ブルーグラスとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > > 音楽 > ミュージック > ブルーグラスの意味・解説 

ブルーグラス【bluegrass】

読み方:ぶるーぐらす

アメリカカントリー音楽。フィドル・ギター・5弦バンジョー・マンドリンなどを用いる。


ブルーグラス

馬が特に好む牧草大きくならず、土地退化させないので放牧地用草種として最適だが、日本ではまだ充分に普及していない。同じタイプヨーロッパ種もある。
ブルーグラス


ブルーグラス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/07 04:29 UTC 版)

ブルーグラス・バンド

ブルーグラス(Bluegrass music)は、アコースティック音楽のジャンル。アメリカアパラチア南部に入植したスコッチ・アイリッシュの伝承音楽をベースにして1945年ごろ、ビル・モンロー[1]のブルー・グラス・ボーイズにアール・スクラッグスが加わってから後に発展した。名称はこの地域に植生する牧草「Bluegrass」から来ている。

概要

1998年に行われたブルーグラスのコンサートの様子

演奏にはギターフラットマンドリンフィドルヴァイオリン)、5弦バンジョードブロ(リゾネーター・ギター)、ウッドベースなどの楽器が主に使われる。

時代に応じたオリジナルを中心に、スコットランドアイルランドの音楽を基にした伝承曲も多い。アップテンポの曲が多く、楽器には速弾きなどのアクロバティックなインプロヴァイズが求められ、「ハイロンサム」と呼ばれるブルース感を表現する唱法やハーモニーにも特徴がある。ビル・モンローのブルー・グラス・ボーイズは、初期ブルーグラスの有名グループだった[2]。日本では、1967年のアメリカン・ニューシネマ俺たちに明日はない[3]のテーマに使われたフラット&スクラッグスの「フォギー・マウンテン・ブレイクダウン」がよく知られている。また、ラリー・マクネリー(マクニーリー)は、”バンジョーのジミヘン”とも呼ばれた。

歴史

1939年にビル・モンローはブルー・グラス・ボーイズを結成した。[4]戦後、これにスタンレー・ブラザーズが続き、次第にブルーグラス・シーンが確立されていった。 1950年代には米国南部を中心としたカントリー市場に、1960年代はフォーク・リヴァイヴァルに認められて米国の都会やヨーロッパや日本のフォーク市場に、1970年代にはロックとの融合で野外音楽フェスティヴァルに迎えられた。80年代以降はアコースティック音楽の録音技術向上とともに、ジャズなどにも取り入れられる少数の例があらわれた。


21世紀にはプログレッシブ・ブルーグラスと呼ばれるジャンルが発展し、パンチ・ブラザーズ、ベアフットなどが活躍した。ブルーグラスの楽器技術やアンサンブルが認められ、ベラ・フレック(バンジョー)やクリス・シーリ(マンドリン)、マーク・オコナー(フィドル)やジェリー・ダグラス(ドブロ)など、数多くのアーティストを輩出している。アメリカでは、ルーツミュージックを中心にリリースしているラウンダー・レコードなどのレーベルからアルバムがリリースされている。

主なミュージシャン

日本のシーン

1983年以来、日本唯一のブルーグラス月刊専門誌「ムーンシャイナー」[5]が発行されている。 1970年代より、アマチュアミュージシャン、愛好家によりブルーグラス・フェスティバルが全国各地で開催されている。

日本のミュージシャン

関連項目

脚注

  1. ^ http://www.discogs.com/artist/450691-Bill-Monroe
  2. ^ Bluegrass Music: The Roots”. 2020年7月23日閲覧。
  3. ^ ウォーレン・ビーティー、フェイ・ダナウェイらが出演
  4. ^ Bill Monroe ebsco.com 2025年8月7日閲覧
  5. ^ MOON SHINER(日本語)
  6. ^ ブルーグラス45

外部リンク


ブルーグラス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 08:09 UTC 版)

グッピー」の記事における「ブルーグラス」の解説

日本ブリーダー荒井木島)が作出したグッピーグラス遺伝子・ヘテロモルファ遺伝子・ゼブリナス遺伝子合わせた品種グッピーの中では1・2位を争う人気品種尾筒付け根明色で始まる。

※この「ブルーグラス」の解説は、「グッピー」の解説の一部です。
「ブルーグラス」を含む「グッピー」の記事については、「グッピー」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ブルーグラス」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「ブルーグラス」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



ブルーグラスと同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ブルーグラス」の関連用語

ブルーグラスのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ブルーグラスのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
JRAJRA
Copyright 2025 Japan Racing Association.
ヤマハミュージックメディアヤマハミュージックメディア
Copyright(C) 2000-2025 YAMAHA MUSIC MEDIA CORPORATION. All Rights Reserved.
ヤマハミュージックメディア音楽用語ダス
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのブルーグラス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのグッピー (改訂履歴)、ブレイクダウン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS