シーバーン【CBRNE】
CBRNE
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/22 15:28 UTC 版)
CBRNE(シーバーン)は、化学 (Chemical)・生物 (Biological)・放射性物質 (Radiological)・核 (Nuclear)・爆発物 (Explosive) のアクロニムである[1][2]。これらによって発生した災害をCBRNE災害[3]と称する。主に民間防衛の文脈において使われる言葉で、1990年代以降のテロリズム脅威に対して発生してきた総称としての概念である[4][5]。テロのみならず、事故や災害についてもCBRNE事案として捉えられるようになっている[4]。従来まで核 (AまたはN→Nuclear)・生物 (B)・化学 (C) の頭文字をとったABCと表記され次にNBC、その次にNに換わって放射能(RadioActive)を意味するCBRで表記していたが、さらに放射線による破壊と核爆発による物を分けてCBRN(シーバーン)と呼称していたが、近年では先進国を中心にさらに爆発物(Explosive)を加えたCBRNE[6]と表記するのが一般的となっている。
- ^ 文部科学省. “テロリズムへの対策に資する重要科学技術について”. 2016年1月24日閲覧。
- ^ 東北大学 (2015年2月19日). “CBRNE災害初動対応訓練を実施しました”. 2016年1月16日閲覧。
- ^ 北海道大学. “災害医療訓練,CBRNE災害対策訓練を実施”. 2016年1月17日閲覧。
- ^ a b c d e f g CBRN 防衛 防衛省資料
- ^ 一政祐行、和田靖、須江秀司、杉浦康之 (2013年11月). “近年のWMD拡散・CBRNE脅威の動向と主要国の対応に関する考察”. 防衛研究所紀要 第16巻第1号. 2016年1月24日閲覧。
- ^ 第3特殊武器防護隊 CBRN基礎知識
- ^ EU CBRN CoE
- ^ 世界健康安全保障イニシアティブ10周年記念文書,厚生労働省資料
- ^ 新型コロナは「パンデミック」に相当、WHO事務局長が表明. ロイター. (2020年3月12日) 2020年3月22日閲覧。
- ^ a b 消防庁 (2014年3月). “化学災害又は生物災害時における消防機関が行う活動マニュアルPDFファイル”. 2016年1月17日閲覧。
- ^ 第1特殊武器防護隊
- ^ 災害防除:NBC災害対策
- ^ 赤坂消防署 赤坂化学機動中隊
- ^ 第三消防方面本部 消防救助機動部隊
- ^ 第八消防方面本部 消防救助機動部隊
- ^ NBCR特殊災害隊の活動写真
- ^ 土浦市消防本部 特別救助隊
- ^ 岡山市消防局 特別高度救助隊
- ^ テロ災害に対応するための資機材の整備(消防庁)
- ^ 機動特殊災害対応隊
- ^ 四日市市消防本部 緊急消防援助隊
- ^ NBCテロ対策
- ^ 国際テロ対策(警察庁)
- ^ NBCテロ対策会議幹事会 (2001年11月12日). “https://www.kantei.go.jp/jp/kakugikettei/2001/1122nbc.pdf”. 2016年1月17日閲覧。
- ^ 放射線災害、DMAT医師の特殊部隊編成へ- 東京消防庁と連携
- ^ NBC災害とは
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