大量破壊兵器とは? わかりやすく解説

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たいりょうはかい‐へいき〔タイリヤウハクワイ‐〕【大量破壊兵器】


大量破壊兵器(Weapons of Mass Destruction : WMD)

一般に生物、及び化学兵器を指す。

【大量破壊兵器】(たいりょうはかいへいき)

生物兵器化学兵器核兵器といった、無差別的で大きな破壊力持った兵器のこと。
英名の Weapons of Mass Destruction略して WMD とも呼ばれる
これまで生化学兵器Nuclear(Atomic)-Bio-Chemical Weapon(NBC兵器)】と呼ばれていたもの該当する

何かとマスコミ等の批判対象になりやすい兵器だが、最近では「大量破壊兵器を持とうとするとアメリカ軍攻撃される」とおびえる国も出始めている。


大量破壊兵器

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/29 05:46 UTC 版)

大量破壊兵器(たいりょうはかいへいき、英語: Weapon of mass destruction、略称WMD)または物理兵器とは、人間を大量に殺傷すること、または人工構造物(建造物や船など)に対して多大な破壊をもたらすことが可能な兵器のことを指す。典型的には特に生物兵器化学兵器核兵器放射能兵器の4種類を指すものとして用いられる(放射能兵器を核兵器に含めるとして3種類と数える場合もある)。これらはそれぞれの英語の頭文字を取り、ABC兵器NBC兵器NBCR兵器などと総称される。


注釈

出典

  1. ^ Will Mallon. “WMD: Where Did the Phrase Come from?”. History News Network. 2009年12月16日閲覧。
  2. ^ "Archbishop's Appeal," Times (London), 28 December 1937, p. 9.
  3. ^ The Yearbook of the United Nations 1947-1948,United Nations,P477 The Working Committe resolves to advise the Security Council (1) that it considers that all armaments and armed forces, except atomic weapons and weapons of mass destruction, fall within its jurisdiction and that weapons of mass destruction should be defined to include atomic explosive weapons, radio active material weapons, lethal chemical and biological weapons, and any weapons developed in the future which have characteristics comparable in destructive effect to those of the atomic bomb or other weapons mentioned above; (2) that it proposes to proceed with its work on the basis of the above definition.
  4. ^ 2014年版防衛白書 大量破壊兵器の移転・拡散
  5. ^ a b 大量破壊兵器の拡散を阻止するPSIの活動,日本外務省,2012-06-13
  6. ^ 大量破壊兵器の不拡散,日本外務省
  7. ^ トランプ政権、シリアにミサイル攻撃 ロシアは侵略行為と非難”. ニューズウィーク日本語版 (2017年4月7日). 2017年9月23日閲覧。
  8. ^ 外交・安保、シリア攻撃で明確メッセージ”. 産経ニュース (2017年4月23日). 2017年9月23日閲覧。
  9. ^ YOMIURI ONLINE: "イラク大量破壊兵器、開発計画なし…米最終報告"(2004.10.7) 2013年10月7日閲覧


「大量破壊兵器」の続きの解説一覧

大量破壊兵器

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/09 14:09 UTC 版)

アメリカ合衆国の軍事」の記事における「大量破壊兵器」の解説

アメリカ軍核兵器及び化学兵器生物兵器所持しており、特に核兵器についてはロシアに次ぐ世界第2位保有数を誇っている。

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大量破壊兵器

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 16:35 UTC 版)

マリネラ王国」の記事における「大量破壊兵器」の解説

劇中では国際的に宣言はしていないが、パタリロ8世核ミサイル発射指示用のブラックボックスを持つなど核保有国描写がされている。しかし実際配備有無については国家トップシークレットであり、パタリロ8世以外の者は全体像把握しておらず真偽のほど不明である。ただし、現国王の戴冠式時点で既にミラージュ爆撃機配備されていた事実からヒギンズ3世時期配備していた可能性もある。 一度核実験が行われたと報道されたが、その際放射能検出されておらず誤報だったとされたことからマリネラ核保有ブラフと見る国もあり、CIAスパイ仕立てた民間人送り込んだがパタリロ8世看破され国外退去処されている。ただし核開発自体容易に可能とするほどの技術力近海海底原子力発電所建造されているなど核燃料調達には問題がないと見られている。パタリロ8世自身過って濃縮ウラン飲んで下痢をした事件もあり、ウラン濃縮が行われていることは確実である。 また、パタリロ8世防衛構想通常戦力よりも核抑止重視しており、宇宙条約によって禁止されている攻撃衛星である核ミサイル衛星等の打ち上げ計画したこともある。さらにパタリロ8世は超小型原子炉発明品いくつか(プラズマX等)に搭載し中性子爆弾開発小型化にも成功している等、原子力使用抵抗感がないと見られている。ただし、弾道ミサイル発射はパタリロ8世の持つ核ミサイル発射指示用のブラックボックスタマネギ部隊により偽物にすり変えられているため、他国への行使の危険は低いとされるが、同様に持っている反陽子ミサイルブラックボックス本物であるため以外の弾道ミサイル攻撃可能性は残る。また放射能除去分野技術開発しており、ゴミ捨て場から拾った冷蔵庫放射能除去装置改造したこともある。 一方で管理ルーズさ目立ち小学校工作時間核兵器を作らせ、行使危機招きそうになった事例もある。また些細なこと核兵器使用することもあり、ダイヤモンド鉱山殺到したネズミ殲滅するため超小型中性子爆弾使用計画した例もある。

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大量破壊兵器

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/07 09:22 UTC 版)

軍事力」の記事における「大量破壊兵器」の解説

その威力から戦略的な意味で特別な軍事力として扱われる。特に核兵器破壊殺戮能力通常の軍事力凌駕する[要出典]ものの、核戦争誘発する可能性があるため、運用制限的なものになる傾向強く故に大量破壊兵器は抑止力という概念的な軍事力として考えられている。しかし近年米国戦術核兵器研究進めており、将来的には新しい大量破壊兵器が登場する可能性もある[要出典]。また、核兵器限らず生物兵器化学兵器も大量破壊兵器の範疇に入る[要出典]。特にこうした生物兵器化学兵器製造核兵器比べて容易かつ低コスト[要出典]であり、貧者の核兵器呼ばれることがある総称としてNBC兵器という言い方をすることもある。

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大量破壊兵器

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 05:19 UTC 版)

国家中山科学研究院」の記事における「大量破壊兵器」の解説

詳細は「中華民国の大量破壊兵器」を参照 中山科学研究院は蔣介石命令冷戦時代核兵器開発計画進めていた。コードネームは「新竹計画」。 1967年中山科学研究院の研究所指導の下、核兵器開発計画開始された。国際原子力機関中華民国兵器級プルトニウム製造していた証拠発見したことを受け、政府1976年9月米国圧力受けて核兵器計画解体合意した原子炉はすぐに停止されプルトニウムはほとんどが米国返還されたが、1987年12月研究所張憲副所長米国亡命し証拠となる文書入手したことで、秘密の計画発覚したその後李登輝総統正式に核開発中止命じた。現在、核兵器開発進められているという話は出ていない。

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