うま【▽午】
うま【▽甘/▽味】
うま【馬】
読み方:うま
《「馬」の字音「マ」から変化したものという。平安時代以降「むま」と表記されることが多い》
1 奇蹄(きてい)目ウマ科の哺乳類。体は一般に大形で、顔が長く、たてがみがあり、長い毛の尾がある。力強く、走ることが速い。古くから家畜とされ、農耕・運送・乗用・競馬などに用いられ、肉は食用。東洋種の蒙古馬(もうこうま)・朝鮮馬、日本在来種の木曽馬・北海道和種、西洋種のアラブ(アラビア馬)・サラブレッド・ペルシュロンなどがある。こま。
3 競馬。
5 《「付け馬」の略》料理屋などで、勘定の未払いを取り立てるために客の家までついて行く者。
うま【馬】
ウマ
馬
ウマ
ウマ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/22 06:43 UTC 版)
ウマ(馬、英: Horse, 学名: Equus caballus)は、哺乳綱奇蹄目ウマ科ウマ属に分類される家畜動物。
注釈
- ^ 欧州南東部にいたターパンが家畜化したという説もある。
- ^ 前者はインド・ヨーロッパ祖語にまで遡ることの出来る古い語彙。後者は、イタリア語の イタリア語: cavallo、スペイン語の スペイン語: caballo、フランス語の フランス語: cheval などに連なる。
- ^ 英: riding horse
- ^ 英: draft horse
- ^ 英: park horse
- ^ 英: walking horse、walker
- ^ 英: trotter
- ^ 英: galloper、runner
- ^ 英: hot-blood horse
- ^ 英: cold-blood horse
- ^ 英: light horse
- ^ 英: heavy horse
- ^ モンゴル語でタヒ、学名はEquus ferus przewalskii。
- ^ 2013年3月1日 - 2014年4月30日。
- ^ 6000年前頃、野生種のモウコウマを黒海からカスピ海の地域で家畜化したものと考えられている。ウマが家畜化されたと考えられる最古の遺跡は黒海の北岸に位置するデレイフカ遺跡から出土した馬である[24]。
- ^ 脚の先から肩までの高さ。
- ^ この時代の馬の体高は四尺(≒120 cm)を基準に、何寸あるというように記される。たとえば源義経の愛馬として名が残る青海波は「七寸」で四尺七寸≒約141 cmとなる。
- ^ このサイズはスピード競争を目的として近代に品種改良が重ねられたサラブレッドの平均的な体高である160-170 cmと比べるとかなり小型であるが、小型種シェトランドポニーの平均的な体高である100 cmに比べると遥に大型である。モンゴル帝国の征服事業で使われた蒙古馬のような中央ユーラシアの遊牧民の優秀な軍馬も日本在来馬と同じ程度のサイズである。馬は一概に大きければ優秀というものではない。
- ^ 小型化が意図的な改良の結果かどうかは不明。江戸期になってウマが軍用としてよりも荷駄用として重用されるようになり、小型のほうが便利だと考えられるようになった、と考える者もいる。一方で、江戸期の文書に現れるウマへの評価は、以前と同様に、大きいものが良い、というものであり、小型化は意図的なものではなく、当時の繁殖の方法論による帰結とも考えられる。
- ^ このうち、吉宗が長崎の出島の貿易でオランダ商人ケーズルより購入した種馬についてはカンス、トロン、ミキルという名も残っている。ウマの品種については不明。当時の日本のウマの分類は産地によるものであり、品種ではないため、オランダ産馬とか唐馬とかペルシャウマと記録されているが、現代でいうアラブ馬に相当するかは不確かである。品種を意味すると思われるものには安永年間に汗血馬を輸入したという記録もある。
- ^ 下総御料牧場の記録によればサラブレッド。
- ^ 明治時代になってフランス公使よりこの件についての抗議を受け、捜索により子孫が発見された。この子孫からは昭和に至るまで活躍競走馬が出た。
- ^ これについては、ナポレオン3世の贈呈馬は26頭で、日本に到着した年を1867年(慶応3年)とする異説もあり、日本外務省も同様の立場である。『日本馬政史』の原文と考えられる『大日本馬種略』では馬の散逸は明治政府に責任があるような記述になっている。詳しくはナポレオン三世の馬参照。
- ^ 欧米では、戦史上最後の騎馬突撃成功例として、第二次世界大戦の独ソ戦におけるイタリア軍騎兵の戦例(1942年)などが挙げられることが多い。
出典
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ウマ
出典:『Wiktionary』 (2021/06/20 12:38 UTC 版)
名詞
ウマ【馬】
- ウマ目(奇蹄目)ウマ科ウマ属に属する動物のうち、ロバ、シマウマ等を除いて、多くは家畜として繁殖されている種に分類されているもの。学名Equus caballus。古くから家畜として飼われ、主に乗用や運搬、農耕などの使役に用いられるほか、食用ともされる。
翻訳
- アフリカーンス語: perd
- アムハラ語: hors 中性, eoh 中性
- 古英語: eoh, hors, hengest, mearh
- アパッチ語族: chelee
- アラビア語: حصان (ħeʂá:n) 男性, فرس (fáras) 男性&女性,خيل (χeil, 口語) 男性
- アストゥリアス語: caballu
- ベラルーシ語: конь (kon’)
- チベット語: རཏཱ (rta)
- ブルトン語: marc’h
- ボスニア語: konj 男性
- ブルガリア語: кон (bg) (kon) 男性
- カタルーニャ語: cavall
- セブアノ語: kabayo
- チェコ語: kůň (cs) 男性
- チェロキー語: ᏐᏈᎵ (soquili)
- クリー語: ᒥᐢᑕᑎᒼ (cr) (mistatim)
- ウェールズ語: ceffyl
- デンマーク語: hest 通性
- ドイツ語: Pferd 中性,Hauspferd
- ギリシア語: άλογο (álogho), ίππος (íppos)
- 英語: horse
- エスペラント: ĉevalo
- スペイン語: caballo 男性, yegua 女性
- エストニア語: hobu, hobune
- バスク語: zaldi
- ペルシア語: اسب (asb)
- フィンランド語: hevonen
- フェロー語: hestur, ross
- フランス語: cheval 男性 (複数 chevaux)
- フリウリ語: cjaval
- 西フリジア語: hynder
- アイルランド語: capall, each
- ガリシア語: cabalo
- グジャラート語: ઘોડો (gho.do) 男性
- ヘブライ語: סוס (sous) 男性
- ヒンディー語: घोड़ा (gho.dā), अश्व (ašv), तुरग (turag)
- クロアチア語: konj 男性, kobila 女性
- ハンガリー語: ló
- インターリングア: cavallo 男性
- インドネシア語: Kuda
- イド語: kavalo
- アイスランド語: hestur (hross)
- イタリア語: cavallo 男性, equus caballus
- グルジア語: ცხენი
- グリーンランド語: kavaju
- カンナダ語: (kudure)
- 朝鮮語: 말 (mal)
- クルド語:(クルマンジー方言) hesp
- クルド語:(ソーラーニ方言) esp
- コーンウォール語: Margh
- ラテン語: equus 男性, caballus 男性
- ラトヴィア語: zirgs (lv) 男性
- リンブルフ語: Taam peêrd
- リトアニア語: arklys (lt) 男性, žirgas (lt) 男性
- マケドニア語: коњ (konj)
- 満州語: morin
- モンゴル語: морь (mor’), ᠮᠣᠷᠢ (mori)
- マルタ語: żiemel
- ナワトル語: cahuayo
- 低地ドイツ語: Peerd
- オランダ語: paard 中性, arch. ros 中性
- ノルウェー語: hest 男性
- オック語: caval
- オジブウェー語: ᐯᐯᔑᑰᑲᓐᔒ (bebezhigooganzhii)
- オセット語: Бæх
- ポーランド語: koń (pl), rumak (pl) 男性; 〔牝馬〕 klacz (pl) 女性, kobyła (pl) 女性; 〔種馬〕 ogier (pl) 男性; 〔仔馬〕 źrebak (pl) 男性
- ポルトガル語: cavalo 男性, égua 女性
- ロマニカ: chaval
- ロマニカ: grast, harmasari 男性 grasni 女性
- ルーマニア語: cal
- ロシア語: лошадь (ru) (lóšad’) 女性, конь (ru) (kon’) 男性
- 沖縄語: んま, ぬうま
- サンスクリット: अश्व (sa) (áśva-) 男性
- サルデーニャ語(北部): cabaddu, caddu, acchettu 男性, ebba 女性
- サルデーニャ語(南部): cuaddu 男性, egua 女性
- スコットランド語: each
- スロヴァキア語: kôň (sk) 男性
- スロヴェニア語: konj (sl) 男性
- サーミ語: heasta
- イナリ・サーミ語: kuda
- アルバニア語: kali
- セルビア語:(キリル文字)коњ 男性, (ローマ字)konj 男性
- スウェーデン語: häst 通性
- タミル語: குதிரை (ta) (kutirai)
- テルグ語: గుర్రం (gurraM)
- タイ語: ม้า
- タガログ語: kabayo
- トルコ語: at, beygir
- トウィ語: k'a
- ウクライナ語: кінь (kin’)
- ウルドゥー語: گهوڑا (gho.dā)
- ベトナム語: mã
- ヴォラピュク: jevod
- 上ソルブ語: kóń
- 中国語: 馬, 马 (mǎ)
「ウマ」の例文・使い方・用例・文例
- 彼はウルグアイ人のボスとウマが合うようだ。
- アザミウマ類はごく小さい害虫である。
- その馬はベネズエラウマ脳脊髄炎のため隔離された。
- 小児リウマチ学
- 彼女はリウマチ医にかかった。
- トラウマを残す出来事の余波に対処する
- 乱獲のため、ここに生息するシマウマの数は減少してきている。
- 関節炎とリウマチに関するセミナー
- ジョンはタロウとウマが合わない。
- 呼吸器内科とリウマチ学
- それをシュウマイの皮で包む。
- この近くにシマウマの群れがいるらしい。
- そのシマウマは急いで仲間のいるところへ行きました。
- そのシマウマは仲間のいるところへ急いで行きました。
- リウマチを患っている。
- リウマチ熱.
- リウマチにかかった関節.
- リウマチにかかる.
- リウマチ性関節炎, 関節リウマチ.
- ロバとウマの雑種をラバという.
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