柴田獅子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/03 15:04 UTC 版)
| 北海道日本ハムファイターズ #31 | |
|---|---|
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2025年4月
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| 基本情報 | |
| 国籍 | |
| 出身地 | 福岡県飯塚市[1] |
| 生年月日 | 2006年4月18日(19歳) |
| 身長 体重 |
186 cm 85 kg |
| 選手情報 | |
| 投球・打席 | 右投左打 |
| ポジション | 投手 |
| プロ入り | 2024年 ドラフト1位 |
| 初出場 | 2025年7月26日 ロッテ戦 |
| 年俸 | 880万円(2025年)[2] |
| 経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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柴田 獅子(しばた れお、2006年4月18日 - )は、福岡県飯塚市出身のプロ野球選手(投手)。右投左打。北海道日本ハムファイターズ所属。
経歴
飯塚市立庄内小学校で2年生の時に野球を始め、飯塚市立庄内中学校在学時は硬式野球のクラブチームである飯塚レパーズでプレーした[1]。
福岡大学附属大濠高等学校に進学し、2年秋からエースを務めた[3]。3年夏の福岡大会はエース・4番打者として臨み決勝まで勝ち進んだが、西日本短大付に敗れ、3年間で甲子園大会出場はなかった[4]。1学年上に藤田悠太郎、2学年上に山下恭吾がいた。
2024年10月24日に行われたプロ野球ドラフト会議において、宗山塁の1位指名抽選を外した北海道日本ハムファイターズと福岡ソフトバンクホークスから1位指名され、抽選の結果、日本ハムが交渉権を獲得[5]。11月12日、契約金1億円、年俸880万円で入団に合意した(金額は推定)[2]。背番号は31[6]。担当スカウトは石本努[7]。
日本ハム時代
3月8日に対中日のオープン戦にて三番指名打者で先発出場してプロとしての実戦デビューとなったが2打数無安打に終わり、これがこの年唯一のオープン戦出場となった。
3月18日にイースタン・リーグの対西武戦にて三番指名打者で先発出場して二軍戦デビューを果たし、続いて2回目の二軍戦出場となった対オイシックス戦では七番指名打者で先発して4回表には相手先発投手の能登嵩都から二軍戦では初安打初打点となるライト前タイムリーヒットを放った。投手としては4月20日の対オイシックス戦にて先発し、1回を12球で三者三振に切って落とす鮮烈なデビューを果たした[8]。6月28日の対横浜戦においては七番指名打者で先発出場し6回裏に山崎康晃から二軍戦では初本塁打となるスリーランホームランを放った[9]。
7月20日に行われたフレッシュオールスターゲームではイースタン・リーグ選抜の先発投手を務め、2点リードで迎えた1回裏を1安打1奪三振1四球無失点の成績で終え勝利投手となった[10]。
7月21日には新庄剛志監督が後半戦開幕となる26日の対ロッテ戦に柴田を先発投手で一軍デビューさせる考えを明かし[11]、実際に先発投手として3回まで打者9人に対し39球無安打無四死球3奪三振の完全投球で役目を終え自身のデビューを飾った[12]。なお、本年は一軍戦では打席に立つ事は無かった。
選手としての特徴・人物
最速154km/hのストレート[13]にカーブ、スライダー、フォークを交える[1]。打者としても高校通算19本塁打を記録した[1]。
「獅子」という名前は、祖父が福岡西鉄ライオンズ(現埼玉西武ライオンズ)のファンだったことに由来する[14]。
高校の同級生にバスケットボール選手の渡邉伶音がおり、3年間同じクラスで仲も良かったという[15]。
詳細情報
年度別投手成績
| 年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025 | 日本ハム | 4 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | - | 49 | 12.1 | 11 | 0 | 0 | 0 | 2 | 7 | 0 | 0 | 4 | 4 | 2.92 | 0.89 |
| 通算:1年 | 4 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | - | 49 | 12.1 | 11 | 0 | 0 | 0 | 2 | 7 | 0 | 0 | 4 | 4 | 2.92 | 0.89 | |
- 2025年度シーズン終了時
年度別打撃成績
| 年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025 | 日本ハム | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | - | - | - |
| 通算:1年 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | - | - | - | |
- 2025年度シーズン終了時
記録
初記録
- 投手記録
- 初登板・初先発登板:2025年7月26日、対千葉ロッテマリーンズ13回戦(エスコンフィールドHOKKAIDO)、3回無失点で勝敗つかず[16]
- 初奪三振:同上、2回表に山本大斗から空振り三振[16]
- 初ホールド:2025年8月23日、対福岡ソフトバンクホークス21回戦(エスコンフィールドHOKKAIDO)、 6回表に2番手で救援登板、2回2/3を1失点[17]
背番号
- 31(2025年[6] - )
脚注
- ^ a b c d 木下大輔「【日本ハム】ドラ1候補に福岡大大濠・柴田獅子「スター、二刀流含め作らなきゃ」栗山英樹CBO」『日刊スポーツ』2024年10月16日。2024年10月20日閲覧。
- ^ a b 「【日本ハム】あだ名は「しばれお」ドラ1柴田獅子「お尻が自慢」契約金は「貯金ですね」/一問一答」『日刊スポーツ』2024年11月12日。2025年1月18日閲覧。
- ^ 「柴田獅子 福岡大大濠高」『週刊ベースボールONLINE』。2024年10月20日閲覧。
- ^ 佐藤究「プロ注目の福岡大大濠・柴田獅子は決勝で敗れるも涙なし「今日の課題を次につなげたい」/福岡」『日刊スポーツ』2024年7月24日。2024年10月20日閲覧。
- ^ 「新庄剛志監督クジ引き当て「シャー!」外れ1位で柴田獅子の交渉権獲得、宗山は最多5球団が競合、楽天が交渉権【ドラフト1位指名一覧】」『TBS NEWS DIG』2024年10月24日。2025年1月18日閲覧。
- ^ a b 「【日本ハム】ドラ1柴田獅子、半永久欠番ダル&大谷の「背番号11」継承に名乗り「継ぎたい」」『日刊スポーツ』2024年12月8日。2025年1月18日閲覧。
- ^ 「【日本ハム】ドラ1・柴田獅子は「大谷2世」にあらず…スカウトが期待する大器の潜在能力とは」『スポーツ報知』2024年11月14日。2025年1月18日閲覧。
- ^ 「【日本ハム】ドラ1柴田獅子が鮮烈投手デビュー「遊び心」変幻自在スライダー 2軍戦3連続K」『日刊スポーツ』2025年4月20日。2025年11月3日閲覧。
- ^ 「【日本ハム】ドラ1柴田獅子、DeNA山崎康晃から2軍戦初アーチ 投打で高い能力の逸材が1発」『日刊スポーツ』2025年6月28日。2025年11月3日閲覧。
- ^ 「【フレッシュ球宴】イースタン選抜が接戦を制する、MVPはオイシックス知念大成」『日刊スポーツ』2025年7月21日。2025年11月3日閲覧。
- ^ 「【日本ハム】新庄監督「話したいこと」の真相は柴田獅子26日デビュー「166キロくらい出る」」『日刊スポーツ』2025年7月21日。2025年11月3日閲覧。
- ^ 「【日本ハム】柴田獅子が3回完全デビューも交代指令…「本音を言うと、まだまだ投げたかった」」『日刊スポーツ』2025年7月26日。2025年11月3日閲覧。
- ^ “【フレッシュ球宴】日本ハムドラ1柴田獅子「出せるものは出せた」MAX154キロ更新1回無失点”. 日刊スポーツ (2025年7月20日). 2025年7月29日閲覧。
- ^ 「ドラフト上位指名は確実!? 柴田獅子(福岡大大濠)「投打どちらにも自信はある!」 【ドラフト候補インタビュー】|記事一覧|高校野球ドットコム」『高校野球ドットコム』2024年10月13日。2024年10月20日閲覧。
- ^ 「日本代表から高校に異例の「1日限定逆レンタル」 福岡大大濠・渡邉伶音がU18リーグ制覇に貢献」『スポーツナビ』2024年11月19日。2025年1月18日閲覧。
- ^ a b “日本ハム・高卒ドラ1柴田獅子が衝撃デビュー プロ初登板初先発で3回完全「想像通り楽しいマウンド」初回は「初心に戻って」全球直球 最速153キロ/デイリースポーツ online”. デイリースポーツ online (2025年7月27日). 2025年7月27日閲覧。
- ^ “【日本ハム】柴田獅子「デビュー戦と全然違いました」しびれる天王山で初ホールド/一問一答 - プロ野球 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2025年8月24日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 個人年度別成績 柴田獅子 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手名鑑 - 北海道日本ハムファイターズ公式サイト
- 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE
- 柴田獅子 (@reo3274) - Instagram
- 柴田獅子のページへのリンク