たいい‐ほう〔タイヰハフ〕【対位法】
対位法
対位法
対位法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 15:33 UTC 版)
このオペラには、一聴したところでは全く異なる2種類のメロディを組み合わせる技法が2回登場し、サリヴァン特有のものとしてよく知られている。第1幕では"How beautifully blue the sky"で、2/4拍子で早口の女声合唱のさざめきが流れる一方、恋人たちがワルツでデュエットするところがあり、これはサリヴァンのトレードマークとも言える手法であるが、アーサー・ジェイコブズは、こうした楽曲のモデルはサリヴァンがキャリア形成期に大変気に入っていたエクトル・ベルリオーズの『ファウストの劫罰』かもしれないと指摘している。第2幕では、警官たちの粘り強い"When the foeman bares his steel"と女性たちの意気揚々とした"Go, ye heroes, go to glory"が組み合わされて二重の合唱になる。 『セスピス』から四部合唱"Climbing over rocky mountain"を持ってきて『ペンザンスの海賊』で再利用するにあたり、サリヴァンはそれほど手の込んだことをせず、ソプラノ用の歌唱メロディをひとつ作っただけだった。これにもかかわらず、この曲はサリヴァンらしい対位法的な終わり方をしており、合唱が二番目のメロディ("Let us gaily tread the measure")を歌う一方でオーケストラは最初のメロディ("Climbing over rocky mountain")を奏でる。
※この「対位法」の解説は、「ペンザンスの海賊」の解説の一部です。
「対位法」を含む「ペンザンスの海賊」の記事については、「ペンザンスの海賊」の概要を参照ください。
「対位法」の例文・使い方・用例・文例
- 対位法で書く
- バッハは対位法の芸術を完成させた
- そのグループは美しく対位法による無伴奏多声歌曲を歌った
- 対位法ではなく、和声音楽の
- 対位法の規則に関する、対位法の規則に特徴的な、または、対位法の規則に従って
- 対位法の作曲の基準として使われるメロディー
- ある部分のメロディーが他の部分で正確に模倣される対位法的な曲
- 対位法を専門とする作曲家
- ドイツ人のバロック様式のオルガン奏者と対位法の作曲家
- 楽曲において,対位法的に進行する声部が複数あること
- カントスフィルムスという,対位法作曲の基礎となる旋律
- 対位法のページへのリンク