民族音楽
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民族音楽(みんぞくおんがく)とは、英語のethnic musicの訳語で、「民族(=共通の言語・文化を持つ人の集団)が固有に伝承してきた音楽」の意味[1]。国語辞典には昭和50年代から載るようになった比較的新しい言葉[1]だが、この語はさまざまな用いられ方をしており、注意を要する。
注釈
- ^ 平凡社の『音と映像による世界民族音楽体系』では、アジア・アフリカ地域については伝統的な芸術音楽と民俗音楽や民俗芸能を取り上げ、ヨーロッパ地域(ヨーロッパロシアを含む)については芸術音楽は全く取り上げずに民俗音楽や民俗芸能だけを取り上げ、シベリアと北米地域については先住民の音楽だけを取り上げ、中南米地域についてはいわゆるラテン音楽のうち著しい商業化がされていないものを取り上げ、オセアニアについてはヨーロッパの影響を指摘しつつ現存する芸能を取り上げている。そして日本が含まれていない。「自国以外の各国の見えにくい音楽を示す」という、民族音楽と言う語の(4)の意味に忠実な例である。
出典
- ^ a b c 平凡社『世界大百科事典』の「民族音楽」の項。
- ^ 小学館『日本大百科全書(ニッポニカ)』の「民族音楽」の項。
- ^ a b 平凡社『世界大百科事典』の「民俗音楽」の項。
- ^ 平凡社『世界大百科事典』の「民謡」の項。
- ^ 音楽之友社『新編 音楽中辞典』およびMicrosoft『Encarta2005』の「ワールド・ミュージック」の項。
- ^ 音楽之友社『新編 音楽中辞典』の「民族音楽学」の項。
- ^ ジョン・ブラッキング『人間の音楽性』岩波書店、1978年
- ^ 木村晴美・市田泰弘「ろう文化宣言」、現代思想編集部編『ろう文化』青土社、1999年
- ^ Darrow, Alice-Ann. "The Role of Music in Deaf Culture: Implications for Music Educators." Journal of Research in Music Education, Volume41, No2, 1993.
民族音楽
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 09:16 UTC 版)
世界各地の民俗音楽(民族音楽)でも広く使われる楽器である。例えばアイルランド音楽(特にクレア県)や、イングランドのフォーク・ミュージック、モリス・ダンスの音楽、北米のポルカ、カントリー・ミュージック、アフリカーナーのボーア音楽(Boeremusiek)、ズールー人の音楽、ボリビアのフォルクローレ(特にコチャバンバ県)等ではよく見かける楽器である。
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「民族音楽」の例文・使い方・用例・文例
- その民族音楽学者はゴスペル音楽について研究した。
- ハンガリーの民族音楽
- ルーマニアの民族音楽
- 民族音楽を歌う人
- ハンガリーの民族音楽を収集したハンガリーの作曲者とピアニスト
- 東洋の民族音楽を取り入れたアルメニアの作曲家(1903年−1978年)
- 英国の作曲家で、民族音楽の調べやチューダー期の音楽に影響された(1872年−1958年)
- ハワイの民族音楽がアメリカの影響でポピュラー音楽化したもの
- エスノポップという,第三世界の民族音楽の要素を取り入れたポピュラー音楽
- フォルクローレという,南米のインディオの民族音楽
- メイポールは植物や花で飾られた後,スウェーデンの民族音楽に合わせて立てられます。
- 伝統的な衣装を着た踊り手たちは,バスクの民族音楽に合わせて踊ります。
民族音楽と同じ種類の言葉
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