CPRの意義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 08:23 UTC 版)
CPRとは脳への酸素供給維持である。 脳自体には酸素を蓄える能力がなく、呼吸が止まってから4-6分で低酸素による不可逆的な状態に陥る。そのため一刻も早く脳に酸素を送る必要がある。 人間の脳は2分以内に心肺蘇生が開始された場合の救命率は90%程度であるが、4分では50%、5分では25%程度となる。 詳細は「カーラーの救命曲線」を参照 したがって、救急隊到着までの数分間(5-6分)に、「現場に居合わせた人」(「バイスタンダー」「市民救助者」と呼ぶ)によるCPRが行われるかどうかが救命率に大きく関わる(救命の連鎖)。
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