青海波とは? わかりやすく解説

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せいがいは【青海波】

読み方:せいがいは

【一】

[一](「清海波」「青海破」とも書く)雅楽唐楽盤渉(ばんしき)調で新楽の中曲。舞は二人舞で、舞姿は優美。「輪台(りんだい)」を序として引き続いて舞う。番舞(つがいまい)は「敷手」。

[二]清元永井素岳作詞2世清元梅吉作曲明治30年18975世清元延寿太夫襲名披露曲として初演初世定紋の青海波にちなんだもの。

【二】波形かたどった文様半円形同心円状重ねたもの。【一】[一]舞人衣装用いられたところから名づけられたという。

青海波の画像
横絣よこがすり)に使われた青海波の模様

青海波

作者津村節子

収載図書菊日和
出版社講談社
刊行年月2002.11

収載図書文学 2003
出版社講談社
刊行年月2003.4

収載図書菊日和
出版社講談社
刊行年月2005.10
シリーズ名講談社文庫


青海波

読み方:セイガイハ(seigaiha)

分野 俳諧

年代 江戸中期

作者 五重露月(露月)〔編〕


青海波

読み方:セイガイハ(seigaiha)

分野 音楽書(雅楽)

年代 成立年未詳

作者 作者未詳


青海波

読み方:セイガイハ(seigaiha)

分野 実録

年代 成立年未詳

作者 作者未詳


青海波

読み方:セイカイハ(seikaiha)

作者 与謝野晶子

初出 明治45年

ジャンル


青海波

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/21 02:49 UTC 版)

文様の青海波

青海波(せいがいは、せいかいは)は

  1. 雅楽の演目(本項で説明)
  2. 1 の衣装に使われる文様。半円形を三重に重ね、のように反復させたもの。
  3. 清元の曲。明治三十年初演。永井素岳作詞、二世清元梅吉作曲。

1-1. 青海波(雅楽)

唐楽の演目の一つで、管絃と舞楽がある。盤渉調(ばんしきちょう)の曲。

管絃

現行曲としては、盤渉調の曲の他、黄鐘調の渡物もある。古文書の楽譜では、その他に盤渉調からの渡物である平調の楽譜と、双調の楽譜が見られる。元は平調だったが、その原曲の楽譜は現存しない。

舞楽

左方の二人舞。番舞は「敷手」。正式には「輪台」に続けて舞う。 二人の楽人がゆったりと袖を振りながら舞う非常に優美な舞で、源氏物語紅葉賀の場面に取り上げられたことで有名。

1-2. 装束

別装束を用いる。青海波と霞の模様が刺繍された下襲に、牡丹などが織られた半臂をまとい、千鳥が刺繍されたの右肩を袒ぎ、太刀を佩き、別甲をかぶる。

2. 青海波(文様)

海面にみえる波頭を幾何学的にとらえた文様を青海波(せいがいは)という。古代から用いられた文様であるが、舞楽(ぶがく)「青海波」の装束に用いられたことからこの名がついたという。江戸時代の中期には、塗師(ぬし)青海勘七(せいかいかんしち)が特殊な刷毛を用いて巧みに描いたことによって、広く流布した。[1]

脚注

  1. ^ 並木誠士/監修『すぐわかる日本の伝統文様 名品で楽しむ文様の文化』東京美術、2006年、41頁。 

関連項目

  • 八佾 - 中国の天子のみの八列の舞。論語の八佾第三で格下の季氏が舞わせ、孔子が批判している。
  • 源氏物語 - 物語第七帖「紅葉賀」で、主人公・光源氏頭中将と共に、十月に行われる朱雀院行幸のための試楽で舞った。だが、源氏を憎む弘徽殿女御が舞を見て不吉な言葉を発し、周囲の女房から「お人が悪い事」と言われた。

青海波(せいかいは)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 00:16 UTC 版)

つくもがみ貸します」の記事における「青海波(せいかいは)」の解説

お紅が祖母から譲り受けた守り袋付喪神。お紅の過去佐太郎との関係について精通している。

※この「青海波(せいかいは)」の解説は、「つくもがみ貸します」の解説の一部です。
「青海波(せいかいは)」を含む「つくもがみ貸します」の記事については、「つくもがみ貸します」の概要を参照ください。

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