なだ【▽涙】
なみだ【涙/×涕/×泪】
読み方:なみだ
1 涙腺(るいせん)から分泌される液体。眼球をうるおし、異物を洗い流す作用がある。刺激や感動で分泌が盛んになる。「—がこぼれる」「—を浮かべる」
2 涙を流すこと。泣くこと。「聞くも—、語るも—」「—をこらえる」「—をさそう話」
3 人間らしい思いやり。人情。情愛。同情心。「血も—もない」
4 《わさびを食べると涙が出るところから》鮨屋(すしや)で、おろしわさびのこと。
5 (接頭語的に)名詞に冠して、ほんの少しの意を表す。「—金」
[下接語] 有り難(がた)涙・嬉(うれ)し涙・おろおろ涙・忝(かたじけ)涙・悔し涙・忍び涙・空(そら)涙・溜(た)め涙・血の涙・共涙・泣きの涙・貰(もら)い涙
[補説]
2014年6月に実施した「あなたの言葉を辞書に載せよう。2014」キャンペーンでの「涙」への投稿から選ばれた優秀作品。
◆美しい人が、もっと美しく見える非売品の化粧品。
pinokoさん
◆男がたまに流す涙は、とてもカッコよく見える。その一粒で、時には、惚れてしまうこともある。
つまじさん
◆男にとっては負けを決定づけるもの。女にとっては勝ちを決定づけるもの。
フーバーさん
◆心という器から溢れ出てしまった感情の雫。
ユキト-jerkzさん
◆ストレスを体外に排出する手段。
しくしくおいおいさん
◆生まれた瞬間に流すもの。死んだ瞬間に流されるもの。
かな君さん
◆喜び、怒り、悲しみ、恐怖どんな感情にも少しだけ和らげることのできる万能薬。
あきよちゃんさん
◆感情を溶かし込む、特別な雫。強くなりすぎた感情が溶けて、流れだし、感情の平衡を保つ。
みぎしたさん
◆映画の評価を示すバロメーター。これさえ出れば良い映画とされる。
タクラさん
2014年1月31日放送「笑っていいとも!」の優秀作品
◆溢れる感情の結晶。
木下優樹菜さん
◆子供は自分のために大人は他人のために流す、感情のリセットボタン。
タモリさん
◆泣いた分だけ優しくなれる、幸せへの種。
草彅剛さん
なんだ【▽涙】
るい【涙】
涙
Q.涙の役目は何ですか | これらの大切な役目をしている涙がもし出なくなってしまうと,角膜が乾燥してやがて混濁し視力障害を起こしてきます。「涙もろくて困ってしまう」より「涙が出なくて困ってしまう」のほうがはるかに困ってしまうのです。 |
1.ゴミを洗い流す 2.栄養や酸素を運ぶ 3.殺菌する 4.光学的な役割を増やさせる
涙は人間の排出するもののなかで一番きれいなものです。成分は98.0%が水で,そのはか,約1.5%のナトリウム・カリウム・アルブミン・グロブリンなどのほか,0.5%のたん白質がふくまれています。涙が塩辛く感じるのはナトリウムが含まれているからです。なお,涙のPHは7.5~8の弱アルカリ性です。 | ||
Q.涙はどこから出てどこへ行くのですか | 涙は,上まぶたの内側に,それぞれ一つずつある涙腺(アーモンド大〔20×15×5mm〕,ひょうたん型)から3~6本の排出管を通って出てきます。排出管を通って出てきた涙は,眼の表面,とくに球結膜(しろ目),角膜(くろ目)をうるおしながら,まばたきの作用によって目がしらにある上下の小さい穴(涙点)から細い涙の管(涙小菅)を通り目尻の上の鼻の横にある涙のふくろ(涙のう,大豆くらいの大きさ,上下8~11mm,左右4~6mm,前後7~8mm)を通って鼻への通路(鼻涙管)へ,そして鼻の中(鼻腔)へと流れていきます。これを涙の道(涙道)といいます。そのほか,副涙腺というところからも涙は出ます。これは,主として脂肪にとんだ涙で,この涙によって涙腺から出る涙の蒸発をふせいだり,涙がまぶたの外へこぼれるのをぶせいでいます。 | |
起きているときには涙はいつも分泌されています。そして,知らず知らずのうちに鼻の万へ流れていきます(寝ているときは,涙はほとんど出ません)。涙は一分間に約0.001~0.002cc(1~2μl)が出ています。一回のまばたきで約0.002cc(2μl)の涙が鼻の方へ流れていきます。一日の涙の量はおとなで0.6~1cc,子どもで約1.35CCといわれています。一年間,涙をためたとしても,ジュース一本より少し多いくらいの220ccくらいしかたまりません。しかし,泣いたときはもっと多くなります。涙は鼻の方へ流すだけではおいつかなくなり,目からポロポロとあふれ出てしまうようになります。この一つぶの涙の量は約0.2ccといわれています。 | ||
Q.なぜうれしいとき、悲しいとき、涙がでてくるのですか | 涙腺は,三叉神経,交感神経,副交感神経の三つの支配を受けています。うれしいとき,悲しいときは副交感神経が働き,薄い水っぽい涙が出ます。悔しいときや腹が立つときは交換神経が働き,塩からく、しょっぱい涙が出ます。 | |
Q.煙が目に入るとなぜ涙がでるのですか | 煙が目に入ったとき涙を流したり,目が痛くなったりするのは,煙が目を刺激するためです。煙は,空気中に浮いている固体とガス体の集まりです。煙のつぶ(粒子)が,目にゴミが入るのと同じように目を刺激します(物理的刺激)。また,ガス体には亜硫酸ガス,硫化水素,アンモニアなどの有毒ガス体が含まれ,その刺激は物理的なものよりも激しく,目だけではなく鼻の粘膜や皮ふにも害をおよぼします(化学的刺激)。このように,角膜やまわりの組織を刺激することによって起こる流涙を反射性分泌といいます。 | |
Q.あくびやくしゃみをするとなぜ涙がでるのですか | あくびをすると顔の筋肉(顔面筋)が働いて,涙の袋(涙のう)をおさえつけます。そのため,涙のうにたまっていた涙が再び涙小菅より涙点に,そして結膜のうへと逆流していきます。つまり,涙が目からあふれてこぼれ落ちてしまうのです。何回もあくびをすると,涙のう内の涙はからっぼになってしまいます。そのために,何度もあくびをすると涙が出なくなります。くしゃみや嘔吐の場合も同じ理由で涙が出ます。 | |
Q.涙があふれるところはどこですか | 普通泣いたときなどで,涙がこぼれるのは必ず目頭からあふれてほほを伝って流れていきます(図A)。しかし,目薬を3~4滴さすと,目頭以外,特に(図B)のあたりからほほを伝って流れ落ちます。 | |
生まれた直後は,まだ脳の発達が十分でないため,精神的・情緒的な興奮がなく,そのため涙は出てきません。生後3ヵ月までの赤ちゃんは,目を守るための涙の分泌は絶えずありますが,角膜や結膜にある神経が十分発育していないために,まぶたや角膜に物が当たることによって起こる反射性の流涙もありません。 | ||
外国人は泣くと鼻にハンカチをあてて,日本人は目にハンカチをあてて泣きます。西洋人は日本人に比べて鼻涙管が大きいため,多量に涙が鼻へ流れこむため鼻にハンカチをあて,日本人は鼻涙管が細いため,涙があふれ出るので目にハンカチをあてて泣くといわれています。 | ||
Q.ねむくなると目がショボショボしたり、目をこするのはなぜですか | 眠るということは脳や体が休んでいる状態です。この眠りにつく前から,涙をつくる腺は涙の量を減らしています。そのため,眠くなると目がしらがショボショボしたりするのです。そこで,目をこすって眠気をまぎらわそうとすることになります。朝起きたときも同じ理由で目をこするのです。 |
ムソルグスキー:涙
英語表記/番号 | 出版情報 | |
---|---|---|
ムソルグスキー:涙 | Une larme | 作曲年: 1880年 |
作品解説
ムソルグスキーが41歳の時(1880年)に作曲されたと考えられている。そして、1880年代に、モスクワから出版されている。
4分の4拍子で書かれており、ラルゴによる3小節の序奏で開始する。その後、アンダンテ・コン・モートの主部が続く。この部分は3部形式で書かれている。ゆったりとした曲線を描くメロディーに左手の伴奏が添えられる書法となっている。そして、中間部に「コン・ソルディーノ」の指示があるのに対し、中間部を挟む両端の部分には「センツァ・ソルディーノ」の指示がなされている。冒頭から派生したと考えられる、ラルゴによる4小節の終結部分をもって曲を閉じる。
涙
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/28 08:57 UTC 版)
涙(なみだ、淚、涕、泪、涙液)は、目の涙腺から分泌される体液のことである。眼球の保護が主要な役割であるが、ヒト特有の現象として、感情の発現による涙を流すことがある。
- ^ “なみだの正体”. ロート製薬株式会社. 2014年11月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年11月25日閲覧。
- ^ a b “学校における水泳プールの保健衛生管理”. 財団法人日本学校保健会. p. 7. 2022年7月6日閲覧。
- ^ 目の病気 ドライアイ 日本眼科学会、2015年5月12日閲覧。
- ^ Farandos, NM; Yetisen, AK; Monteiro, MJ; Lowe, CR; Yun, SH (2014). “Contact Lens Sensors in Ocular Diagnostics”. Advanced Healthcare Materials. doi:10.1002/adhm.201400504 .
- ^ Transient Receptor Potential (TRP) Channels in the Eye
- ^ "eye, human."Encyclopædia Britannica from Encyclopædia Britannica 2006 Ultimate Reference Suite DVD 2009
- ^ 花粉症ナビ・目の症状協和発酵キリン(2018年4月29日閲覧)。
- ^ 『まだ科学が解けない疑問』ジュリア・ライ、晶文社1991年、p.60-63。
- ^ Crying: The Mystery of Tears, William H. Frey. Winston Pr, 1985.
- ^ 『涙―人はなぜ泣くのか』 ウィリアム・H・フレイII, 日本教文社, 1990年。
- ^ “女の涙はセックスアピールにはならない | Nature ダイジェスト | Nature Portfolio”. www.natureasia.com. 2021年12月21日閲覧。
- ^ “涙に男性の性的興奮なえさせる効果、イスラエル研究”. www.afpbb.com. 2021年12月21日閲覧。
- ^ 現代の例として、東日本大震災での犠牲者遺族がその悲しみを「『血の涙』を流す日々」と表現している。<慰霊碑をたどる>8年目の被災地(5完)人が集う開かれた場に『河北新報』宮城県版2018年4月11日(2018年4月29日閲覧)。
- ^ 永山則夫死刑囚の手記『無知の涙』、『不思議の国のアリス』に登場する「涙の池」など。
涙。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/13 01:35 UTC 版)
『涙。』 | ||||
---|---|---|---|---|
安野希世乃 の ミニアルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | J-POP | |||
時間 | ||||
レーベル | FlyingDog | |||
チャート最高順位 | ||||
安野希世乃 アルバム 年表 | ||||
|
『涙。』(なみだ。)は、安野希世乃のミニアルバム。2017年7月26日にFlyingDogから発売された。
概要
安野希世乃のソロデビューアルバム。初回生産限定盤(CD+DVD)と通常盤の2形態で発売[2]。
TVアニメ『マクロスΔ』の劇中で、安野が所属する音楽ユニット「ワルキューレ」の楽曲の作詞作曲、編曲などを手がけていたことで所縁のある鈴木Daichi秀行や、六ツ見純代、h-wonder、西直紀、北川勝利などが作家陣として参加している。
ボーナストラックとして『戸惑いトレイン』を収録。初回限定盤には映像特典として「ちいさなひとつぶ」のミュージック・ビデオを収録。更に特典として「『涙』を拭くため」の特製ハンカチも封入されている[3]。
収録曲
- I remember [4:25]
- 作詞:h-wonder・古屋 真、作曲・編曲:h-wonder
- さよならソレイユ [5:55]
- 作詞:六ツ見純代、作曲:松本良喜、編曲:鈴木Daichi秀行
- ちいさなひとつぶ [5:19]
- テレビアニメ『異世界食堂』エンディングテーマ
- 悲劇なんて大キライ [3:50]
- 作詞・作曲・編曲:堂島孝平
- 涙。 [5:38]
- 作詞:小池龍也、作曲・編曲:田熊知存
- ねぇ、話をしよう [4:47]
- 作詞:安野希世乃、作曲:北川勝利、編曲:北川勝利・acane_madder
- 戸惑いトレイン
- 作詞:児玉雨子、作曲・編曲:板倉孝徳
- OVA『エスカクロン』第2話挿入歌
初回限定版特典
- 「涙。」 Music Video
- 『「涙」』を拭くための特製ハンカチ
脚注
出典
- ^ “涙。(初回限定盤)” (2017年8月7日). 2017年8月7日閲覧。
- ^ “DISCOGRAPHY 安野希世乃オフィシャルサイト” (2017年7月26日). 2017年7月26日閲覧。
- ^ “DISCOGRAPHY 安野希世乃オフィシャルサイト” (2017年7月26日). 2017年7月26日閲覧。
涙
出典:『Wiktionary』 (2021/08/25 10:09 UTC 版)
発音(?)
名詞・サ変動詞
熟語
淚
涙
淚
淚
「涙」の例文・使い方・用例・文例
- 涙をいっぱいためた目
- 彼女の目から涙があふれた
- その悲しい知らせを聞いて彼女の目に涙があふれた
- 涙をこらえる
- 彼女の目は涙で曇った
- 悔恨の涙
- 涙が頬を流れるのを止めることはできなかった
- 男の子はだれにも涙を見られないように顔を両手で覆った
- 悲嘆の涙を流す
- 彼の演技は聴衆の涙を誘った
- 涙をふく
- そら涙
- その瞬間彼女の目は涙であふれはじめた
- あふれる涙
- 涙が彼女のほおを流れ落ちた
- 目に涙をいっぱい浮かべて
- 一般的に言って女のほうが男より涙もろい
- 絶望の涙
- 私は涙を抑えるのに苦労した
- 彼は彼女にキスして涙をぬぐってやった
- >> 「涙」を含む用語の索引
- 涙のページへのリンク
辞書ショートカット
カテゴリ一覧
すべての辞書の索引
「涙」の関連用語
涙のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。
(C)Shogakukan Inc. 株式会社 小学館 | |
Copyright (C) 医療法人社団 医新会 All Right Reserved. | |
Copyright 1996-2024 PianoTeachers' National Association of Japan | |
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved. | |
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License. この記事は、ウィキペディアの涙 (改訂履歴)、涙。 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。 | |
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL). Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの涙 (改訂履歴)、淚 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 | |
Copyright © KANJIDIC2 - the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group(EDRDG), used in conformance with the Group's licence. Copyright © 1991-2010 Unicode, Inc. All rights reserved. Distributed under the Terms of Use in http://www.unicode.org/copyright.html. Stroke Order Diagrams(SODs) licensed from © Kanji Cafe. | |
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います: Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France. | |
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。 | |
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved. | |
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved. | |
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved. | |
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved. WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License | |
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved. 「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編 | |
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence. |
ビジネス|業界用語|コンピュータ|電車|自動車・バイク|船|工学|建築・不動産|学問
文化|生活|ヘルスケア|趣味|スポーツ|生物|食品|人名|方言|辞書・百科事典
ご利用にあたって | 便利な機能 | お問合せ・ご要望 | 会社概要 | ウェブリオのサービス |
©2024 GRAS Group, Inc.RSS