お七夜(命名)
贈答慣習
またこの日に「命名 ( 式 ) 」を併せて行ないます。
昔は出産後の肥立ちが悪く、無事な生育を願うことから「三夜」「五夜」「七夜」「九夜」と奇数日に祝っていた頃のなごりです。内輪だけの祝宴を催しますが、招かれた場合は「出産祝い」と兼ねて贈るのが一般的です。
お祝いを贈る時期
お祝い返しの時期
内輪の祝宴に招く人は当日の会食で相当、招かない人へは一週間以内に「内祝」を贈ります。
名付け親への謝礼
内輪の祝宴に招いて当日の会食で相当する場合と、会食とあわせて別に「御礼」を手渡す場合があります。
助産師への謝礼
ひとくちMEMO
双方の両親や名付け親(別途御礼)を招待会食で祝い返しに代える場合もあります。名付け親の謝礼や祝い返しを贈る場合には子供の名前を書き入れた命名紙を付ける。
ご贈答のマナー
贈答様式 | 贈り元 | 献辞(表書き) | 慶弔用品 |
---|---|---|---|
祝い金を贈る | 身内 身内以外 | お七夜命名 御祝 御命名お祝い | 【のし袋】花結び祝 【金封】赤白花結び/赤白あわび結び 【のし紙】花結び祝 |
名付け親への謝礼 | 子供の親 | 命名御礼 御礼 | |
祝い返し | 子供の親 | 命名 命名内祝 |
使用例(のし紙/金封/のし袋の様式)
のし紙/金封/のし袋の様式 | 使い方 |
---|---|
![]() ![]() |
赤ちゃん出生時のマメ知識
赤ちゃんが誕生すると色んな行事が待ってます♪何をしていいのかわからない方の為に「誕生から七五三までの儀式の祝い方」「命名紙の書き方や用い方」をご紹介。
命名
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/03 03:35 UTC 版)
命名(めいめい)、ネーミング(英語: naming)とは、人・物・商品・土地・時代・気候、ほか概念化可能な対象一般に対して、それを他から区別し、指示できるようにする為に、一意的な記号(一般に言葉・文字)を与える行為である。
概説
一般に命名は無名の対象に名前をつける行為を指し、既に名前がある対象に名前をつけなおす場合は、改名と呼ばれることが多い。偉人の名前にちなんだ命名はエポニムという。
またすでに誰かが使用している人名を、他の誰かが引き継ぐ場合は襲名と呼ばれる。命名は「正式名称を決定する」という厳格な行為を指すのに使われることが多く、略称、愛称、蔑称などを新しく作り出しても、命名行為と呼ばれることはあまりない。
さらに正式な命名権者による命名の過程を経ずに生まれた名称が広く使用されていて、かつ公的にその名称を正式名称とする判断がまだなされていない場合、そのような名称は通称と呼ばれるが(それが社会の中の一部の集団にしか理解できない場合であれば隠語と呼ばれる)、このような名称を新しく作り出すこともまた命名行為とは言わない。
物などの命名規則
名前を付ける対象が膨大な数にのぼる場合、または名前によって対象を厳密に管理したい場合など、いくつかの分野においては 名前を付けるさいに従うべき規則(命名規則、nomenclature)が存在している。以下にその一例を示す。
- 生物種 - 2006年現在、確認されている生物種の数は200万に上る。未確認のものまで含めると全体で1000万種近い生物が存在すると考えられている。命名規則の詳細については記事:学名を参照のこと。
- 化合物 - 2006年4月現在、確認されている化合物の種類は2780万種類に上る。これら全ての化合物に対して、重複しないように名前を付けておかないと、混乱が生じることから、化合物の命名にさいしては一定の命名規則が存在する。詳しくは記事:IUPAC命名法・CAS登録番号を参照のこと。
- 天体 - 2006年現在、確認されている天体の数は10億を超える。これら天体に対する命名規則の詳細については、記事:国際天文学連合を参照のこと。
- コンピュータ・プログラミング - プログラムの変数名、関数名、ファイル名などの識別子について、プロジェクト単位や企業 / 組織単位で命名規則を定めることが多い。命名規則 (プログラミング)を参照のこと。
- 商品 - 大企業では、取り扱っている商品が膨大な数にのぼるため、混乱を避ける目的で一定の規則に従った管理名を付与していることが多い。ここでは一例として自動車メーカートヨタがエンジンの型式に対して用いている、エンジン型式の命名規則を挙げておく。
- 中国料理 ‐ 使っている材料、加工・調理方法などから一定の法則で名前が付けられる[1][2][3]。
- 軍用機 - 各国の軍隊や航空機メーカーなどが、軍用機に対して命名する際の一定の規則。詳しくは記事:軍用機の命名規則を参照
- ミサイル・ロケット - 各国の軍隊や政府機関が、ミサイルやロケットに対して命名する際の一定の規則。アメリカ軍の命名規則についての詳細は記事:ミサイル・ロケットの命名規則を参照のこと。
- 軍用電子機器 - 各国の軍隊が、軍用電子機器に対して命名する際の一定の規則。アメリカ軍の命名規則についての詳細は記事:軍用電子機器の命名規則を参照のこと。
- 艦船 - 艦船の命名規則については記事:船名を参照のこと。
- ネーミングライツ - 野球場やサッカー球場など、公的な施設や著名な建物の命名権が、年単位で契約行為としてスポンサーに売買される商業実践が、アメリカの先行事例にならって日本でも21世紀には見られるようになってきた[4]。
人名の命名
現代日本
日本では名は戸籍法上の出生の届出によって定められることになる。名に用いることのできる文字は「常用平易な文字」に限られており(戸籍法50条1項)、その範囲は法務省令により常用漢字(2136字)、人名用漢字(862字)、片仮名又は平仮名(変体仮名を除く)と定められている(戸籍法施行規則60条)。
名前に用いることのできる文字には制限があるものの、その読み方には制限はない。漢字の場合、通常の音読みや訓読み(常訓)以外に名乗りと呼ばれる人名にのみ用いられる漢字の伝統的な読み方が用いられることもある。例えば「真」の字は、通常、音読みでは「シン」、訓読みでは「ま」あるいは「まこと」の読みしかないが、伝統的な名乗りでは「ただし」や「さね」などの読みでも用いられる(例として菅原道真)。さらに、伝統的な名乗りからも離れた読み方が人名に用いられることもある。なお、人名の文字数に制限はない。
命名された名は命名紙などに清書されて神棚や床の間などに飾られることもある。また、命名軸として掛軸にしたり、命名額として額装して飾られることもある。出産後の贈答品(内祝の品など)に命名紙が添えられることもある。
中近世日本
中世のイエズス会士・ロドリゲスの著書[5]によれば、近世の貴人や武士は「仮名(けみょう、かりな)」、「実名(じつみょう)」の二つを持っており、一方、庶民は「仮名(けみょう、かりな)」しか持つことができなかったという。以下同書に述べられていることの概要を示す。
主な仮名
仮名(かりな、けみょう)は元服時につけられるもので、それまでの幼名(出生時に命名される)に代わるものである。 この名は、出世して役職に就くときに付与される百官名(ひゃっかんな)を得るまでの代用であって、百官名を取得後は、仮名は用いられずに、もっぱら百官名のみが用いられる。ここで、百官名とは武士が称した官職風の名である。(たとえば大蔵少輔(おおくらのしょう)、兵部少輔(ひょうぶのしょう)、主計頭(かぞえのかみ)、図書助(づしょのすけ)、左衛門尉(さえもんのじょう)・・・など。)
仮名の合成は「太郎、次郎、三郎、…、十郎」という輩行名または、その短縮形「太、次、三、…、十」を基本とし、「特定の漢字」一文字を輩行名の前につけて合成する。「特定の漢字」を二文字を組み合わせて使用する場合には、輩行名のほうを短縮形とする。 (例)弥太郎、小次郎、・・、平三郎、新十郎、・・、小源太、喜平次、・・・。 また輩行名を先行させることもできる。この場合の後列は以下の4種の文字列が多く用いられる。 「兵衛」「右衛門」「左衛門」「大夫」 (例)太郎兵衛、太郎右衛門、太郎左衛門、太郎大夫、・・・。
特定の漢字例
「弥、又、小・・・」の系列および 「源、平、藤、吉、新、甚、善・・・」の系列
主な実名
実名(じつみょう)は戦場で名乗りを上げるときに用いられたり、書簡や公文書に書く際の正式名としても用いられた。通常漢字二文字(四音節)にて、仮名と実名は同時に付与される。
参考文献
- ^ 文, 楚雄、陳, 敏「中華料理名の構造について」2018年3月、doi:10.34382/00006512。
- ^ Huo, Caiqiao; Du, Xiaomei; Gu, Weichen (2020). “The Metaphor and Translation of the Dish Names in Chinese Food Culture”. Open Journal of Modern Linguistics 10 (05): 423–428. doi:10.4236/ojml.2020.105025. ISSN 2164-2818 .
- ^ “中国文化センター”. 2023年8月3日閲覧。
- ^ 水野, 由多加「ネーミングは広告である : ネーミングライツの意義と公共性」『都市問題』第114巻第1号、2023年1月1日、54–63頁、doi:10.32286/00027809。
- ^ ロドリゲス『日本語小文典(下)』池上岑夫 訳、岩波書店(岩波文庫)1993年、130,131,139,197~201頁など
関連項目
- 地名
- 人名
- 一般名
- 仮名
- 輩行名
- 百官名
- 受領名
- 実名
- 船名
- 学名
- 命数法
- 命名権
- 商品名
- ブランド
- 名前空間
- シニフィアンとシニフィエ
- 音象徴
- ブーバ/キキ効果
- レッテル - ラベリング理論
- 定義
- 分類 - 区分 - カテゴリー - カテゴリー錯誤 - 錯誤
- プロトタイプ理論 - 理想化認知モデル
- 弁別 - 丁度可知差異 - 差異
- 判別 - 判別分析
- 化粧品原料国際命名法
- 遺伝子命名法、HUGO遺伝子命名法委員会
- 国際原核生物命名規約
- 台風委員会 - 台風の命名を行う。
- 化学命名法 ‐ 国際純正・応用化学連合(IUPAC)によるIUPAC命名法などがある。
- ネーミング・コミッション(命名委員会)(2021年に発足した人種差別的な南軍関係の名前を撤去する委員会)、軍用電子機器の命名規則 (アメリカ合衆国)
命名(ネーム・オーダー)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 22:18 UTC 版)
「デスマーチからはじまる異世界狂想曲」の記事における「命名(ネーム・オーダー)」の解説
魔法系スキルの一種。対象に新しい名前を付ける。ただし、何個名前を付けても適用されるのは最期に名付けた物だけ(サトゥーはステータス欄を変更できるため例外)で、竜のような「力ある存在」に与えられた名前は上書きできない。
※この「命名(ネーム・オーダー)」の解説は、「デスマーチからはじまる異世界狂想曲」の解説の一部です。
「命名(ネーム・オーダー)」を含む「デスマーチからはじまる異世界狂想曲」の記事については、「デスマーチからはじまる異世界狂想曲」の概要を参照ください。
命名
出典:『Wiktionary』 (2021/06/15 13:53 UTC 版)
名詞
発音(?)
- め↗ーめー
翻訳
動詞
- 名付ける。
活用
翻訳
- アラビア語: سَمّى (sámma)
- ブルガリア語: именувам (imenuvam), назовавам (nazovavam)
- ブルトン語: envel, radical anv-
- ボスニア語: imenovati, naditi
- カタルーニャ語: anomenar
- デンマーク語: døbe, navngive
- ドイツ語: nennen, taufen, bezeichnen
- ギリシア語: ονομάζω (onomázo), ονοματίζω (onomatízo), ονοματοθετῶ (onomatothetó)
- 英語:name *
- エスペラント: nomi
- スペイン語: nombrar, denominar
- ペルシア語: نامیدن (nâmidan)
- フィンランド語: nimetä
- フランス語: nommer, dénommer
- スコットランド・ゲール語: ainmich
- ハンガリー語: nevez, elnevez vmi./vki. után (to name after something/someone)
- インターリングア: nominar, denominar
- インドネシア語: menamai
- イタリア語: nomare
- 朝鮮語: 이름짓다 (ireum-jitda)
- ラテン語: nominare
- オランダ語: noemen (~ after
- ノルウェー語: kalle
- ポーランド語: nazywać
- ポルトガル語: nomear, denominar, chamar
- ロシア語: именовать / наименовать (imenovát’/naimenovát’), называть / назвать (nazyvát’/nazvát’)
- スロヴェニア語: imenovati
- セルビア語: именовати, наденути
- スウェーデン語: döpa
- ベトナム語: đặt tên, cho tên
- ヴォラピュク: nemön
- イディッシュ語: אָנרופֿן (onrufn)
「命名」の例文・使い方・用例・文例
- 彼らは娘をアンと命名した
- 彼はその船をアニー号と命名した。
- 多くの人々は家族の名前をとって命名される。
- 彼女は祖母の名をとって命名された。
- 彼は自分の父親の名前にちなんで息子にジョンと命名した。
- 彼はジョンと命名された。
- 赤ちゃん、もう命名した?
- 叔父の名にちなんでホレーショーと命名された。
- 彼はトマスと命名された.
- 彼は息子をジョンと命名した.
- 彼はその気体をアルゴンと命名した.
- 彼は長男を祖父の名にちなんで智彦と命名した.
- 長男を太郎と命名した
- 命名式
- いくつかの原始的な儀式における命名する役割
- 彼らは息子をデヴィッドと命名した
- 短いとがっているあごひげ(芸術家アントニー・バンダイクにちなんで命名された)
- 局所解剖学の命名法
- ソルミゼーションにおいて長調の最初の音(主音)を命名するシラブル
品詞の分類
- >> 「命名」を含む用語の索引
- 命名のページへのリンク