吉田賢吾とは? わかりやすく解説

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吉田賢吾

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/08 20:46 UTC 版)

吉田 賢吾
北海道日本ハムファイターズ #60
基本情報
国籍 日本
出身地 神奈川県横浜市磯子区[1]
生年月日 (2001-01-18) 2001年1月18日(24歳)
身長
体重
181 cm
94 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 捕手一塁手外野手
プロ入り 2022年 ドラフト6位
初出場 2023年10月1日
年俸 850万円(2025年)[2]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

吉田 賢吾(よしだ けんご、2001年1月18日 - )は、神奈川県横浜市磯子区出身のプロ野球選手捕手)。右投右打。北海道日本ハムファイターズ所属。

経歴

プロ入り前

横浜市立杉田小学校1年生のときに少年野球チームの屏風浦クラブに入り野球を始め、2年時に捕手となる[3]横浜市立浜中学校では軟式野球部に所属[4]。「4番・捕手」を務め、3年時には全国大会に出場した[3]

横浜商科大学高等学校では、1年秋からベンチ入り[5]。2年から正捕手、3年から主将となり4番打者としてもチームを牽引[6]。甲子園出場はならなかったが、第100回全国高等学校野球選手権記念・北神奈川大会ではベスト4まで進出した[6]。高校では通算15本塁打を記録[4]

桐蔭横浜大学では神奈川大学野球リーグに1年春に初出場[5]。3年春のリーグ戦では埼玉西武ライオンズに入団した2学年上の先輩の渡部健人から4番を引き継ぎ優勝を果たし、最優秀戦選手に選ばれた[7][8]。秋季リーグでは優勝決定戦で神奈川大学に敗れたものの、春秋続けてベストナインに選ばれた[8]。 大学時代、公式戦での通算成績は打率.404、15本塁打[4][9]。MVP2回、ベストナイン4回、打点王3回、首位打者1回獲得している[4]

2022年10月20日に行われた2022年度ドラフト会議では、福岡ソフトバンクホークスから6位指名を受け[6]、11月16日に契約金4000万円、年俸800万円で合意し[10]、12月5日、BOSS E・ZO FUKUOKAで入団発表会見が行われた[11]。担当スカウトは松本輝[5]背番号64[12]

ソフトバンク時代

2023年、右肘を痛めて出遅れたが[13]二軍公式戦では32試合出場し、打率.310、2本塁打、15打点を記録し[14]、シーズン終盤の9月30日に一軍昇格[15]。10月1日に行われた対北海道日本ハムファイターズ戦において、9回に代打として起用され一軍公式戦初出場を果たす[16]。しかし、一軍出場はこの1試合のみにとどまった。シーズンオフの11月28日、現状維持となる推定年俸800万円で契約を更改した[13]

2024年は前年を上回る10試合に出場した。

日本ハム時代

2024年12月9日に行われた現役ドラフト北海道日本ハムファイターズに指名され、移籍が決まった[17]。前年の現役ドラフトでは水谷瞬が日本ハムに指名されており、2年連続で同球団に指名される形となった。さらに、捕手が現役ドラフトで移籍するのは初である。背番号は60[18]

2025年は春季キャンプを二軍で迎えたが、オープン戦から一軍に帯同。打率.417を記録し[19]、プロ初の開幕一軍入りを果たす[20]。3月29日の西武戦で8回表二死満塁の場面で代打として起用され、移籍後初出場。古巣との対戦となった4月2日のソフトバンク戦では「1番・左翼手」として先発起用されると、7回裏の打席で藤井皓哉からプロ初本塁打を放った[21]。これが日本ハムに移籍後、公式戦初安打となった。

選手としての特徴

遠投110メートルを記録し[22]、二塁への送球は平均で1.9秒を切る[8]。打者としてはコンタクト率の高い中距離打者[4]。広角に打てる長打力も兼ね備える[22][23]

人物

愛称は「ケンティー(ソフトバンク時代)」(自身の姉が推している中島健人の愛称にちなんだもの)[24]、「ヨッシー(日本ハム時代)」(中島健人を敬愛する同僚の田宮裕涼に配慮したことで生まれた愛称)[25]

親戚に岡田雅利(元埼玉西武ライオンズ)がいる[4]

赤緑色覚異常があり、日常生活に支障が出ているが野球には影響はない[26]

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
2023 ソフトバンク 1 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 .000 .000 .000 .000
2024 10 27 26 2 5 0 0 0 5 2 0 0 0 1 0 0 0 4 0 .192 .185 .192 .378
通算:2年 11 28 27 2 5 0 0 0 5 2 0 0 0 1 0 0 0 5 0 .185 .179 .185 .364
  • 2024年度シーズン終了時

記録

初記録

背番号

  • 64(2023年[12] - 2024年)
  • 60(2025年[18] - )

登場曲

[30]

脚注

出典

  1. ^ 神奈川の注目選手 桐蔭横浜大・吉田賢吾 勝利導く捕手に」『カナロコ』2022年10月18日。2023年1月9日閲覧
  2. ^ ソフトバンク - 契約更改 - プロ野球」『日刊スポーツ』。2024年11月23日閲覧
  3. ^ a b SB(ソフトバンク)が吉田(浜中出身)を6位指名」『タウンニュース』2022年11月3日。2023年1月9日閲覧
  4. ^ a b c d e f 田尻耕太郎「【ホークス新人名鑑・Q&A】6位吉田賢吾は練習の虫!「午前2時40分に起きてグラウンドに」」『Yahoo!ニュース』2022年12月26日。2023年1月9日閲覧
  5. ^ a b c 涙のアーチ ソフトバンク6位の桐蔭横浜大・吉田賢吾が大学最終打席で一発 松本スカウト「大したもの」」『スポニチアネックス』2022年11月8日。2023年1月9日閲覧
  6. ^ a b c ドラフト6位でSB(ソフトバンク)へ」『タウンニュース』2022年11月3日。2023年1月9日閲覧
  7. ^ 西武ドラ1”ベッケンさん”後継の4番・吉田賢が引っ張る桐蔭横浜大が秋春連覇【神奈川大学野球】」『中日スポーツ』2021年5月25日。2023年1月9日閲覧
  8. ^ a b c 桐蔭横浜大のプロ注目捕手「ドラフト1位になるために成績すべて超えないといけない」【神奈川大学野球リーグ】」『中日スポツ』2022年1月22日。2023年1月9日閲覧
  9. ^ テレホンカードを手に苦しんだ高校時代 ルーキー捕手を救ったのは「トイレの神様」」『西日本スポーツ』2022年12月21日。2023年1月9日閲覧
  10. ^ 【ソフトバンク】ドラ6桐蔭横浜大・吉田賢吾と仮契約「おっきな目標」3割30本100打点」『日刊スポーツ』2022年11月16日。2023年1月9日閲覧
  11. ^ 2022/12/06 (火) 選手 新入団会見レポート。1位イヒネ選手は「背番号36」」『福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト』2022年12月6日。2023年12月22日閲覧
  12. ^ a b 鷹が新入団発表会見 ドラ1イヒネは明石&牧原大背負った出世番号「36」に決定」『Full-Count』2022年12月5日。2022年12月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月9日閲覧 {{cite web ja}}: |archive-date=|archive-url=の日付が異なります。(もしかして:2022年12月13日) (説明)
  13. ^ a b Breaking news ソフトバンク吉田賢吾、1軍経験した1年目に「終わり方は良かった」現状維持で更改 来季は「まずは捕手をやりきる」」『西日本スポーツ』西日本新聞社、2023年11月28日。2023年12月22日閲覧
  14. ^ 2023年度 福岡ソフトバンクホークス 個人打撃成績(ウエスタン・リーグ)」『NPB.jp 日本野球機構』。2023年12月22日閲覧
  15. ^ 【ソフトバンク】ドラ6吉田賢吾が初1軍昇格「新人らしくフレッシュに」2軍で打率3割超え」『日刊スポーツ』日刊スポーツ新聞社、2023年9月30日。2023年12月22日閲覧
  16. ^ Breaking news ソフトバンクのドラ6ルーキー吉田賢吾 1点追う9回代打でプロ初打席も三球三振「大事な場面でいただいた中で…悔しい」」『西日本スポーツ』西日本新聞社、2023年10月1日。2023年12月22日閲覧
  17. ^ 吉田賢吾選手 移籍のお知らせ」『福岡ソフトバンクホークス』2024年12月9日。2024年12月13日閲覧
  18. ^ a b 現役ドラフトで移籍の吉田選手が入団会見 背番号は「60」に決定」『北海道日本ハムファイターズ』2024年12月13日。2025年3月28日閲覧
  19. ^ 木下大輔「【日本ハム】現役ドラフト“3期生”吉田賢吾が強烈4安打で“2期生”水谷に「負けてられない」」『日刊スポーツ』2025年3月8日。2025年4月2日閲覧
  20. ^ 【日本ハム】開幕1軍メンバー一覧 ドラ加入吉田賢吾、FA移籍福谷浩司ら」『日刊スポーツ』2025年3月27日。2025年3月28日閲覧
  21. ^ 日本ハム・吉田賢吾が移籍初安打初本塁打!古巣相手に右翼席へ貴重な一発 新庄監督もド派手ガッツポーズ」『デイリースポーツ online』2025年4月3日。2025年4月2日閲覧
  22. ^ a b 桐蔭横浜大・吉田賢吾:2022年プロ野球ドラフト名鑑」『スポーツ報知』報知新聞社。2023年1月9日閲覧
  23. ^ 涙のアーチ ソフトバンク6位の桐蔭横浜大・吉田賢吾が大学最終打席で一発 松本スカウト「大したもの」」『スポニチ Sponichi Annex』スポーツニッポン新聞社、2022年11月8日。2023年1月9日閲覧
  24. ^ 木下大輔「【日本ハム】「ケンティー」と呼んで!新加入吉田賢吾が愛称リクエスト「姉がSexy Zone好き」」『日刊スポーツ』2024年12月13日。2024年12月13日閲覧
  25. ^ 永野高輔. “【日本ハム】吉田賢吾「ケンティー」から「ヨッシー」にシフトチェンジ「出しゃばらないように」 - プロ野球 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2025年4月15日閲覧。
  26. ^ 現役ドラフトで日本ハムに移籍が決まったソフトバンク吉田賢吾 重度な色覚障害も「全然ハンデだと思ってない」」『西スポWEB OTTO!』2024年12月9日。2024年12月10日閲覧
  27. ^ a b ソフトバンクのドラ6ルーキー吉田賢吾 1点追う9回代打でプロ初打席も三球三振「大事な場面でいただいた中で…悔しい」」『西スポWEB OTTO!』2023年10月1日。2023年10月1日閲覧
  28. ^ ソフトバンク吉田賢吾が犠飛でプロ初打点 初マルチも 2番抜てきに応える」『西スポWEB OTTO!』2024年7月16日。2024年7月16日閲覧
  29. ^ 痛恨の〝恩返し〟被弾 ソフトバンク、現役ドラフトで放出の吉田賢吾にプロ初本塁打を献上」『西スポWEB OTTO!』2025年4月2日。2025年4月2日閲覧
  30. ^ チーム情報 球場使用曲一覧」『福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト』。2023年12月22日閲覧

関連項目

外部リンク




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