がん‐きゅう〔‐キウ〕【眼球】
目
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/02 17:27 UTC 版)
目(眼、め)は、光を受容する感覚器である。光の情報は眼で受容され、中枢神経系の働きによって視覚が生じる。
注釈
出典
- ^ a b c d e f g h i j k 解剖学第2版、p.148、第9章 感覚器系 1.視覚器
- ^ 解剖学第2版、p.135-146、第8章 神経系 4.末端神経系
- ^ a b c d e f 佐藤・佐伯(2009)、p.245-247、第12章 感覚、2.視覚visual sensation、1)眼球の構造と働き
- ^ "The size of a human adult eye is approximately 24.2 mm (transverse)" Bekerman, et al. (2014) Variations in Eyeball Diameters of the Healthy Adults.
- ^ "Transverse (s-s) 24.156 ± 1.9 Max 26.8 Min 21.5" Bekerman, et al. (2014) Variations in Eyeball Diameters of the Healthy Adults.
- ^ "The average corneal diameter was 11.71 ± 0.42 mm." Rufer et al. (2005). White-to-White Corneal Diameter.
- ^ "males was 11.77 ± 0.37 mm, whereas in females it was 11.64 ± 0.47 mm. ... the mean values of males and females were not significantly different" Rufer et al. (2005). White-to-White Corneal Diameter.
- ^ 医学大辞典(医学書院、ISBN 4-260-13651-8)
- ^ 目の愛護デー(日本眼科医会)
- ^ a b c d e f g h 岩堀修明著、『感覚器の進化』、講談社、2011年1月20日第1刷発行、ISBN 9784062577
- ^ “Scallops’ amazing eyes use millions of tiny, square crystals to see” (英語). Science News (2017年11月30日). 2022年3月31日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t ニュートン (2012-6) p.94-99 知られざる眼のヒストリー
- ^ 佐藤・佐伯(2009)、p.249-251、第12章 感覚、2.視覚visual sensation、3)視覚の性質と調整
眼球
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 14:32 UTC 版)
透明度にもよるが、水深1,000メートル程度まではかろうじて太陽光が届くため、この領域に住む深海魚には体に対して非常に大きな眼球を持つものがいる。さらにデメエソ科・ムネエソ科・ヨコエソ科魚類など少なくとも11科の深海魚は、眼を管状に変形させた管状眼を持つ。深海に達する光は散乱と屈折のため、太陽の位置に関係なく常に真上から降り注ぎ、日没まで光量の変化も少ない。ボウエンギョ科など一部の例外を除き、ほとんどの管状眼は真上を向いており、海面方向からの光に対応している。 なお、同様に暗黒条件下の洞穴生物では、深海魚とは対照的に眼が退化した例が多い。深海魚の場合、洞穴とは異なりわずかながら光が差し込むこと、種によっては浅海への移動があること、発光生物が多いことが影響していると考えられる。 1,000メートル以深の漸深層は光がまったく届かない暗黒の世界で、この領域には落ち窪んだ小さな眼を持つ深海魚が多い。ソコオクメウオ科のように目が皮膚の中に埋もれてしまったもの、チョウチンハダカのように板状の網膜しか残っていない深海魚もいるが、光を検出する機能は依然として残されており、退化ではなく特殊化ととらえる方がより適切と考えられている。漸深層においてまばらに明滅する生物発光をとらえるためには、先細りの小さな眼球の方が適しているという報告もある。これらの眼は通常の眼よりも空間分解能に優れ、20 - 30メートル程度離れた場所の発光を捉えるのに適しているとされる。遊泳力の低い深海魚にとって、視野を比較的狭い範囲に限定することは、エネルギー効率の面で合理的である。
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眼球
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 02:19 UTC 版)
眼球は外壁(眼球壁)と内容物からなる。外壁は3層構造をなし、最外層で血管が少ないため白く見える外膜(繊維膜)は前部1/6に当たる強く湾曲した屈折を担う角膜とその外周にあり5/6を覆う強膜からなる。 中間層は眼球血管膜(俗称:ぶどう膜)と総称され、カメラの絞りに相当する膜状組織であり中央に瞳孔と呼ばれる開口部を持つ虹彩、中に筋肉を持ち水晶体を支えたりひっぱたりする毛様体、メラニン色素を多く含み光の乱反射を防ぐ脈絡膜からなる。 最内層は神経性網膜と色素上皮からなる網膜がある。網膜は、後半部に受けた光を神経の興奮状態に替えて視神経に伝える役割を持つ網膜視部と、前半部の光を感じない網膜盲部がある。この境界には鋸状縁という。また、眼球奥にも視神経に繋がるためくぼんだ箇所(視神経円板・視神経乳頭)があり、光を感じない。この場所から約4mm外側には中心窩と呼ばれる窪みがある。ここは視力が最も高く発揮される場所であり、物を凝視する際の焦点として使われる。 眼球の内容物には、直径約1cmの弾性を持つ凸レンズ状組織である水晶体、無色透明なゼリー状で眼球の形状を支える硝子体、眼圧を調整する液体の眼房水がある。角膜と虹彩のあいだを前眼房、虹彩と水晶体・硝子体のあいだを後眼房とよぶ。眼房水は毛様体の上皮で分泌供給され、強膜静脈洞(シュレム管)から排出されて静脈に還流する。 視神経は網膜神経節細胞の軸索である。視神経は視神経乳頭から視交差へ向かう。視神経は視交差以降では視索となり外側膝状体、上丘、視交叉上核などへ向かう。視神経は視神経鞘に包まれる。視神経鞘には網膜中心動脈、網膜中心静脈なども包まれる。 健常成人の平均眼球横幅は約24mmであり、±10%程度の個人差がある。疾患により眼球サイズは変化し、例えば近視/遠視では眼球の奥行き(axial)が10%ほど異なる傾向にある。また健常成人の平均黒目幅は11.7mmであり、個人差は±7% (±7 mm) 程度である。男女間で差は見られない。
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「眼球」の例文・使い方・用例・文例
- この種類のイヌは眼球突出しやすいんです。
- 【解剖】 (眼球の)水様液.
- (眼球の)水様液.
- 【解剖】 (眼球の)硝子(しようし)体液.
- (眼球内の)硝子体
- (眼球内の)水晶体
- 眼球の無意識の動き
- 眼球の小さい不随意性振戦
- 外科用ナイフを眼球の上に挿入し、動かして脳線維を切る前部前頭葉切断術の実施方法
- 眼球の長さを測定するための、超音波検査の使用
- 眼球の鞏膜の、または、眼球の鞏膜に関する
- こめかみ(眼球孔後ろの頭蓋骨側)の、または、こめかみに関する
- 眼球の点は、光に敏感であると考えられている色素性の器官か部分である
- 眼球の下部端で最も低い点である頭蓋計測の点
- 頭蓋骨の眼球を内包する骨性の空洞
- 眼球を覆い、まぶたの表面の下にある透明の膜
- 眼球を回転させるのに役立つ目の小さな筋肉のうちの1つ
- 収縮により眼球を外側に回転させる眼筋
- 収縮により眼球を下げたり、中央に動かしたりする眼筋
- 収縮により眼球を中央に動かす眼筋
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