横紋筋

デジタル大辞泉

おうもん‐きん〔ワウモン‐〕【横紋筋】

読み方：おうもんきん

顕微鏡で見ると横縞のある筋肉。脊椎動物の骨格筋と心筋がこれに属し、骨格筋は随意筋。⇔平滑筋。

生物学用語辞典

横紋筋

英訳・(英)同義/類義語：striated muscle

動物の筋肉組織のうち、骨格筋、心筋。筋原繊維に明帯と暗帯が繰り返す横紋が見られる。

「生物学用語辞典」の他の用語

個体の器官や組織など：

植物半球  極核  横神経  横紋筋  横行管  機械組織  歯舌

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横紋筋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/03/06 13:24 UTC 版)

横紋筋（おうもんきん、英語: striated muscle）は脊椎動物の筋肉の一種で、外見上規則正しい横紋がみられるためにこう呼ばれる。さらに骨格筋、皮筋（表情筋など）と心筋に区別される。

この横紋は、筋繊維（線維）を構成するアクチンとミオシンが規則正しく並んでいるためにみられる。それらから構成される筋原繊維（線維）は細胞を貫いて並び、そのために細胞の区分はなく、細長く伸びて内部に筋原繊維の並んだところに複数の核がある、いわゆる合胞体となっている。

他の筋肉では細胞内にアクチンとミオシンの繊維(線維)がばらばらに入っているのに対して、横紋筋ではそれらが規則正しく交互に配置し、そのために明るい帯と暗い帯が交互に配列する様子が光学顕微鏡でも確認できる。これが筋収縮の分子レベルでの理解へ近づく入り口となった。

関連項目

• 平滑筋

Weblio日本語例文用例辞書

「横紋筋」の例文・使い方・用例・文例

• 自発的に制御されることができる横紋筋
• 横紋筋繊維にある大きなミトコンドリア
• 横紋筋線維の細胞質
• 横紋筋にある細長い収縮細胞
• 肛門を囲む横紋筋の外輪
• 横紋筋から派生する極めて悪性の新生物
• 主に幼児と子供に起こる胎児型性横紋筋肉腫のフォーム
• 主に若者とヤングアダルトに生じる横紋筋肉腫の型
• 年上の大人の手足筋肉に影響する横紋筋肉腫の形式
• 良性の横紋筋の噂
• ある種の南アメリカ産の樹木に存在する有毒のアルカロイドで、横紋筋の強力な弛緩剤
• 横紋筋という,動物の器官