bystander
「bystander」の意味・「bystander」とは
「bystander」とは、特定の出来事や事故が発生した場所に居合わせるが、直接関与していない人を指す言葉である。事件や事故の当事者ではなく、それを目撃する立場の人々を表す。例えば、交通事故が起きた場合、運転手や被害者は当事者であるが、それを見ていた通行人は「bystander」に該当する。「bystander」の発音・読み方
「bystander」の発音は、IPA表記では /ˈbaɪˌstændər/ となる。IPAのカタカナ読みでは「バイスタンダー」となる。日本人が発音するカタカナ英語では「バイスタンダー」と読む。この単語は発音によって意味や品詞が変わるものではない。「bystander」の定義を英語で解説
A "bystander" is a person who is present at an event or incident but does not take part. This term refers to individuals who witness events or incidents but are not directly involved. For instance, in the case of a traffic accident, while the drivers and victims are the parties involved, the passersby who witnessed the accident would be considered "bystanders".「bystander」の類語
「bystander」の類語としては、「spectator」、「observer」、「onlooker」などがある。これらの単語も同様に、特定の出来事を見ているが直接関与していない人々を指す。「bystander」に関連する用語・表現
「bystander」に関連する用語として、「bystander effect」がある。これは心理学の用語で、人が多くいる場所で何かが起きたとき、個々の人が助けを求める行動をとる確率が下がる現象を指す。これは「bystander」が多いほど、他の「bystander」が何かをするだろうと考え、自分が行動する必要性を感じにくくなるからである。「bystander」の例文
以下に「bystander」を用いた例文を10個示す。 1.英語例文(日本語訳):He was just a bystander and had nothing to do with the crime.(彼はただの傍観者で、犯罪とは何の関係もなかった。) 2.英語例文(日本語訳):The police questioned all the bystanders at the scene.(警察は現場にいたすべての傍観者に質問した。) 3.英語例文(日本語訳):The bystanders were shocked by the sudden accident.(傍観者たちは突然の事故に驚いた。) 4.英語例文(日本語訳):The bystander captured the incident on his phone.(その傍観者は自分の電話で事件を撮影した。) 5.英語例文(日本語訳):The bystanders did nothing but watch the fight.(傍観者たちは戦いをただ見ているだけだった。) 6.英語例文(日本語訳):The bystander effect is a well-documented psychological phenomenon.(傍観者効果はよく文献に記録されている心理学的な現象である。) 7.英語例文(日本語訳):The bystanders were too shocked to react.(傍観者たちは驚きすぎて反応できなかった。) 8.英語例文(日本語訳):The police are looking for any bystanders who witnessed the incident.(警察は事件を目撃した傍観者を探している。) 9.英語例文(日本語訳):The bystanders were asked to give a statement about what they saw.(傍観者たちは、彼らが見たことについての声明を求められた。) 10.英語例文(日本語訳):The bystanders were unable to do anything to prevent the accident.(傍観者たちは事故を防ぐことができなかった。)バイスタンダー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/11 08:56 UTC 版)
バイスタンダー (bystander) とは、英語では「傍観者、居合わせた人、見物人」を指す。この項目では、日本語で救急救命関連の用語として使用する場合の「救急現場に居合わせた人(発見者、同伴者等)」のことを記述する。
概要
総務省消防庁が2010年12月に発表した『平成22年版 救急・救助の現況』によると、119通報から救急車の到着まで平均7.9分かかっている。その間に発見者など現場に居合わせたバイスタンダーによる心肺蘇生法等の応急手当の有無が救命率を大きく左右する。
例えば、2009年の救急車出動事例の中で、心原性の心肺機能停止の時点が一般市民により目撃されたもののうち一般市民による心肺蘇生が行われたものは51.3%であり、その1か月後生存率は13.8%、1か月後社会復帰率は9.1%である。一方で心肺蘇生が行われなかった場合の1か月後生存率は9.0%、1か月後社会復帰率は4.9%で、バイスタンダーCPRにより1か月後社会復帰率は1.9 倍の救命率の上昇がみられている。1か月後生存率と1か月後社会復帰率の差は脳死も含めた神経的な後遺症である。
バイスタンダーは、故意または重大な過失がなければ、処置による結果の責任を法的に問われる可能性は低いとする見解を総務省消防庁などが出している。詳細は善きサマリア人の法や一次救命処置の法律問題を参照のこと。
関連項目
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