おん‐しょく【音色】
ね‐いろ【音色】
音色
音色とは、音の聞こえ方の総称である。音楽用語としては基本的に「おんしょく」と読む。
音色は周波数とその振幅によって決まる。楽器や人の声など、すべての音の発生源は、周波数の最も低い数値である「基音」とその周波数の倍数である「倍音」から成り立っている。例えば、ピアノとバイオリンの音色は人間の耳には全く違う聞こえ方をするものだが、波形にしてみると実はよく似ている形となっている。
DTMの分野では、多くの場合、電子音の音色をイメージし、実際の音として作成する必要がある場合も多い。その音を作成する作業はマニピュレーションなどと呼ばれる。
技術・規格: | アクティブスピーカー エフェクト エイリアシングノイズ 音色 音声入力ソフト 音源 音声出力 |
音色
何種類かの音がある場合、それぞれの音の大きさ、高さが同じであっても、発音体が異なれば聞いた感じが違うという、音の聴覚にかかわる性質のひとつ。世の中に存在する実際の音は、純粋にひとつの周波数しかもたない正弦波であることはまれで、周波数の違う音が加わっていることが多い。これが聞いた感じの違いを生じている原因のひとつであり、音色は音響スペクトル、波形、音圧、それらの時間的変化などに関係がある。
参照 音響スペクトル、周波数音色
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/28 09:02 UTC 版)
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音色(おんしょく、ねいろ、英: timbre)とは、音の質を表現するために用いられる用語である。音の大きさや音の高さが同じであっても音色の異なる音は異なる聞こえ方をする。専門的な場面では「おんしょく」と読まれる。一般語としては「ねいろ」の読みも見られる。 音色は、音の大きさ(ラウドネス)、音の高さ(ピッチ)と合わせて、音の知覚的属性である「音の3属性」を構成する[1]。
概説
JISでは「聴覚に関する音の属性の一つで、物理的に異なる二つの音が、たとえ同じ音の大きさ及び高さであっても異なった感じに聞こえるとき、その相違に対応する属性」[2]と定義されている。
一般に、音は、たとえ1つの音であってもさまざまな周波数の音を含んでおり、それらが合成された振動となっている。このような音の波形を分解(フーリエ変換)すると、音を構成している周波数成分に分けることができる(このようにして分けたものを、音のスペクトルという)。各周波数成分のうち、最も周波数の低いものを基音、それ以外を上音という。このうち、通常は基音の周波数がその音の「高さ」として聞こえ(例外については後述)、上音にどのような周波数の音がどのくらいの強さで含まれているか、が音色の違いとして聞こえる。
上音の周波数が基音の周波数の倍数であればそれを倍音と呼ぶ。音楽に多く使われる人声や弦楽器、管楽器の音は主に基音と倍音から成り立っている(このような音を楽音と呼ぶ)ので、そのような場合には、倍音のそれぞれの強度の比が音色を決定するということができる。
逆に、意図的に人声や弦楽器、管楽器の音に倍音以外の上音を混ぜ込むことによって、独特の音色を出すこともある。日本人にとって身近な例としては、三味線のサワリといわれる仕組みを挙げることができる。
実際の音にあっては、同じ音の高さ、同じ音の大きさ、同じ(音響学的な意味での)音色が持続するということはあまりない。打ったりはじいたりして音を出した場合(楽器であってもそうでなくても)、音の出た瞬間が強くてそのあとは減衰する。実際にはそれだけでなく、音の高さや音色も特に音の出た直後に急激に変化することがわかっている。擦弦楽器や管楽器のように音を持続させるように作られた楽器であっても、音の出た瞬間には音が安定しないし、そもそも音が急速に大きくなるという変化がある。
ヒトの聴覚は実際にはこういった変化も、音色の一部として聞き取っている。このような変化、特に音の強さの変化をエンベロープと呼び、電子楽器で音色を作るときの、重要な要素となっている。
また、ビブラートや、トレモロ、装飾音などは、このことを実際の演奏に古くから応用させたものと言うことができるだろう。
声楽にあっては、歌詞による発音の違いも音色の違いに当たる。したがって、歌詞による音色の変化を作曲者が利用しようとした場合、歌詞を翻訳すると、その意図を十分に実現できないことが起こりうる。
なお、基音は、どのような場合にも音の支配的な周波数(高さとしてとらえられる周波数)であるというわけではない。支配的な周波数は最も強く聞こえる周波数であり、それが基音の倍音である場合も多い(フルートのD5以上の音など)。
脚注
- ^ 日本音響学会 編「音の3属性」『新版 音響用語辞典』コロナ社、2003年、40頁。ISBN 4-339-00755-2。
- ^ JIS Z 8106:2000 音響用語
外部リンク
音色
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 09:04 UTC 版)
「太鼓の達人のバトル・ミニゲーム一覧」の記事における「音色」の解説
文字通り音色を変更するモード。ACでは「11」初出で、「かんたん」(1曲目は「あそびかた」の場合あり)の位置で左ふちを叩くことで変更でき、何度かやると通常の太鼓音に戻る。家庭用では最初からあり、最近のシリーズでは種類が多いものもある。新筐体版ではカードのポイントを貯めないと使用できない。
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音色
「音色」の例文・使い方・用例・文例
- フルートの澄んだ音色
- クラリネットの甘い音色
- 私はバラライカの美しい音色を聞いた。
- 私の妹は笛の名人で、彼女のフルートの音色は心地良い。
- 奥の深い音色
- すてきな音色
- それらは非常に素晴らしい音色です。
- あなたはオカリナの音色を聞いたことありますか?
- それはとても音色がきれいだった。
- 彼の曲の音色はとても優しい。
- 彼の曲の音色は穏やかなものが多い。
- 私はその楽器の音色に魅せられた。
- 貴方の弾くギターの音色は、とても素敵です。
- 私は貴方が作り出す音色がとても好きです。
- 私もバイオリンやフルートの音色が大好きです。
- 私は彼のトランペットの音色が恋しいです。
- この楽器も独特で豊かな音色を持っています。
- この音色も独特な素晴らしさを持っています。
- その楽器はいい音色を出す。
- ピアノは調子が狂っていて、ひどい音色だった。
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