差異
さ‐い〔‐イ|‐ヰ〕【差異/差違】
しゃ‐い【▽差異】
読み方:しゃい
ちがい。さい。
差異
差異
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/05 04:39 UTC 版)
差異(さい)とは、ある物において、他の物と異なる(比べてみて同一ではないこと)点、すなわち、ある観点で同一の特徴を持つ事物の間にある自己を区別する別の特徴のことである。
類概念の中に区別を立てるときの差異を種差といい、スコラ哲学では差異を種差に基づく種的差異と同一種において個物を互いに区別する個的差異の二つに分類した。カントなどは同一性とともに事物を構成する範疇とせず、反省的範疇とした。
「言語には対立しかない」と美しくソシュールが『一般言語学講義』によれば述べているが、そのときに対立と同じ意味で差異性という語も用いている。対立によって言語は無から出現するのだが、彼はその無区分、無対立の状態のほうをも差異性と呼んでもいる。言語を生み出す差異と言語の前の無としての差異を、二つながら了解しておかなくてはならない。
参考資料
- 哲学事典 (平凡社、ISBN 978-4-582-10001-3)
関連項目
差異
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 00:04 UTC 版)
剣状突起は自然に分岐し、ときには穴が開いていることがある。このような形態の違いは遺伝するため、埋葬された遺骨を扱うときに家族をまとめるのに役に立つことがある。これらの形態的な差異は健康上のリスクをもたらすものではなく、単に形の違いに過ぎない。
※この「差異」の解説は、「剣状突起」の解説の一部です。
「差異」を含む「剣状突起」の記事については、「剣状突起」の概要を参照ください。
差異
「差異」の例文・使い方・用例・文例
- トラとヒョウの差異
- 亜種間の差異に注目すると、バードウォッチングへの興味が広がりますよ。
- 価格差異とは実際の仕入れ価格と標準価格の差を意味する。
- 実際の原価と標準原価計算で計算した原価によって生じる差額のことを原価差異という。
- 税務会計上の一時差異が起こるのは、ある項目の損益の記録をいつにするかについての財務会計と税務会計の規則が必ずしも一致していないからである。
- 永久差異項目が生じるのは、財務会計の規則では許可されている取引を税務会計の規則では許可していない時とその逆の場合も同様である。
- 予算との差は能率差異によって生じたものだ。
- 有利差異は、企業にとって有利に働きます。
- 単純比較による差異分析は、予算差異分析の方法の一つです。
- これは決して少ない差異ではない。
- 彼等は細かい差異に気がつかなかった。
- 原画と複製とでは色調に微妙な差異がある。
- それらの間には、ごくわずかな差異があった。
- 音楽家は音のわずかな差異も識別できる.
- 明白な差異.
- 貧富のはなはだしい差異.
- 差異のない区別, 無用の区別立て.
- 色の微妙な差異.
- わずかな差異.
差異と同じ種類の言葉
- >> 「差異」を含む用語の索引
- 差異のページへのリンク