ふくしまだいいちげんしりょくはつでんしょ‐じこ【福島第一原子力発電所事故】
読み方:ふくしまだいいちげんしりょくはつでんしょじこ
福島第一原子力発電所で平成23年(2011)3月11日に発生した原子力事故。同日発生した東北地方太平洋沖地震により外部からの電源供給が停止。約1時間後に到達した津波により非常用予備発電装置も使用不能となり、原子炉施設を冷却する機能が失われ、炉心溶融や圧力容器の破損を伴う深刻な原子力事故となった。福島第一原発事故。
[補説] 3基の原子炉で原子炉建屋が水素爆発により損壊し、大量の放射性物質が拡散。放出量は63〜77万テラベクレルと推定され、国際原子力事象評価尺度(INES)の暫定評価は最も深刻なレベル7とされた。半径20キロメートル以内の地域は警戒区域に指定され原則として立ち入り禁止。20キロメートル圏外の地域にも、放射線量などに基づいて、計画的避難地域・緊急時避難準備区域・特定避難勧奨地点などが設定された。
福島第一原子力発電所事故
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/13 06:41 UTC 版)
英: Fukushima Daiichi nuclear disaster)は、2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震とそれに伴う津波により、東京電力の福島第一原子力発電所で発生した原子力事故。1986年4月のチェルノブイリ原子力発電所事故以来、最も深刻な原子力事故となった。国際原子力事象評価尺度(INES)において、7段階レベルのうち、当初はレベル5に分類されたが、のちに最高レベルの7(深刻な事故)に引き上げられた。なお、レベル7に分類されている事故は、チェルノブイリ原子力発電所事故と、福島第一原子力発電所事故の2つのみとなっている[1][2]。
(ふくしまだいいちげんしりょくはつでんしょじこ、- 1 福島第一原子力発電所事故とは
- 2 福島第一原子力発電所事故の概要
福島第一原子力発電所事故 (R)
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「CBRNE」の記事における「福島第一原子力発電所事故 (R)」の解説
2011年3月11日、東北地方太平洋沖地震によって引き起こされた東京電力福島第一原子力発電所における原子力事故。地震による停電で外部電源を失い非常用ディーゼル発電機が起動したが、地震の約50分後津波が発電所を襲い地下に設置されていた非常用ディーゼル発電機、電気設備、ポンプ、燃料タンク、非常用バッテリーなどが海水により損傷または流出し、全電源喪失。このため、核燃料の冷却ができなくなった1・2・3号機が炉心溶融 (メルトダウン)した。国際原子力事象評価尺度 (INES) においてレベル7(深刻な事故)に分類される。
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