げん‐がっき〔‐ガクキ〕【弦楽器/×絃楽器】
弦楽器
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弦楽器(げんがっき、絃楽器とも)とは、弦に何らかの刺激を与えることによって得られる弦の振動を音とする楽器の総称である。弦の振動を得るために、弦とそれを張力をもって張っておく装置を備え、多くの場合は得られた音を共鳴させて音を拡大するための装置を持つ。
特許「弦楽器」により、特殊な調整や改造を行わずとも右利き用の弦楽器を左利き用に転用することができる。[注釈 1]
音の出し方
弦をはじく、または弓のつるで弦をこする、または弦を叩くことによって、弦に刺激を与えると、弦が振動して音が得られる。主たる刺激の与え方により、撥弦楽器、擦弦楽器、打弦楽器に分類することができる。
- 撥弦楽器
- 弦をはじく。はじくには、指、爪、またはそれに変わるもの(義甲、プレクトラムという)を使う。箏、三味線、ギター、エレキベース、チェンバロなどがこうして音を出す。
- 擦弦楽器
- 弦を弓のつるでこする。ヴァイオリンの仲間や、胡弓の仲間、モリンホール(馬頭琴)の仲間などがこうして音を出す。弓のつるは馬の尾の毛のような摩擦の大きいものを使い、さらに松脂などによって摩擦を大きくする。韓国の牙箏(アジェン)のように、弓ではなく木の棒で擦るものもある。
- 打弦楽器
- 弦を打つ。ピアノ、一部の打楽器や、和楽器の一部もこれに入る。弦を打つのは、ハンマー、ばちなどである。
ただし、一般的に楽器を含む物理的な物に設計時に考えられていない振動などの外乱を加えることで想定外の音を発音させる事は可能である。また、それが正規の演奏法となる場合がある。以下は一例である。
- 擦弦楽器であるヴァイオリン属の楽器には弦を撥弦楽器のように弾いて音を出すピチカートという奏法(コントラバスをポピュラー音楽で使う場合にはむしろその方が一般的である)。
- 撥弦楽器である箏には弦を叩いて音を出す打ち爪という奏法。
- 三味線の撥音には弦だけでなく皮の振動音も複合されており打楽器的な効果もある。
- ギターの胴を手で叩いて打楽器的効果を出だす。弦を弓などで擦って音を出す。
- 三味線、箏には「すり手」「すり爪」といって、爪で弦をこすって「ズー」という効果音的な音色を出す技法
- ピアノの弦を手で擦り音を出す。
- エレキギターなどの電気楽器に電磁気的な信号を送り込む。
- 単なる破壊行為による発音。
など上記分類以外の方法でも演奏可能である。
チェンバロ、ピアノ等の演奏者が直接弦に触れないものは普通弦楽器ではなく、鍵盤楽器に分類される。
弦楽器では、共鳴体によって音の高さが決まる管楽器と違い、発音体たる弦の振動数(周波数)によって音の高さが決まる。弦の振動は一般には非線形現象だが、多くの弦楽器では以下のような1次元の波動方程式によって十分に近似できる。

ヴァイオリンの緒止めとあごあて
ギターのテールピース
クラシックギターの糸巻き
ヴァイオリンの糸巻き
コントラバスの糸巻き
カヤグムの糸巻き
ギターのようにフレットが付いていたり開放弦を多く使う楽器や、コントラバスのように弦の張力が大きい楽器では、演奏中の調弦の安定性を高め微調整がやりやすいようにウォームギアを使った機械式のものを使う。
駒、柱(箏)



弦の途中で弦を押さえ(実際には下から押し上げるような形になる)、弦の振動長を限定するとともに弦同士の間隔を適正に保つ(複数弦の場合)部品を駒(ブリッジ)という。駒は、緒留めや糸巻きの手前に付けられる。特に共鳴胴や響板の上に付けられる駒は、弦の振動を共鳴胴に伝える重要な働きを持つ。糸巻き側を「上駒」、胴側を「下駒」ということがある。
エレキギターなどでは、下駒の位置を各弦ごとに弦の長さ方向にねじで微調整できる「イントネーション」機構を持つものが多い。これは、弦を押さえたときの張力の増大による弦の「延び具合」が弦の材質や太さによって微妙に異なるため、実効的な弦長が設計値と一致ぜず、高フレット位置で音程が全般的にずれることを補正するためである。イントネーション機構は、弦高(弦と指板との距離)の微調整機構も兼ね備えていることが多い。粗悪な製品では、そもそもイントネーション機構がなかったり、あっても音程のずれが調整範囲を超えていたりして、あるフレットポジション(例えば開放弦)で音高を正確に調弦しても他のフレットを押さえたときに音程が明らかに狂っている、いわゆる「フレット音痴」のことがある。
駒には、ツゲや竹な木材や、牛骨や硬質プラスティックのような、内部損失が少なく軽くて変形しにくい材質が用いられる。エレクトリックギターなどでは、弦の振動を積極的に胴に伝える必要があまりないことや、上記のような調整機構を容易に実現するために、金属製の下駒が用いられる。
ことのほか三味線では、その音楽ジャンルにより、きわめて多彩かつデリケートな駒のヴァリエーションが存在する。さらに個別のジャンル内においても、いくつもの種類の駒が使用される。特に地歌では、一人の演奏家でも、その日の天候や曲の雰囲気、皮の張り具合などによって多数の駒を使い分けることが普通に行われる。
指板・勘所
弦の振動長を自由に短くするためには、指や爪やそれに変わるもので弦を押さえるが、弦を押さえつける板を指板という。リュート属の楽器では、ネック(棹)と指板とが一体化しているものも多い。
フレット、柱(琵琶)

指板に指で弦を押さえつけると、指が弦の振動を吸収する。これは高音の撥弦で著しい。このため、指が弦の振動に直接当たらないように、指板上に駒状のものを取り付けることが行われる。これをフレットといい、ギターなどで備えている。フレットは半音刻みの間隔で打たれている。フレットのある楽器では、フレットを挟んで振動しない側の弦を指で押さえる。琵琶では
響口、f字孔
共鳴胴に穿った通気口を
魂柱
ヴァイオリン属の楽器では、表板と裏板の間に魂柱という柱が立っていて、駒から伝えられた弦の振動を裏板に伝える。
ブレーシング
ギターでは、響板の裏に複数の角材を貼り付け、薄い(約3mm)響板を補強するとともに、固有振動数を分散させて音色をまろやかにする。
サワリ
琵琶(楽琵琶を除く)、三味線、シタール、タンブーラなどでは、楽器、フレット、駒などに、弦が振動したときに一部が触れて「ビーン」という音が出るしくみがある。これを日本では「さわり」(サワリ)、インドでは「ジュワリ」(ジャワリ)という。
用語
開放弦
指で弦を押さえて音を変える楽器において、指で押さえていない状態を開放弦という。ヴァイオリン属の楽器のようにフレットのない楽器では他の(指で振動が吸収される)音と音色が違ったり、ヴィブラートがかけられないので、使用が控えられることがあるが、音としては、指で押さえて出す音よりも、音量も大きく、豊かな良い音がでるので、意図的に指定して使用することもある。バッハの無伴奏チェロ組曲の第6番は、5弦のチェロでの演奏を前提としており、これを現代の4弦のチェロで演奏しようとすると、本来あるべき5番目の弦の開放を使用できないので、苦労することになる。
逆に三味線などの和楽器は、開放弦に音階上の主要音を設定し多用することが多い。こうすることにより、演奏をしやすくしたり、共鳴を豊かにする効果がある。同様の例は、西洋楽器でもヴィオールなどにみられる。
調弦、チューニング
調弦、チューニングとは、糸巻きで弦の張力を変えるなどして、(開放弦の)音の高さを設定すること。
作曲者の指示などにより、楽器本来の調弦法と違う音に合わせることを、スコルダトゥーラという。ヴァイオリン族ではほとんどの場合どんな曲でも同じ調弦で演奏されるが、三味線や箏にはたくさんの調弦の種類がある。また途中で調弦を変える曲も非常に多い。ギターでは、ほとんどの場合標準チューニングが使われるが、変則チューニングを好む奏者も多い。また、スティールギターではスライドバーを使って弦の振動長を変えるため、和音の音程(音高ではない)が開放弦といつも同じなので、調弦の異なる複数のギターを並べて演奏することがある。
チョーキング、押し手
弦の張力を変えて音の高さを変える奏法。楽器によって、弦を横に引いたり、縦に押し込んだりする。
ピッツィカート
ピッツィカートとは、撥弦楽器でない楽器で弦をはじく奏法。 撥弦楽器であるギターでは、ブリッジ上またはその近くの弦上に手の平の小指側を置き、弦の振動を制限することにより、濁ったポツポツをいう音にする奏法のこと。
ヴィブラート
ヴィブラートとは、音を揺らす奏法。弦を押さえる指などを揺らして、弦長、張力、弓の当たり方、楽器全体の位置を変えることにより、音高、音色、音強、響き方を小刻みに変化させる。ヴィブラートは耳には音色の変化として捉えられることが多い。ヴィブラートの使用により、音に空間的な響きが与えられ、ピチカート奏法では音の持続時間を多少長くすることができる。また、音高に幅ができるため、音程が合わない不快さが軽減される。和楽器では意味のニュアンスは若干異なるが「揺り」という。
弱音器
ヴァイオリン属の楽器では、駒に弱音器を付けて、音色を和らげ、音強を弱めることがある。三味線には「忍び駒」という弱音用の駒がある。
地域ごとの弦楽器とその大まかな歴史
西洋
- ツィター属
- ハープ属
- リュート属
東洋
日本
- ツィター属
- リュート属
中国
モンゴル
朝鮮
インド亜大陸
中央アジア
中東
アフリカ
弦楽合奏
弦楽合奏(ストリングス・オーケストラ)とは、弦楽器の合奏形態あるいはその形態で演奏される楽曲のことを指す。ここでいう弦とは、ヴァイオリン属の楽器のことをさす。すなわち、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスで編成される。
弦楽器の合奏形態は他にギターオーケストラ、マンドリンオーケストラなどがある。
三曲合奏
江戸時代、当道座に属する盲人音楽家が専門とした三種の弦楽器である地歌三味線、箏、胡弓を総称して三曲と呼び、またこれらの音楽のことも指した。また三曲による合奏を三曲合奏と呼ぶ。幕末、明治以降尺八が参入し、現在は三味線、箏、尺八の編成で行なわれることが多いが、本来の胡弓入り合奏も行なわれている。
脚注
注釈
弦 (楽器)
弦楽器
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「ヴァイオリン協奏曲 (リゲティ)」の記事における「弦楽器」の解説
ヴァイオリン1(スコルダトゥーラ)※通常よりすべての弦を45セント低くチューニングする。
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弦楽器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/01 21:42 UTC 版)
ヴォルフトーンは通常、擦弦楽器においてのみ目立つもので、特にチェロ及びヴァイオリン属において顕著であり、発生した音が長い時間演奏される為、容易に耳にされる。ヴォルフはEとFシャープの音高、またはその間に存在している事が多い。 ヴォルフはヴォルフ・エリミネータと呼ばれる機材で除去する事が出来る。これは、原因となる弦の駒の下部分にフィットする、ゴム製のスリーヴを内部に持つ金属管、及び取付用のネジから構成される。この管を弦に沿った別の場所に取り付ける事で、ヴォルフの発生する周波数は影響を受け、又は除去される。それは基本的に反響を抑えるアッテネータである。 古いタイプのチェロはヴォルフ周波数に調律可能な5弦を持ち、オクターブ上または下を押弦する事でいくらかヴォルフを弱める事が出来た。膝で圧迫するトリックも使われた。 ルー・ハリソンは、セイモア・バラブの新しいチェロのヴォルフを生かした作品(チェロとハープの為の組曲の第二楽章において明白な改訂をしている)を書いていたと言われている。 ヴォルフトーン チェロのヴォルフトーン この音声や映像がうまく視聴できない場合は、Help:音声・動画の再生をご覧ください。
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弦楽器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/03 09:04 UTC 版)
Stringed instruments(略記String(s))上限は理論上無限であるが指の長さや太さ、弓の幅などで、奏者によって異なる。普通の調弦で。 ヴァイオリン - 中央C音の完全4度下のG音から4オクターヴ上のE♭音まで。 ヴィオラ - 中央C音の1オクターヴ下のC音から3オクターヴ上のE音まで。 チェロ - 中央C音の2オクターヴ下のC音から3オクターヴ上のE音まで。 コントラバス - 中央C音の3オクターヴ下のE音(またはC音)から3オクターヴ上のB♭音。5弦は更に長3度下のCから合わせるが、Hなどに指定して自由にあわせることもできる。
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弦楽器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 14:00 UTC 版)
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弦楽器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/18 14:44 UTC 版)
弦を押さえる位置を揺らすことで音程型を掛ける場合が多い。 バイオリンやビオラでビブラートを発するためには、指板を抑えている指の位置を揺らす。手首は動かさず肘から指全体を動かす、肘は動かさずに手首を動かす、指の第一関節をわずかに動かす、という三種類の様式がある。 チェロやコントラバスでは、指先と肘を支点にして手首を上下に回すようにしてビブラートをかける。弦楽器では大型の楽器ほど動きを大きくする必要がある。 フレットのあるギターやベースギター等ではチョーキングやアーミングによってビブラートを得ることが多く、音程を上げる方向でかけることが多い。
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弦楽器
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レベック(弓奏リュート。リュートもしくはヴァイオリン属) en:Rebec フィドル(またはヴィエレ。ヴァイオリン属) en:Vielle リュート ギターン(小型リュート) en:Gittern シトル(中世ギター) en:Citole プサルテリウム(ツィター属」) en:Psaltery ダルシマー (またはドルチェ・メロス。打奏ツィター) en:Hammered dulcimer リラ(竪琴) クルース(またはクロッタ。弓奏のリラ属) en:Crwth 中世ハープ Harp ハーディガーディ(またはオルガニストルム、シンフォニアとも。)
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弦楽器
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長い間カットグットはハープ、リュート、ビオラ、バイオリンなどの弦楽器、またスネアドラムなどに用いられたが、今日ではほとんどの楽器が鋼や合成高分子のものを用いている。古典的・バロック式の弦楽器奏者や暗く豊かな音を得るためにハープで現在でも用いられることがある。
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弦楽器
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管弦楽においては、ヴァイオリン属の弦五部(第1・第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)が使用される。それぞれの人数はフルの四管編成においては16・14・12・10・8が一般的と言われているが、各楽団や曲によって変化する。例えば二管編成においてはその半分が普通である。ヴァイオリン属の楽器で弦五部以外の編成が取られることは希である。 またピッツィカートをはじめ、コル・レーニョ(ベルリオーズ『幻想交響曲』第5楽章など)、スル・ポンティチェロ(ヴィヴァルディ「ヴァイオリン協奏曲集『四季』より『冬』第2楽章など」)、フラジオレットなどによって音色を変化させることも多く用いられる。弱音器を用いることも多い。これらは集団である弦楽器群に対し、一斉に同じ奏法あるいは弱音器という音色変化を求めるため、各弦楽器のソロが同じ特殊奏法をする場合に比べてオーケストラ全体の効果はとても大きい。 弦楽合奏も参照。
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弦楽器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 06:34 UTC 版)
ヴァイオリン属(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスに共通する。ただし、奏法によっては楽器によって音の出しにくいものや困難なもの、不可能なものがある) 弦楽器の場合大きさも奏者にとって負担でない。取りまわしも簡単なところから、特殊奏法も比較的多種で容易。また小さい楽器ほど有利である。歴史もある奏法が多い。 ピチカート* サブハーモニクス デッド・ピチカート* バルトーク・ピチカート 爪のピチカート スル・ポンティチェロ スル・タスト* 駒の真上で垂直に引く グリッサンド* ハーモニクス(自然&人工)* アルペッジョ* コルレーニョ・トラット(松脂付きと無し) コルレーニョ・バテュート 弓を弦に押し付ける 弓で弦を叩く 弦を手でカバーし弓で垂直に弾く 弓のグリッフで弦を立てに突つく 尾止めを弾く(場所で違いあり) 糸巻きの近くの弦を弾く 弓を素振りする 重音奏法* 弦を後ろから弾く 弦を縦にこする 弾きながら調弦を変える 弓を指の反対側で弾く 弓を楽器の背に押し付け捏ね回す 胴体を関節で叩く 弱音器(ゴム、木質、金属等があり、音色が異なる)* コル・レーニョ スコルダトゥーラ(変則調弦) 微分音 ティンパニの撥で弦を叩く 靴べらで弦をはじく(琵琶の音の模倣) 上記の奏法の組み合わせ ギター属ミュート ピチカート* スル・タスト スル・ポンティチェロ 金属の短い棒でグリッサンドする 弾いた瞬間に調律ネジでグリッサンドする 弾いた後に振動している弦にコインや爪などを当て、ビリビリと共鳴させる 駒の後ろの弦をはじく ナットの上の弦を弾く スラッピング ハーモニクス* タッピング* ボトルネック奏法 ヴァイオリンの弓でアルコ奏法 足で弾く 二人で一本のギターを弾く 一人で二本のギターを弾く 両サイドダブルネックで一人でソロをハモる 回す 歯で弾く* 鼻で弾く 背中で弾く* 燃やす* エレキギター特有の奏法フィードバック バイオリン奏法 アーミング ハープ属弾いた瞬間にペダルでグリッサンドする スポンジなどで弦を垂直に擦り雑音を出す 弦に紙を巻きつける カッターナイフ・グリッサンド 共鳴版の穴に息を強く吹き込む
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弦楽器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 06:34 UTC 版)
調弦は任意の場合が多い。 胡弓:ヴァイオリンとほぼ同じ事ができるのが多いが、音がずっと小さい。 古琴 三味線|しゃみせん/蛇味線|じゃみせん ハジキ:左手のピチカート スリ/コキ:余韻の装飾 ウチ:マルテラート ウラハジキ スクイ:弦を下からすくう ピチカート グリッサンド コカシバチ カケバチ:バチで弦を弱音したままの左手のピチカート 「さわり」のIの弦の開放弦とIIとIIIの弦がその倍音のときの共鳴音 重音:制限が多い 琴|コト:13弦、17弦、20弦などがあり調律は任意が可能 かき手、割り爪、かき爪、 合せ爪 押し合わせ スクイ爪 散らし爪 すり爪 打ち爪:爪の腹で弦を叩く 打ち掻き グリッサンド トレモロ 押し手 押し響き あと押し 押し放し ゆり:ヴィヴラート ひきいろ:装飾音の一種(下) 突きいろ:装飾音の一種(上) 消し爪 弱音:左手で余韻をミュート ピチカート:爪なしで ハーモニックス:多くは第二倍音 琵琶|びわ ピチカート グリッサンド トレモロ アルペジォ スクイ:弦を下からすくう 8の字 ハタキ・ウチバチ:腹板を一緒に打つ奏法 スリ:弦を横に擦る奏法と縦に擦る奏法がある 押し込み:ポルタメント奏法 ユリ:余韻の装飾 ハジキ:左手のピチカートと打つ撥次のポジションの駒の上で左手の指で弦を打つ・マルテラートする。
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弦楽器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 00:26 UTC 版)
ヴァイオリン・ギター・ベースなど(サイレント楽器を含む)。 ヴァイオリン ヴィオラ ヴィオリラ チェロ コントラバス クラシックギター アコースティックギターAシリーズ APXシリーズ CPXシリーズ(COMPASSシリーズも含み) FGシリーズ Lシリーズ エレクトリックギターPACIFICAシリーズ RSシリーズ AESシリーズ RGXシリーズ - かつてはジャクソンやアイバニーズ・RGに通じるストラト型コンポーネントスタイルのシリーズ(同様のシリーズでRGZシリーズも存在した)だったが、2000年ごろよりその路線をPACIFICAに吸収させ、6半音(増4度)下げ前提の"Drop 6"やRGXA2といった先鋭的なモデルに特化している。 ヤマハ・SG - 1966年に発売された初期型は1974年にモデルチェンジし30年以上生産されるが、2010年にフルモデルチェンジした。過去には高中正義、野呂一生らのシグネチャーモデルも存在した。 BJシリーズ - 寺内タケシとブルージーンズ独自モデル。 SXシリーズ SFシリーズ - 後のSFXシリーズに展開してゆくモデルになる。 MGシリーズ - MG-M・MG-KEN - MG-Mは松本孝弘シグネチャーモデル(数種ある)、MG-KENはMG-Mベースに製作された北島健二シグネチャーモデル、KK-1は北島独自のシグネチャーモデルである。 エレクトリックベースBBシリーズ LB・MB - MOTION BASSシリーズ。MBはミディアム・スケールモデル。 TRBシリーズ RBXシリーズ SBVシリーズ RBS model 200 エレクトリックギターおよびエレクトリックベースはモデルライフが短いものが多く、定番となっているモデル以外は生産終了となるものが多い。近年は発売されている種類が大幅に整理されている。
※この「弦楽器」の解説は、「ヤマハ」の解説の一部です。
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弦楽器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/07/17 04:15 UTC 版)
ヴァイオリン属の重音奏法は、17世紀に初めて試みられた特殊奏法である。この奏法は18世紀には既に多くの作曲家の総譜に現れるようになっており、この頃までには、厳密な意味では「特殊奏法」でありながらも事実上の「通常の奏法」として確立していた。 作編曲において弦楽器のために重音奏法を指示する際には、左手のポジションや指の押さえ方などにおいて困難が生じないようにすることなどに十分に注意しなければ、満足な演奏効果を得ることは出来ないであろう。十分な効果を上げるためには、弦楽器の構造についての深い理解やある程度の熟練を要する。ディヴィジなどで代替される可能性も考慮に入れ、効果的な奏法を吟味する必要があるといわれる。
※この「弦楽器」の解説は、「重音奏法」の解説の一部です。
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弦楽器
出典:『Wiktionary』 (2021/12/11 14:43 UTC 版)
名詞
弦楽器(げんがっき、「絃楽器」の「同音の漢字による書きかえ」)
- 弦(絃)を振動させることによって音を出す楽器。奏法で分類すると、弦をはじく撥弦楽器(箏、ギター、チェンバロなど)、弦を弓のつるでこする擦弦楽器(ヴァイオリン、胡弓、馬頭琴など)、弦を打つ打弦楽器(ピアノなど)に分けられる。
- 1.のうちヴァイオリン属の楽器およびコントラバス。
訳語
- イタリア語: strumento a corda
- 英語: chordophone, strings
- スペイン語: instrumento de cuerda, cuerdas
- 中国語: 弦乐器/弦樂器
- ドイツ語: Saiteninstrument, Streichinstrument
- フランス語: instrument à corde, cordes
- ポルトガル語: instrumento de cordas
関連語
「弦楽器」の例文・使い方・用例・文例
- 弦楽器部
- 三味線と琴で、どちらも弦楽器です。三味線は弦が3本で、琴は基本的に13本です。
- 様々な場所で吟遊詩人たちは弦楽器を使って弾き語りをしていた。
- トランペットで弦楽器の音が聞こえない.
- 弦楽器は今日は上手に演奏されている[いい音を出している].
- 弦楽器.
- 弦楽器を演奏する際に弓を操ること
- ピッチを支配するために弦楽器のストリングで指を押すことを伴う演奏の種類
- 弦楽器を演奏する際に使われる馬の毛をぴんと張ったカーブした木片のストローク
- 弦楽器の
- (弦楽器で)和音を演奏する
- 弓で弦楽器を演奏する
- (弦楽器)の弦をはじく
- 三角形の本体に3本弦の弦楽器
- 長いネックと円形のボディがあるギター種の弦楽器
- 弓で演奏する弦楽器
- この上なく上手に演奏された弦楽器
- 大きい弦楽器
- ハープ、リュート、リラ、およびシタールを含むグループの弦楽器
- ピアノに似ているがより繊細な音を持つ初期の弦楽器
弦楽器と同じ種類の言葉
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