桐蔭横浜大学とは? わかりやすく解説

とういんよこはま‐だいがく【桐蔭横浜大学】

読み方:とういんよこはまだいがく

横浜市にある私立大学昭和63年1988桐蔭学園横浜大学として開学平成9年1997)に、現校名改称した


桐蔭横浜大学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/18 00:37 UTC 版)

桐蔭横浜大学
大学中央棟(2011年12月)
大学設置 1988年
創立 1964年
学校種別 私立
設置者 学校法人桐蔭学園
本部所在地 神奈川県横浜市青葉区鉄町1614番地
北緯35度33分58.3秒 東経139度31分5.8秒 / 北緯35.566194度 東経139.518278度 / 35.566194; 139.518278座標: 北緯35度33分58.3秒 東経139度31分5.8秒 / 北緯35.566194度 東経139.518278度 / 35.566194; 139.518278
学部 法学部
医用工学部
スポーツ学部(旧スポーツ健康政策学部)
研究科 法学研究科
工学研究科
スポーツ科学研究科
ウェブサイト https://toin.ac.jp/univ/
テンプレートを表示

桐蔭横浜大学(とういんよこはまだいがく、英語: Toin University of Yokohama)は、神奈川県横浜市青葉区にある私立大学学校法人桐蔭学園によって運営されている。

略称桐蔭大(とういんだい)。

概観

大学全体

進学校として知られ、スポーツでも有名な桐蔭学園の設置する大学。2022年度現在では法学部、医用工学部、スポーツ健康政策学部の3学部、2023年度からは現代教養学環が新設され、1学環3学部となる。スポーツ健康政策学部は同じく2023年度にスポーツ科学部に改組・名称変更予定。

アクティブラーニングの第一人者である溝上慎一が2020年に学長就任。2022年に溝上は桐蔭学園理事長に専念し、学習理論などを専門とする森朋子副学長が新学長に就任した。全学部の共通教育 (MAST) の導入、リベラルアーツ系の現代教養学環の新設など積極的な施策を行い、高大連携にも力を注いでいる。ペロブスカイト太陽電池の研究者でありノーベル賞候補の宮坂力が長年在籍、現代教養学環でも教壇に立つ。

法学部は公務員・法律専門職、警察官や消防官、企業ビジネス関連、一部の教職関連の免許状・資格を、医用工学部は医療職の臨床工学技士臨床検査技師の資格を、スポーツ健康政策学部の全学科では中・高の保健体育教員免許、スポーツ教育学科ではさらに小学校教員免許が取得できる。ほか、スポーツ関連の免許状・資格を目指すことができる[1][2]

建学の精神

  1. 社会連帯を基調とした、義務を実行する自由人たれ。
  2. 学問に徹し、求学の精神の持ち主たれ。
  3. 道義の精神を高揚し、誇り高き人格者たれ。
  4. 国を愛し、民族を愛する国民たれ。
  5. 自然を愛し、平和を愛する国際人たれ。

学園訓

  1. すべてのことに「まこと」をつくそう
  2. 最後までやり抜く「強い意志」を養おう

上記の精神を具体化した、「個の充実」「実務家養成」「開かれた大学」「国際交流」の4つの柱を特色とし、一人ひとりの「専門性を高める」ことを大きな目標に掲げている。

歴代学長

沿革

  • 1965年 - 桐蔭学園工業高等専門学校開設(機械工学科・電気工学科・工業化学科)
  • 1988年 - 桐蔭学園工業高等専門学校を発展改組し、桐蔭学園横浜大学創立(工学部設置)。制御システム工学科、材料工学科の2学科体制で発足する。
  • 1991年 - 桐蔭学園工業高等専門学校閉校
  • 1992年 - 大学院工学研究科修士課程開設
  • 1993年 - 法学部開設
  • 1994年 - 桐蔭人間科学工学センター開設、大学院工学研究科博士後期課程開設。
  • 1997年 - 大学院法学研究科修士課程開設。桐蔭横浜大学に改称
  • 1999年 - 先端医用工学センター開設、工学部を改組(第一次)、大学院法学研究科博士後期課程開設。法学部で夜間主コースを設置。制御システム工学科、材料工学科廃止(同年4月学生募集停止)。知能機械工学科、電子情報工学科、医用工学科、機能化学工学科を新設
  • 2001年 - メモリアルアカデミウム開設
  • 2004年 - 大学院法務研究科(法科大学院)開設。法学部の夜間主コースを廃止。
  • 2005年 - 医用工学部開設、工学部を改組(第二次)。現在の体制になる。
  • 2008年 - スポーツ健康政策学部開設。スポーツ教育学科、スポーツテクノロジー学科、スポーツ健康政策学科を開設。
  • 2009年 - 医用工学部改組 生命医工学科開設。
  • 2010年 - 工学部学生募集停止。大学中央棟完成。
  • 2012年 - 野球部が明治神宮野球大会で初優勝。
  • 2014年 - 医用工学部実習棟完成
  • 2015年 - スポーツ科学研究科開設
  • 2016年 - 大学体育館完成
  • 2022年 - 現代教養学環の新設構想(2023年入学から)を発表
  • 2023年 - 現代教養学環を新設[3]

教育・研究

学部・学環

  • 法学部
    • 法律学科
  • 医用工学部
    • 生命医工学科
    • 臨床工学科
  • スポーツ科学部(旧スポーツ健康政策学部)
    • スポーツ教育学科
    • スポーツ健康政策学科
    • スポーツテクノロジー学科(廃止)
  • 現代教養学環

大学院

廃止された学部・学科・研究科

  • 工学部[4]
    • 電子情報工学科
    • ロボット工学科
  • 生命・環境システム工学科[5](医用工学部)
  • 法務研究科法科大学院)- 2018年度より学生募集を停止[6]、2021年3月をもって閉校。桐蔭法務研究支援センターに改組された[7]

施設

メモリアルアカデミウム
  • 大学中央棟(C棟)
    • キャリア情報センター
  • 法学部棟(J棟)
  • 先端医用工学センター(BME棟)
  • 法科大学院棟
  • 大学体育館
  • メモリアルアカデミウム
  • 大学食堂
  • 交流会館

学園祭 ・オープンキャンパス

燦爛祭(さんらんさい)と題された学園祭が毎年9月末の土日に行われている。2022年は9月18・19日予定。オープンキャンパスは春〜秋の土日に行われる。2022年は6/11・12、7/23・24、8/20・21、10/23。

対外関係

国内

国外

国際・学術交流等協定校

体育会

主な出身者

政治・行政

スポーツ

プロ野球選手
その他

芸能

著名な教員

脚注

  1. ^ キャリア・就職|スポーツ健康政策学部|桐蔭横浜大学”. 桐蔭横浜大学. 桐蔭学園. 2023年7月10日閲覧。
  2. ^ 目指す資格・卒業後の進路”. 桐蔭横浜大学. 桐蔭学園. 2023年7月10日閲覧。
  3. ^ 桐蔭横浜大学「現代教養学環」を2023年春開設(予定)ノーベル賞候補・宮坂力特任教授も教壇に”. PR TIMES. 学校法人桐蔭学園. 2023年7月13日閲覧。
  4. ^ 学術交流レポート2010” (PDF). 桐蔭学園. 2019年4月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年5月26日閲覧。
  5. ^ 学術交流レポート2008” (PDF). 学校法人桐蔭学園. 2019年4月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年5月26日閲覧。
  6. ^ 桐蔭法科大学院(桐蔭横浜大学大学院法務研究科)学生募集停止について” (PDF). 学校法人桐蔭学園 (2017年5月26日). 2022年3月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月5日閲覧。
  7. ^ 桐蔭法科大学院 (2021年3月3日). “桐蔭法科大学院(桐蔭横浜大学大学院法務研究科)閉校について”. 桐蔭法科大学院. 学校法人桐蔭学園. 2023年7月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月10日閲覧。
  8. ^ 放送大学単位互換案内 2022年度” (PDF). 放送大学学園. p. 12. 2023年7月13日閲覧。
  9. ^ 加盟大学一覧”. 神奈川大学野球連盟. 2021年11月5日閲覧。
  10. ^ 桐蔭横浜大 1988年創立/学校メモ”. 日刊スポーツ (2012年11月14日). 2023年9月12日閲覧。

外部リンク




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「桐蔭横浜大学」の関連用語

桐蔭横浜大学のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



桐蔭横浜大学のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの桐蔭横浜大学 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS