マンドリンとは? わかりやすく解説

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マンドリン【mandolin】

読み方:まんどりん

撥弦楽器の一。胴はイチジク縦に割ったような形で、2本ずつ対になった8本の弦を張り鼈甲(べっこう)などの義甲弾奏する

マンドリンの画像

エフェドリン

分子式C10H15NO
その他の名称マンドリン、l-セドリン、エフェドリン、l-エフェドリン、Mandrin、l-Sedrin、Ephedrine、l-Ephedrine、(1R,2S)-1-Phenyl-2-methylamino-1-propanol、[R,(-)]-α-[(S)-1-(Methylamino)ethyl]benzyl alcohol(-)-D-エフェドリン、D-(-)-エフェドリン、(-)-エフェドリン、(-)-Ephedrine、(-)-D-Ephedrine、D-(-)-Ephedrine、[R,(-)]-α-[(S)-1-(Methylamino)ethyl]benzenemethanol、(1R,2S)-(-)-エフェドリン、(1R,2S)-Ephedrine、(1R,2S)-エフェドリン、(1R,2S)-2-(Methylamino)-1-phenyl-1-propanol、(1R,2S)-2-Methylamino-1-phenylpropane-1-ol、(1R,2S)-(-)-Ephedrine
体系名:(1R,2S)-2-メチルアミノ-1-フェニル-1-プロパノール、(1R,2S)-1-フェニル-2-(メチルアミノ)-1-プロパノール、(1R,2S)-1-フェニル-2-(メチルアミノ)プロパン-1-オール、(αR)-α-[(1S)-1-(メチルアミノ)エチル]ベンゼンメタノール、(αR)-α-[(S)-1-(メチルアミノ)エチル]ベンゼンメタノール(R)-α-[(S)-1-(メチルアミノ)エチル]ベンゼンメタノール、[R,(-)]-α-[(S)-1-(メチルアミノ)エチル]ベンゼンメタノール、[R,(-)]-α-[(S)-1-(メチルアミノ)エチル]ベンジルアルコール、(1R,2S)-1-フェニル-2-メチルアミノ-1-プロパノール、(1R,2S)-2-(メチルアミノ)-1-フェニル-1-プロパノール、(1R,2S)-2-メチルアミノ-1-フェニルプロパン-1-オール


マンドリン[mandolin]

元は、ガット張ったイタリア民衆楽器で、18世紀中心に地方的変種数多くあった。現在の一般的なマンドリンは、17世紀中頃出たナポリ型マンドリンの系統で、19世紀中頃近代化されたものであるいちじく縦割りにした形の胴をもち、棹の表面指板金属製フレット半音間隔配されスチール弦8本を4複弦として響板上の駒をまたがせて張られている。演奏する際は、膝を組むか、右足を台に乗せるかして右大腿部高くし、その上に楽器の胴を乗せて安定させる左手親指側面人差指付け根に棹をはさみ、フレット音高定め右手持ったピックで弦を鳴らす。

マンドリン

作者矢国銘

収載図書逝き給いし母なる国
出版社文芸社
刊行年月2002.7


マンドリン(mandolin)

読み方:まんどりん

  1. のことをいふ。はマンドリンの形によく似て居るからいつたもの。
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マンドリン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/29 08:28 UTC 版)

ナポリ型マンドリン(メトロポリタン美術館蔵)
マンドリン(ローマ型マンドリン)

マンドリン: mandolin: mandoline: mandolino)は、イタリア発祥の撥弦楽器

現在、最も一般的に見られるのは17世紀中頃に登場したナポリ型マンドリンから発展したものでスチール製の8弦4コース、調弦はヴァイオリンと同じく低い方からG-D-A-E。ただしヴァイオリンと違って指板にはフレットがあり、ではなくピックを使って演奏する。

撥弦楽器であるマンドリンはギターと同じく持続音が出せない楽器である。この問題は高音においてギターより大きな問題となり、その結果、持続音を模したトレモロ奏法が使われる。その他の奏法には、アルペジオピッツィカートハーモニクスなどがある。

19世紀末にアメリカ合衆国で派生したフラットマンドリンは、ブルーグラスカントリーなどの音楽ジャンルで、フィドルバンジョーなどとともに使用されることが多い。

種類

マンドリンには、イチジクの縦割りに例えられるボールバックのナポリ型や、フラットバックのポルトガル型、バンジョーの半分のサイズのバンジョー型等がある。また、南米には10弦(ペルー)・12弦(ボリビア)などのマンドリンも存在する。

ナポリ型マンドリンは糸巻軸の金属棒が外に飛び出ているタイプのマンドリンを指し、ローマ型マンドリンはギターと同じ方式の糸巻軸をしているものを指す。

イタリア起源の、リュートから派生したものは「マンドリン」、スペイン・ポルトガル起源の、ギター(ヴィエラ)から派生したフラットタイプのものは(南米でもよく使用される)「バンドリン」と呼ばれるが、奏法は同じで、音もよく似ている。

マンドリン属の弦楽器には他にマンドラマンドロンチェロマンドローネなどがある。

部位の名称

教育用マンドリン
  • 1 糸巻
    • (1) 糸巻軸
    • (2) 弦穴
    • (3) つまみ
  • 2 さお
    • (4) ヘッド
    • (5) 軸穴
    • (6) つり穴
    • (7) ネック
  • 3 指板
    • (8) 上こま
    • (9) 上こま糸道
    • (10) フレット
    • (11) ポジションマーク
    • (12) 握部
  • 4 響板
    • (13) 音口
    • (14) 口飾
    • (15) 義甲板
    • (16) 縁飾
  • 5 胴
  • 6 こま
    • (17) まくら
    • (18) 糸道
  • 7 弦
  • 8 袖板
  • 9 緒止
  • 10 エンドピン
  • 11 振動弦全長

歴史

バロックマンドリン(ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロ画『マンドリンを持つ女』)
マンドリンを弾く女性(1952年、ドイツ)
ナポリ型マンドリン
ナポリ型マンドリン
マンドリンのナット(上こま)部分
マンドリンの音階
マンドリンの音域
マンドリンのフレット表

マンドリンの直接の起源はリュートから派生した楽器「マンドーラ」といわれている。初期のマンドリンは6コースのガット弦を持ついわゆるバロックマンドリン(マンドリーノ)で、アントニオ・ヴィヴァルディが書いたマンドリン協奏曲はこの型のためのものである。

近代マンドリンの歴史は19世紀のパクスワーレ・ヴィナッチャ英語版の楽器改良に始まる。ヴィナッチャは4コースのナポリ型マンドリンの改良に取り組み、一定の成果を収めた。これ以後ナポリ型が主流となる。19~20世紀にかけてウンベルト1世マルゲリータがマンドリンを愛好し、マンドリン演奏はイタリア中で大流行となる。カルロ・クルティ英語版カルロ・ムニエルラファエレ・カラーチェシルヴィオ・ラニエーリ英語版らが奏者・作曲家として活躍した。しかしイタリアが第二次世界大戦で敗北し、王政が廃止されるとイタリアでのマンドリン音楽は一時的に衰退した。

日本の状況

日本では、1894年四竈訥治がイギリス人から贈られたマンドリンを演奏した記録が残っている。1901年には比留間賢八が留学先のイタリアからマンドリンを持って帰国し、指導者となる。比留間の門人には萩原朔太郎藤田嗣治里見弴らがいる。また娘の比留間きぬ子もマンドリン奏者で、数多くの門弟を育てた。

日本で本格的にマンドリンが流行するきっかけとなったのは1924年ラファエレ・カラーチェの来日である。彼は摂政宮(のちの昭和天皇)のために御前演奏するなど、各地で演奏会を開いている。彼の来日に影響を受けたマンドリン奏者の中に後に作曲家として活躍する鈴木静一中野二郎服部正がいる。

1968年から2年に1回、日本マンドリン連盟主催独奏コンクールが開かれ、多くの奏者を輩出している[1][2]

楽曲

無伴奏独奏曲

伴奏付独奏曲

二重奏曲

協奏曲

オーケストラの中のマンドリン

派生楽器

脚注

出典

参考文献

  • 有賀敏文著・工藤哲郎監修『マンドリン物語 - 星々の戯れ』(早稲田出版、2003年) ISBN 978-4898272572
  • トニー・ベーコン『世界で一番美しいアメリカン・ギター大名鑑 ヴィジュアルでたどるヴィンテージ・ギターの歴史』(DU BOOKS、2013年)ISBN 978-4-92506-472-9

関連項目

外部リンク


マンドリン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 05:25 UTC 版)

たかしまあきひこ」の記事における「マンドリン」の解説

マンドリン奏者竹内郁子主宰する東京マンドリンアンサンブル作曲家編曲家指揮者としても活動していた。 マンドリン合奏為の序曲 マンドリン協奏曲 日本民謡日本古謡によるラプソディー 100人のマーチ

※この「マンドリン」の解説は、「たかしまあきひこ」の解説の一部です。
「マンドリン」を含む「たかしまあきひこ」の記事については、「たかしまあきひこ」の概要を参照ください。

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