さいばら【催馬▽楽】
さいばら 【催馬楽】
催馬楽
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/16 12:44 UTC 版)
催馬楽(さいばら)とは、平安時代に隆盛した古代歌謡。元来存在した各地の民謡・風俗歌に外来楽器の伴奏を加えた形式の歌謡である[1]。管絃の楽器と笏拍子で伴奏しながら歌われた「歌いもの」の一つであり、多くの場合遊宴や祝宴、娯楽の際に歌われた[2][3][4]。語源については馬子唄や唐楽からきたとする説などもあるが定かではない。
注釈
参照
- ^ a b c 秋澤(2010)p.65
- ^ a b c 増本(1990)p.108
- ^ 吉川(1990)p.78
- ^ a b c d e f g h i 多田(2004)
- ^ a b c 声楽(日本辞典)
- ^ 賀茂真淵、賀茂百樹増訂「神楽歌考 - 前張」『賀茂真淵全集』第10巻、吉川弘文館、1930年10月、160頁。
- ^ 賀茂真淵、賀茂百樹増訂「催馬楽考 - 催馬楽」『賀茂真淵全集』第10巻、吉川弘文館、1930年10月、174頁。
- ^ a b 西村(1966)pp.90-91。原出典は『折口信夫全集 第14巻』p.185
- ^ a b c 増本(1990)p.109
- ^ 西村(1966)pp.89-90
- ^ 西村(1966)p.90。原出典は藤田『日本文学大辞典』「催馬楽」の項
- ^ 西村(1966)p.90
- ^ 豊永聡美「平安時代における天皇と音楽」(初出:『東京音楽大学研究紀要』25号(2004年)/改題所収:豊永「鎌倉期以前の天皇と音楽」『中世の天皇と音楽』(吉川弘文館、2006年) ISBN 4-642-02860-9 P31)
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