客員教授とは? わかりやすく解説

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きゃくいん‐きょうじゅ〔キヤクヰンケウジユ〕【客員教授】

読み方:きゃくいんきょうじゅ

大学高等専門学校などで、外部から招かれ教授相当する待遇を受ける教育者


客員教授(きゃくいんきょうじゅ)(visiting professor)

大学ゲストとして迎えられ教壇に立つ

正式な教授というわけではないが、大学外部から優秀な人材招き教育研究などにあたらせる役職のこと。客員教授の選考準は、各大学定め選考規則よる。

一般的な選考規則では、大学常時勤務する教員以外の者で、一定期間(3か月以上とするところが多い)専攻分野について教育または研究従事し専任教授同等資格があると認められた者に客員教授の称号与えられる外国人研究者が客員教授に招かれるケースも多い。

2002年度ノーベル化学賞受賞する島津製作所田中耕一さんは、12月1日付で京都大国際融合創造センター客員教授に就任するまた、母校東北大学からも客員教授への就任要請されているところだ。

(2002.10.24更新


客員教授

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/21 05:04 UTC 版)

客員教授(きゃくいんきょうじゅ)は、大学研究所などの学術機関に一定期間、非常勤客員)の大学教員として籍を有する者、またはその職にある者の職位呼称である。同職位として特命教授、特別教授などもあるが呼称の基準は定められていない。定年退職した教授が職位する場合も少なくない。

概要

通常は、教授会などの書類審査等で客員教授などとして遇される。社会的に功績のある者、実績を残したアスリート[1]なら学歴不問の場合も少なくない。 給与を支払う義務も特にないなど個別の法令は存在しない名称上のものである。他の大学教員と同様に、学位がなくても任じることが出来る。 研究講義などを行い、常勤でないため、大学の教室運営などの業務には基本的には携わらない[2]

ただし採用基準や任期、処遇や給与に関しては、各大学、研究機関などによって異なる。

多くは単年度契約であることから、基本的には定年などの規定はなく、個別の法令などが存在しない役職である[1]。大学の授業を担当せず、年に数回程度の講演会をするだけの場合もある。

文部科学省は、専門職大学院設置基準などにおいて、「みなし専任教員」の基準を定めているが、同制度により、特命教授、特別教授などの職名が乱立することを懸念しており、職名に対して何らかの例示、基準が必要と考えている[2]

関連するもの

客員教授に関連するものとして、次のものなどがある。

大学教育に係わる一般的な職

脚注

  1. ^ a b 客員教授 とは”. Acaric. 2022年3月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年3月5日閲覧。
  2. ^ a b 実務家教員の登用促進について”. 文部科学省 (2018年5月28日). 2021年6月10日閲覧。

関連項目

外部リンク


客員教授

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 14:07 UTC 版)

東洋大学の人物一覧」の記事における「客員教授」の解説

森本敏(元東洋大学客員教授、防衛大臣、元自衛官最終階級3等空佐)・外交官安全保障研究者国際政治安全保障論軍備管理防衛問題)。拓殖大学大学院教授海外事情研究所所長、「新しい日本をつくる国民会議」(21世紀臨調運営委員) 深谷隆司(元東洋大学大学院経済学研究科客員教授、日本の政治家自由民主党衆議院議員郵政大臣(第52代)、自治大臣(第47代)・国家公安委員会委員長(第57代)、通商産業大臣(第64・65代)、自由民主党総務会長(第39代)等を歴任福嶋浩彦(元東洋大学大学院経済学研究科客員教授、日本の政治家消費者庁長官第2代)、千葉県我孫子市長(3期)、我孫子市議会議員3期)を歴任

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