CPSチェンジャー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/05 16:50 UTC 版)
一般家庭向けに通信販売された。CPシステム(Qサウンド版)と同じく基板全体がプラスチックパッケージに収められたゲーム基板部、「CPSチェンジャー」と呼ばれる各種インターフェース部、専用ACアダプターにより構成されている。ゲーム基板部は営業使用できず、家庭向け機器として仕様が変更されている。一部CPシステムII向けゲームソフトも移植された。当時ROMカートリッジをメディアとして使用するネオジオを除く家庭向けゲーム機では技術的問題により、プレイヤーの操作によるキャラクターのアニメーションパターンや画面演出などを細部にいたるまで完全に再現することは困難だったが、基本設計が業務用アーケード基板そのもののCPSチェンジャーでは当然可能だった。しかしリリースされた対応ゲームソフトの少なさと高すぎる定価での販売、および前述の問題点2つが絡み合っての悪循環が起こった上に、当時次世代機と呼ばれたPlayStationとセガサターンの登場により市場価値が著しく減少してしまい、出荷数も少ないまま早々にカプコンはこの商品の発売を中止した。宣伝も一部雑誌での小さな広告や、顧客へのダイレクトメールのみという小規模なものであった。
※この「CPSチェンジャー」の解説は、「CPシステム」の解説の一部です。
「CPSチェンジャー」を含む「CPシステム」の記事については、「CPシステム」の概要を参照ください。
- CPSチェンジャーのページへのリンク