矢代 秋雄
東京生まれ。父が西洋美術史家という文化的環境のもと、10歳より諸井三郎に、14歳より橋本國彦に作曲に学ぶ。東京音楽学校(現東京芸大)では、同窓の黛敏郎と共に、池内友次郎、伊福部昭に師事。その後51年よりフランス政府給費留学生としてパリ音楽院に留学し、メシアン等に学ぶ。音楽院的な「統一のとれた完璧なスタイルときめの細かい仕上げ」を身につけた後、56年に帰国。記録映画や演劇にも関わる一方、東京芸大にて教鞭をとり、野田暉行、池辺晋一郎、北爪道夫など優秀な作曲家を育てた。76年、40代半ばで急逝。前衛よりも古典的音楽を好み、1曲1曲の完成度を徹底的に高める作曲姿勢は、寡作ながらも長く愛される作品を生み出した。作品に、ピアノ・ソナタ(61)、ピアノ協奏曲(67)など。
矢代秋雄
固有名詞の分類
日本の作曲家 | 小櫻秀樹 安倍圭子 矢代秋雄 大島ミチル 若草恵 |
近現代の作曲家 | ヴャチェスラフ・ナゴヴィツィン パウル・フォン・クレーナウ 矢代秋雄 ピーター・メニン コリン・マクフィー |
近現代音楽の作曲家 | チャールズ・ウォリネン バーナード・ハーマン 矢代秋雄 フレデリック・ジェフスキー ミカエル・レヴィナス |
日本のクラシック音楽の作曲家 | 生仏 小櫻秀樹 矢代秋雄 淵脇了公 中村滋延 |
東京芸術大学の教員 | 浅井忠 橋本雅邦 矢代秋雄 川上洋司 筒井武文 |
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