眼球の絞り
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/15 21:18 UTC 版)
ヒトを含む多くの脊椎動物の眼球にも絞りと同様の働きをもつ虹彩が存在する。これによって網膜で受ける光の量が許容範囲内に調整され、網膜を保護するとともに視覚機能を補完している。虹彩は明るい場所では絞られて小さな孔となり、暗い場所では逆に開かれて大きな孔となる。虹彩の反応速度はカメラのように速くはない。暗所から明るい場所に移動すると眩しさからしばらく目蓋を開けられなかったり、明るい場所から暗所に移動するとしばらく周囲がよく見えなかったりするのはこのためもある。 なお暗所から明るい場所、あるいは明るい場所から暗所への順応が即時にできないのは、虹彩の反応速度はカメラのように速くはないということだけではなく、網膜の視細胞の性質によるところが大きい。 詳細は「暗順応」を参照
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