スタジオ・アルバムとは? わかりやすく解説

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スタジオ・アルバム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/11 16:56 UTC 版)

スタジオ・アルバム (studio album) は、録音スタジオで制作されたアルバムのことであり、ライブ・アルバム対義語になる。オリジナル・アルバムと呼ばれることもある。

レコードとしては最も一般的な形態であり、現代のポピュラー音楽にとって中心となる著作物である。音楽業界全体で見ても、累計で1,000万枚以上の売上実績があるヒット・アルバムは、そのほとんどがスタジオ・アルバムかサウンドトラックとなっている。

アルバムに対してシングルは、ほとんどスタジオ録音が基本であり、ライブ録音された楽曲があったとしてもそれはB面に収められ、A面曲になることは稀である[注釈 1]。したがって「スタジオ・シングル」という言い方はしない。

用例

通常、特定のアーティストのディスコグラフィなどで「○枚目のスタジオ・アルバム」、「○年ぶりのスタジオ録音盤」などと表現する場合、以下の3つのいずれかを指すことが多い。

オリジナル・アルバム

この場合のスタジオ・アルバムとは、スタジオ録音された「新曲」を中心に構成されたアルバムを指し、「既発曲」の集合体であるベスト・ヒット集などのコンピレーション・アルバムに対して、「そのアルバムを発表するために新曲を書いて録音した」という意味(「新録」という表現もある)。通常はリミックスなどは含まれない。ただし、スタジオ録音の新曲に先行リリースされたシングルが数曲合わせられるような場合でも、同様にスタジオ・アルバムとみなされる。
音楽業界全体で見ても、累計で1,000万枚以上の売上実績があるヒット・アルバムは、そのほとんどがスタジオ・アルバムかコンピレーション・アルバムとなっている。

スタジオ・ライブ・アルバム

聴衆に向けての生演奏をコンサート会場で収録してアルバムにする「ライブ・アルバム」に対して、もっぱら録音作業のためだけにスタジオ等の施設に入って録音したものという意味。この場合は聴衆の有無が区別の論拠になる。ただし録音場所がスタジオ内であっても、聴衆を中に入れてコンサート形式で演奏しながら録音したものも「スタジオ・ライブ」と称される場合がある。

ミニ・アルバム

ミニ・アルバムは、必ずしもスタジオ録音または新曲を収録したものとは限らないが、収録曲数の少ないものを指す。これに対し、収録曲数の多いものを「フル・アルバム」と呼ぶことがある。

脚注

注釈

  1. ^ 例として、2003年にリリースされた佐野元春のシングル『TONIGHT (Live))』はA・B面ともライブ録音である。

出典

関連項目


スタジオ・アルバム(レッド・ライダーとの共演作も含む)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/08 04:41 UTC 版)

トム・コクラン」の記事における「スタジオ・アルバム(レッド・ライダーとの共演作も含む)」の解説

Hang On To Your Resistance-Cochrane このデビューアルバム1974年カナダのDaffodil Recordsから発売された。 タイトルには彼の名字である『Cochrane』が使われている。 1987年Capital Records再発行。"You're Driving Me Crazy"と"Charlie Was A Dancer"のシングルカットなされたDon't Fight It-Red Rider (studio album) レッド・ライダーのメンバーとしては初めてのリリース。このアルバム1979年Capital Recordsからリリースされた。バンドのデビュー・ヒットである"White Hot"の歌詞アルチュール・ランボー彼のアフリカ旅行について書いている。 "Don't Fight It"と"Avenue A"のシングルカットなされた。 "Don't Fight It"はカナダ100,000売られ、レッド・ライダーというバンド初めゴールドディスク獲得し、後にプラチナをも獲得した。 のちにKISSプロデューサーになるMichael James JacksonがこのアルバムプロデュースしたAs Far As Siam-Red Rider 1981年6月リリースされたレッド・ライダー名義セカンドアルバム収録曲であるLunatic Fringeラウル・ワレンバーグ著書からインスパイアされており、1970年代反ユダヤ主義の上昇について歌われている。 Lunatic Fringeコクラン代表曲1つとなり、北米Classic Rockラジオ局でレッド・ライダーの曲のヘビーローテーションが行われるようになった。 この曲は映画ビジョン・クエスト/青春の賭け』とテレビ番組特捜刑事マイアミヴァイス』とBounty Hunter使われた。 "As Far As Siam"はシングル"What Have You Got To Do (To Get Off Tonight)"にも収録されている。 このアルバムカナダ100,000以上を売り上げプラチナ輝いた。 このアルバムロサンゼルスサンセット・サウンド・スタジオ行われRichard Landis & Michael James JacksonプロデュースしたNeruda-Red Rider 1983年リリースされたレッド・ライダーのサードアルバム。収録曲には"Human Race", "Power" 、"Crack In The Sky" 、"Napoleon Sheds His Skin"などがある。リードトラックである "Neruda",インストゥルメンタルである"Light In The Tunnel" と"Power"は、コクランライブツアーでよく演奏する曲である。 "Neruda"はコクランとレッド・ライダーにとって3枚目のプラチナになったアルバムトロントのMetalworks StudiosでDavid Tickleとともに収録が行われた。なお、ティックルアルバム収録曲10曲中8曲のプロデュース行ったBreaking Curfew-Red Rider レッド・ライダーの4枚目のアルバム1984年リリースされ、このアルバム収録されていた"Young Thing, Wild Dreams (Rock Me)"がヒットした。 The title track "Breaking Curfew" was also released as a single. "Breaking Curfew"はコクランとレッド・ライダーにとって4番目のゴールドディスクとなった。 このアルバムプロデュースコクラン自身David Tickleが行い、トロントのMetalworksスタジオイングランドStartling Studiosで収録された。 Tom Cochrane & Red Rider-Tom Cochrane & Red Rider 1986年リリースされた初のセルフ・タイトル・アルバムは、コクランとレッド・ライダーの5目のアルバムで、カナダ100,000以上売り上げプラチナ獲得したシングルカットされた曲には "Boy Inside The Man", The Untouchable One", "Ocean Blues"、"One More Time"がある。 このアルバムコクランComposer of the YearGroup of the Year2部門でジュノー賞獲得したコクランPatrick MoranウェールズRockfield StudiosキッチナーにあるCedartree Studiosでこのアルバムの制作行ったVictory Day-Tom Cochrane & Red Rider 1988年リリース。このアルバムコクランにとって6目のアルバムであり、レッド・ライダーとの共演作としては最後ものになる。このアルバムから"Big League" (#4 RPM Canadian Charts), "Good Times" (#2 RPM Canadian Charts)、そしてタイトルチューンである"Victory Day"という3枚ヒット出たBig League自動車事故夭折したホッケー選手について歌っている。このアルバムプロデュースはドン・ゲーマンがカリフォルニア州のw:Woodland Hillsバーバンクハリウッド, カナダのバンクーバートロント行ったVictory Dayカナダ200,000以上売り上げ、レッド・ライダーとの共演作としては初めてのダブルプラチナに輝いた。このアルバムコクランとレッド・ライダーはジュノー賞3部門にノミネートされた。

※この「スタジオ・アルバム(レッド・ライダーとの共演作も含む)」の解説は、「トム・コクラン」の解説の一部です。
「スタジオ・アルバム(レッド・ライダーとの共演作も含む)」を含む「トム・コクラン」の記事については、「トム・コクラン」の概要を参照ください。

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