ピアノとは? わかりやすく解説

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piano

別表記:ピアノ

「piano」とは

「piano」は、鍵盤楽器一つである。弦を打鍵することで音を出す構造持ち音楽演奏作曲広く用いられる。特に、クラシック音楽分野では欠かせない存在である。また、ピアノの音色は豊かで、幅広い音域を持つため、ソロ演奏からオーケストラまで、様々な場面で活躍する

「piano」の発音・読み方

「piano」の発音は、IPA表記では/piˈænoʊ/となる。IPAカタカナ読みでは「ピアノウ」と読む。日本人発音するカタカナ英語では「ピアノ」となる。この単語発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。

「piano」の定義を英語で解説

A piano is a large musical instrument with a row of black and white keys. When these keys are struck, they cause hammers to hit strings which produce sounds. The piano is widely used in Western music for solo performances, ensemble use, chamber music, and accompaniment.

「piano」の類語

「piano」の類語としては、「keyboard」や「grand piano」、「upright piano」などがある。これらはいずれ鍵盤楽器一種であるが、形状音色使用される場面などに特徴がある。

「piano」に関連する用語・表現

「piano」に関連する用語としては、「pianist」(ピアノ奏者)、「piano tuner」(ピアノ調律師)、「piano score」(ピアノスコア)などがある。これらはピアノ演奏その周辺関わる人々アイテムを指す。

「piano」の例文

1. She is practicing the piano every day.(彼女は毎日ピアノの練習をしている)
2. He is a professional piano tuner.(彼はプロピアノ調律師である)
3. The piano score is on the music stand.ピアノスコア楽譜の上にある)
4. The sound of the piano filled the concert hall.(ピアノの音がコンサートホール満たした
5. The piano is a versatile instrument.(ピアノは多機能楽器である)
6. The grand piano in the living room is her pride.(リビングルームグランドピアノは彼女の誇りである)
7. He started to learn piano at the age of five.(彼は5歳でピアノを習い始めた
8. The piano needs to be tuned.(ピアノを調律する必要がある
9. She is a piano teacher at a music school.(彼女は音楽学校のピアノの先生である)
10. The piano concerto was beautifully performed.(ピアノ協奏曲美しく演奏された)

ピアノ【piano】

読み方:ぴあの

《「ピアノフォルテ」の略。弱音(ピアノ)と強音(フォルテ)とが自在に出せるところから鍵盤(けんばん)楽器の一。鍵盤指先でたたくと、その運動ハンマー伝えられ大きな共鳴箱内に張られ金属弦を打って発音する18世紀初めイタリア人B=クリストフォリが考案以後独奏合奏広く用いられるようになった。平型(グランド)と竪型(アップライト)とがある。洋琴

音楽で、強弱標語の一。弱く、の意。記号pフォルテ


ピアノ

元来の名は、以前から存在した鍵盤楽器であるハープシコード比べて強弱自由にできることから付けられた“ピアノフォルテ”である。なお、発明され当時は“フォルテピアノ”とも呼ばれたが、現在“フォルテピアノ”という言葉は、現代のピアノと区別して1820年頃までのピアノを指すために用いられることが多い。ハープシコードが弦を引っかいて音を出すのに対して、ピアノは弦をハンマー叩いて音を出す。鍵盤ハンマーの間には複雑な仕掛けアクション)が介在する。ピアノの音は、出され瞬間から減衰始め鍵盤から指が離れてダンパーが下がり、弦の振動押さえたときに鳴り止む。また、ピアノにはペダルがあり、右側にあるダンパー・ペダルを踏むとすべての弦のダンパーいっせいに弦から離れ鍵盤から指を離しても音が持続するほか、すべての弦も共鳴起こして音の響き豊かになる左側弱音ペダルを踏むと音量落ちるが、グランドアップライトではその機能がまったく異なる。今日のピアノにつながる最初楽器作られたのは1709年で、イタリアハープシコード製作者クリストフォリによるものだった。現存最古のピアノは、彼が1720年製作したのであるいずれのピアノも、現在のピアノとは比較ならない程の内容かもっていなかったが、その後ウィーンイギリス中心にアクション機構、弦の材料共鳴板やフレームなど改良進められた。その結果音域音量ともに拡大一途をたどることとなる。ベートーベン作品が、特に音域の点でピアノの発展過程反映していることは有名である。ピアノのために作曲され最初作品とされているのは、ジュスティーニが1732年出版した「ピアノとフォルテ付きチェンバロのためのソナタ集」である。もちろん楽譜あちこちには、ピアノとフォルテ記号付けられている。ピアノの楽器として発展相まってピアノ音楽徐々にその勢力拡大していった。出版される楽譜の中でのピアノ作品(およびピアノ協奏曲)の割合高まっていき、19世紀前半には作曲家デビューする際に、作品1をピアノ・ソナタで飾ることが流行した。ピアノは音域が広い上に和声楽器旋律楽器両方要素兼備しており、独奏楽器としてはもちろん、伴奏合奏のいずれにも高い能力示している。さらに、現代ではピアノの打楽器要素強調した楽曲作曲されている。

ピアノ(強弱記号) [piano]


ピアノ

英語表記/番号出版情報
フェルドマン:ピアノPiano作曲年1977年 
高橋 悠治:ピアノ作曲年2000年 

ピアノ

作者西村玲子

収載図書西村玲子夢物語
出版社東京書籍
刊行年月1991.9


ピアノ

作者譲司

収載図書ショートショートの広場 20
出版社講談社
刊行年月2008.3
シリーズ名講談社文庫


ピアノ

作者眉村卓

収載図書怪しい人びと
出版社新潮社
刊行年月1992.3
シリーズ名新潮文庫


ピアノ

作者那須正幹

収載図書少年ブルース
出版社偕成社
刊行年月1993.1
シリーズ名偕成社文庫


ピアノ

作者谷山浩子

収載図書四十七秒の恋物語
出版社広済堂出版
刊行年月1994.5


ピアノ

作者壺井栄

収載図書壺井栄全集 5
出版社文泉堂出版
刊行年月1997.4


ピアノ

作者ヨシイドク,ヨシイミツ

収載図書ねむりばこ
出版社新風舎
刊行年月2004.7


ピアノ

作者芥川龍之介

収載図書脳を鍛え大人名作読本 1 ピアノ・檸檬
出版社くもん出版
刊行年月2004.7

収載図書明治大正小品
出版社おうふう
刊行年月2006.4


ピアノ

作者河永一

収載図書インコとの闘争
出版社文芸社
刊行年月2005.3


ピアノ

作者玄鎮健

収載図書運のいい日―玄鎮健短篇集
出版社槿蘭文化社
刊行年月2008.3


ピアノ

名前 Piano

ピアノ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/02 23:28 UTC 版)

ピアノ: piano[3][4])は、ハンマーで叩くことで発音する鍵盤楽器の一種である。鍵を押すと、鍵に連動したハンマーが対応する弦を叩き、音が出る。内部機構の面からは打楽器弦楽器の特徴も併せ持った打弦楽器に分類される。


注釈

  1. ^ 保育士試験、小学校教員採用試験などでも必要とされている。
  2. ^ 一部にはアクリル製のものもある。
  3. ^ 18世紀後半のチェンバロには、響板上に設置された鎧戸を開閉することにより、連続的な強弱変化を得られるものもある。

出典

  1. ^ Duden Das Aussprachewörterbuch (6 ed.). Dudenverlag. (2005). p. 466. ISBN 978-3-411-04066-7 
  2. ^ 三省堂『クラウン仏和辞典』1134頁。
  3. ^ "ピアノ". 精選版 日本国語大辞典. コトバンクより2024年6月2日閲覧
  4. ^ 外来語用例集」『国語シリーズ 27: 外来語の表記 資料集』文部省、1955年https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/series/27/pdf/kokugo_series_027_02.pdf#page=12 
  5. ^ 伊福部昭 2008, p. 227.
  6. ^ ピアノの成り立ち: ピアノ誕生ストーリー”. 楽器解体全書. ヤマハ. 2020年11月20日閲覧。
  7. ^ 大木裕子「欧米のピアノメーカーの歴史 : ピアノの技術革新を中心に」『京都マネジメント・レビュー』第17号、京都産業大学マネジメント研究会、2010年、1-25頁、hdl:10965/224 
  8. ^ General Abbreviations”. Oxford Music Online. Oxford University Press. 2023年12月6日閲覧。
  9. ^ Abbreviations for Instruments”. International Music Score Library Project (2022年11月21日). 2023年12月6日閲覧。
  10. ^ ABBREVIATIONS FOR INSTRUMENTS IN MARKING MUSIC LIBRARY SCORES (rev12/2011lah)”. UCLA Library Cataloging & Metadata Center. 2023年12月6日閲覧。
  11. ^ 『初等科國語 七』 十六 月光の曲。原文あり。
  12. ^ ピアノのマメ知識: ピアノの鍵盤数が88鍵から増えないわけは?”. 楽器解体全書. ヤマハ. 2020年1月1日閲覧。
  13. ^ Neue Dimension im Klavierbau - Das Klavins-Piano Modell 370 -、Klavins Pianos
  14. ^ 斎藤信哉 2007.
  15. ^ Welcome to Harmonic Piano Pedal! 2018年8月11日閲覧
  16. ^ PÉDALE HARMONIQUE 2018年8月11日閲覧
  17. ^ 世界で最もグランドピアノに近いアップライトピアノ Apolloピアノ 2018年8月11日閲覧
  18. ^ Gounod: The complete works for pedal piano & orchestra 2018年8月11日閲覧
  19. ^ Pinchi Pedalpiano System 2018年8月11日閲覧
  20. ^ DOPPIO BORGATO CONCERT GRAND PIANO WITH PEDALBOARD 2018年8月11日閲覧
  21. ^ Pollens 1995. chp. 1.
  22. ^ David R. Peterson (1994), "Acoustics of the hammered dulcimer, its history, and recent developments", The Journal of the Acoustical Society of America 95 (5), p. 3002.
  23. ^ 渡辺順生編「フォルテピアノについての証言」にて関連資料の日本語訳が読める。なお、この時の即興演奏はのちに『音楽の捧げもの』としてまとめられた
  24. ^ a b c 西原稔『ピアノの誕生』講談社〈講談社選書メチエ〉、1995年。ISBN 4062580535 
  25. ^ “Pianoforte”. Grove Music Online. Oxford University Press. (2001). doi:10.1093/gmo/9781561592630.article.21631 
  26. ^ The Viennese Piano”. 2007年10月9日閲覧。
  27. ^ 井上さつき『ピアノの近代史』中央公論新社、2020年、p.62。
  28. ^ 井上さつき『ピアノの近代詩』p.69
  29. ^ 木材塗装ライブラリー: 「ピアノ塗装」と呼ぶべからず”. ニシザキ工芸. 2020年10月16日閲覧。
  30. ^ The Opening of Steinway & Sons New Piano-Forte Manufactory”. 2020年10月14日閲覧。
  31. ^ ピアノはなぜ黒いのか?
  32. ^ なぜピアノが黒いのか?
  33. ^ 居谷滋郎「塗料の歴史」『色材協会誌』第56巻第11号、色材協会、1983年、doi:10.4011/shikizai1937.56.7292020年10月16日閲覧 
  34. ^ 世界一黒いもの 黒の物語その3”. 関東塗料工業組合. 2020年10月16日閲覧。
  35. ^ 楽器の事典ピアノ 第7章 ピアノの種類およびその構造と機能 4 ケース: ピアノの形状・サイズとそれらの性能の差異”. ハンナ. 2020年10月16日閲覧。



ピアノ

出典:『Wiktionary』 (2021/08/06 08:15 UTC 版)

語源

発音

名詞

ピアノ

  1. (楽器) 鍵盤楽器の一。ピアノフォルテ参照
  2. (音楽) 楽譜の中の強弱記号一つ記号p。「弱く」「やわらかく」を表す。

関連語

翻訳


「ピアノ」の例文・使い方・用例・文例

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