(協力講座)、有機電子化学(協力講座)、生物電子化学(協力講座)、電子分光化学(協力講座)、固体物性化学(協力講座)があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、講座として、材料構造機能、量子表面、超環境物質合成(協力講座)、低負荷物質合成(協力講座)、精密構造解析(協力講座)、電子活性物質(協力講座)、相乗機能物質(協力講座)、材料機能評価(協力講座)、材料構造設計(協力講座)、物質フロンティア(協力講座)、元素機能解析(協力講座)があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、講座として、自然環境、社会環境、環境エネルギー工学(協力講座)、環境材料工学(協力講座)、環境構造工学(協力講座)、環境安全工学(協力講座)、環境化学システム(協力講座)、環境国際協力(協力講座)があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、講座として、人間環境評価、人間都市計画、ニューフロンティア基礎、景観工学(協力講座)があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、講座として、エネルギー環境、エネルギー変換システム、エネルギー創造、エネルギー環境システム(協力講座)、直接変換システム(協力講座)、超高輝度光工学(協力講座)があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、講座として、環境解析構築、環境プロセス化学、環境分子変換(協力講座)、化学プロセス計画(協力講座)、高分子プロセス(協力講座)、化学環境プロセス設計(協力講座)、環境調和分子設計(協力講座)、環境微生物工学(協力講座)、環境材料化学(協力講座)があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、講座として、先端デバイス、新機能デバイス、イメージング材料(協力講座)、フロンティア物性デバイス(協力講座)、フォトニックシステムデバイス(協力講座)、知的電子システム(協力講座)、集積フォトニクス(協力講座)があった
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、講座として、機能創造、極限デバイス(協力講座)、先端メカトロニクス(協力講座)、先端メカノ材料(協力講座)、セキュアマイクロデバイス(協力講座)も記載されているがあった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、講座として、知能システム基礎、複雑システム解析、創発システム、知覚認識機構(協力講座)、脳情報伝達(協力講座)、神経情報演算(協力講座)があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、講座として、未来型情報システム、新機能情報システム、知覚像処理(協力講座)、応用像情報(協力講座)、感覚情報システム(協力講座)、波動応用システム(協力講座)、生体情報システム(協力講座)があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、講座として、計算機支援情報科学、数理科学、計算科学があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、講座として、情報統合システム学、計算組織学、ソフトウェア機講学、認知機構学があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、講座として、統合情報環境学、人間環境情報学、情報駆動システム、情報環境設計学があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、共通講座として、社会理工学共通があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、講座として、人間開発科学、行動システム、教育工学、科学技術教育推進があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、講座として、価値論理、社会数理、決定過程論、リベラルアーツ(協力講座)があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、講座として、開発・生産流通工学、財務経営工学、経営数理・情報、技術構造分析があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、講座として、国土・都市計画、公共システムデザイン、社会工学基礎があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、講座として、技術経営戦略、知的財産マネジメント、サービスイノベーション、ファイナンス、最先端技術があった。
- ^ 「データブック 2015-2016」によると、講座として、技術経営戦略、知的財産マネジメント、サービスイノベーション、ファイナンスがあった。
出典
- ^ a b 本学の名称 | 大学歌・マーク・カラー | 大学概要 | 東工大について | 東京工業大学
- ^ “東工大と医科歯科大、統合協議開始を正式発表…24年春にも実現の見通し”. 読売新聞 (2022年8月9日). 2022年8月9日閲覧。
- ^ 大学改革担当 (2022年8月9日). “国立大学法人東京工業大学と国立大学法人東京医科歯科大学の統合に向けた協議を開始”. 東京工業大学. 2022年10月15日閲覧。
- ^ “国立大学法人東京工業大学と国立大学法人東京医科歯科大学の統合に向けた基本合意書を締結”. 東京工業大学・東京医科歯科大学 (2022年10月14日). 2022年10月15日閲覧。
- ^ 日本放送協会 (2022年10月14日). “東工大と東京医科歯科大 2年後めどに統合で基本合意”. NHKニュース. 2022年10月15日閲覧。
- ^ 『新大学名称を「東京科学大学(仮称)」として大学設置・学校法人審議会への提出を決定』(pdf)(プレスリリース)国立大学法人東京医科歯科大学、国立大学法人東京工業大学、2023年1月19日 。2023年1月19日閲覧。
- ^ “国立大学法人法の一部を改正する法律が参議院本会議で可決、成立しました”. www.mext.go.jp. 2024年5月22日閲覧。
- ^ https://archive.is/9MNnK
- ^ https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=505CO0000000362_20231220_000000000000000
- ^ QS World University Rankings 2022
- ^ World University Rankings 2023 | Times Higher Education (THE)
- ^ “大学ランキング”. THE 世界大学ランキング 日本版. ベネッセコーポレーション. 2022年4月16日閲覧。
- ^ “Japan University Rankings 2022” (英語). Times Higher Education 2022. タイムズ・ハイヤー・エデュケーション. 2022年4月16日閲覧。
- ^ “歴史と沿革”. 東京工業大学. 2019年3月24日閲覧。
- ^ 「学制百年史」第一編第一章第四節一
- ^ 「学制百年史」第一編第二章第六節一
- ^ "日本近代技術教育と学校モデルの移転", 『職業と技術の教育学』第17号(2006年), 7 - 14頁
- ^ 初期の沿革については「東京工業大学要覧 創立百年記念特集号」(昭和56年)を参照した。
- ^ 「戦後教育改革期における東京工業大学のアドミニストレーション」、名古屋高等教育研究第3号、2003
- ^ “第3期中期目標期間における指定国立大学法人の追加指定について:文部科学省”. www.mext.go.jp (2018年3月20日). 2018年5月25日閲覧。
- ^ “東工大が指定国立大学法人に | 東工大ニュース | 東京工業大学”. (2018年3月20日) 2018年5月25日閲覧。
- ^ "「データサイエンス・AI全学教育機構」を設置 データサイエンス・AIの「共創型エキスパート」人材育成の拠点に|東工大ニュース|東京工業大学"(2022年12月1日)2024年5月27日閲覧
- ^ 国立大学法人法の一部を改正する法律文部科学省
- ^ 「東京科学大」、来年10月に開学…東工大と医科歯科大は統合読売新聞2023/10/31 15:00
- ^ “東工大の英語名称の変遷”. 東京工業大学. 2022年6月25日閲覧。
- ^ “本学の名称”. 東京工業大学. 2022年6月25日閲覧。
- ^ “平成31年度入学者選抜要項” (PDF). 東京工業大学. 2018年8月27日閲覧。
- ^ 二酸化炭素排出実質ゼロに向けて「ゼロカーボンエネルギー研究所」を設置 東京工業大学(2021年3月18日)2021年6月15日閲覧
- ^ a b “附属科学技術高等学校を大岡山キャンパスへ移転”. 東京工業大学. 2022年7月30日閲覧。
- ^ a b c “キャンパスマスタープラン2016”. www.sisetu.titech.ac.jp. 2018年5月25日閲覧。
- ^ 東京工業大学ホームページ(登録有形文化財)
- ^ すずかけ台駅名由来記 (PDF) 谷口修(本学名誉教授)、1972年。
- ^ “キャンパス・マスタープラン2016(本編)” (PDF). 東京工業大学施設運営部. 2018年5月25日閲覧。
- ^ “19年3月にも実施方針/アドバイザー公募へ手続き/東工大の田町キャンパスPPP | 建設通信新聞Digital”. 建設通信新聞Digital. (2018年3月12日). 2018-03-12 2018年8月22日閲覧。
- ^ 東京工業大学と慶應義塾大学との間における学生交流に関する協定書、2023年4月26日閲覧
- ^ 東京工業大学との単位互換協定
- ^ 東京工業大学とみらい創造機構 社会連携活動の推進に向けた組織的連携協定を締結 | 東工大ニュース | 東京工業大学(2016年5月16日)2019年9月24日閲覧。
- ^ 「川崎市・東工大、イノベーションで連携 創薬分野など」『日本経済新聞』朝刊2018年5月22日(首都圏経済面)2018年6月6日閲覧。
- ^ 日本貿易振興機構(JETRO)と包括的連携推進協定を締結 | 東工大ニュース | 東京工業大学(2018年5月31日)2018年8月24日閲覧。
- ^ 西武信用金庫と包括的連携・協力協定を締結 | 東工大ニュース | 東京工業大学(2018年8月3日)2018年12月1日閲覧。
- ^ 「技術融合・人材育成に力 ソサエティー5.0実現へ 東工大が連携組織」『日刊工業新聞』2018年10月25日(大学・産学連携面)2018年11月25日閲覧。
- ^ 「浪江町と東工大が協働」『日本経済新聞』朝刊2019年4月17日(大学面)2019年6月21日閲覧。
- ^ デンソーと東京工業大学、「デンソーモビリティ協働研究拠点」を設置 デンソー(2020年4月1日)2020年5月2日閲覧。
- ^ a b c “《日経HR》企業の人事担当者から見た大学イメージ調査 『就職力ランキング』”. 2021年6月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月18日閲覧。
- ^ 「日本の大学数 2021年度は788大学」(PDF)『今月の視点』第172号、旺文社 教育情報センター、2021年4月1日、2021年7月18日閲覧。
- ^ “《日経HR》『人事が見る大学イメージ調査』”. 2022年6月3日閲覧。
- ^ 日本経済新聞令和4年6月1日朝刊.35面.東京・首都圏経済
- ^ 小樽ジャーナル
- ^ 週間ダイヤモンド「大学出世ランキング」
- ^ 週刊ダイヤモンド「出世できる大学」 神戸商科大学は5位、大阪市立大学は27位 大阪府立大学は14位
- ^ 大学数・学生数|国立大学協会
- ^ 出世できる大学ランキング 週間ダイヤモンド「大学出世ランキング」 2024年4月閲覧
- ^ 日本の人口推移と大学数の推移|大学改革 参考資料 平成30年2月 内閣官房人生100年時代構想推進室 14/17頁
- ^ 「有名大学卒ほど出世しやすい」はもはや昔の話?小樽商科、滋賀、大阪市立――地方の意外な実力校|週刊エコノミスト(2010年8月31日号)より
東京工業大学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 07:27 UTC 版)
東京工業大学の阿部統から誘われ、1965年3月に東京工業大学助教授に着任する。一般教養の統計学担当としてであったが、当時同大学で構想されていた複数学部構想に伴い社会工学部が設立された後は、そこでゲーム理論を講義できるという想定であった。鈴木が一般教養担当時代の同僚には、阿部、永井道雄、川喜田二郎、宮城音弥、永井陽之助がいた。 鈴木は「社会工学私見」を提出するなど社会工学部構想に前向きであったが、結局は理工学部が理学部と工学部に分かれ、新設された社会工学科は工学部に含まれた。鈴木は1967年から社会工学科に所属することになり、「計画数理」の講義を担当する。鈴木はこの講義を「社会的計画の数学的論理」として構成し、次第にゲーム理論を講義するようになるとともに、ゲーム理論の適用対象を公共的なものに広げていくことになる。 1970年には横浜市北部に転居。なお、鈴木は永井陽之助に誘われ、永井、高坂正堯、中嶋嶺雄、神谷不二、山崎正和、桃井真、萩原延壽らが参加する国際政治の研究会に参加していた。この研究会で鈴木は提携形ゲームのフォンノイマン・モルゲンシュテルン解を使って「三極構造の論理」、「日中米ソ4ヶ国間の同盟関係」、「国際関係における中立の可能性」などの報告を行い、外務省でも同様の内容を報告している。 1975年に大学院に総合理工学研究科が設立され、鈴木は同研究科システム科学専攻の兼担教員となる。鈴木は1976年4月より理学部情報科学科に異動しゲーム理論に専念することになるが、元学長の大山からは残念がられたという。なお、情報科学科では「ゲーム理論」という名称の科目を設置し、講義している。1988年3月、東京工業大学を60歳にて定年退職する。
※この「東京工業大学」の解説は、「鈴木光男」の解説の一部です。
「東京工業大学」を含む「鈴木光男」の記事については、「鈴木光男」の概要を参照ください。
「東京工業大学」の例文・使い方・用例・文例
- 東京工業大学という国立大学
- 日本では,東京大学と東京工業大学がプロジェクトに参加している。
- 東京工業大学の「キュート」は,搭載されたカメラを実験に使う。
- 東京工業大学資源化学研究所の研究グループが,光で曲がる高分子フィルムを開発した。
- 来年,東(とう)横(よこ)インが,東京工業大学の松永三(さぶ)郎(ろう)助教授とともに超小型衛星を打ち上げる予定だ。
- 海洋研究開発機構(JAMSTEC)や東京工業大学などの団体からなる研究チームが三陸の東方800キロで3つの海底火山を調査した。
- このチームは国立天文台や東京工業大学などの団体の研究者で構成されている。
- 10月3日,スウェーデンのカロリンスカ研究所は,今年のノーベル生理学・医学賞を日本の東京工業大学の大(おお)隅(すみ)良(よし)典(のり)栄誉教授に授与すると発表した。
- 細胞生物学者で東京工業大学の栄誉教授である大(おお)隈(すみ)良(よし)典(のり)さんが,オートファジーの研究でノーベル生理学・医学賞を受賞した。
固有名詞の分類
- 東京工業大学のページへのリンク