めいめい‐けん【命名権】
読み方:めいめいけん
命名権(めいめいけん)(naming right)
サッカー場や野球場などのスポーツ施設で、所有者がその施設に名前をつける権利を売却し、命名権を買い受けたスポンサー企業が自社商品などの名前を入れることができる。
アメリカでは、スポーツ施設の建設や運営に必要な資金を調達するため、命名権の売却は経営におけるひとつの手法として定着している。一方、日本では、「読売ジャイアンツ」のようにオーナー会社の名前が使われることはあっても、他社に使わせることは過去に例を見なかった。
命名権を買い取る企業の側には、施設の名前に自社の商品やサービスなどを使うことで、知名度をアップさせるという広告宣伝の役割がある。
東京都調布市にあるJリーグの東京スタジアムは、命名権の売却によって、今年3月から「味の素スタジアム」になったばかり。同スタジアムを所有する東京スタジアム社は、5年契約で「味の素」社から12億円を受け取ることにした。
また、神戸市が所有する「グリーンスタジアム神戸」は、命名権の売却によって、今シーズンから「Yahoo!BBスタジアム」になる。こちらは2年契約で2億円。
(2003.03.24更新)
命名権
命名権(ネーミングライツ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 00:59 UTC 版)
「ヤフー (企業)」の記事における「命名権(ネーミングライツ)」の解説
神戸総合運動公園野球場(2004年度まで Yahoo!BBスタジアム の命名権を所有) 福岡ドーム(2005年度から命名権を取得。2012年まで福岡Yahoo!JAPANドーム、2013年から福岡ヤフオク!ドーム、2020年2月29日から福岡PayPayドーム(ふくおかペイペイドーム)の呼称を使用)
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命名権(ネーミングライツ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 11:36 UTC 版)
「横浜国際総合競技場」の記事における「命名権(ネーミングライツ)」の解説
横浜市は2003年から、新横浜公園内各施設について命名権のスポンサー企業を募集していた。2004年10月7日、市は日産自動車と5年間総額23億5,000万円の条件で契約に合意し、翌2005年3月1日から、公園内にある3施設(横浜国際総合競技場、小机競技場、スポーツコミュニティプラザ)の呼称をそれぞれ「日産スタジアム」「日産フィールド小机」「日産ウォーターパーク」とすることが決まった。市はこの命名権売却により、年間4 - 5億円にのぼる維持費の赤字解消を試みた。一方、日産は本社機能を2010年までに (これまでの東京都中央区から)横浜市中心部のみなとみらい地区へ移転するため、命名権の取得によって、総合競技場をホームとする横浜F・マリノスとの相乗効果による地域密着のアピールを狙った。 2009年8月、日産自動車は2010年3月以降の新規契約進捗状況について「厳しい経営環境により、現在の契約金額では(契約を)更新できない」と発表した。市は同年9月から命名権のスポンサーを募ったが〆切りまでに応募した団体・企業がなかった為、同年10月下旬より契約希望額を9月時に提示していた半額である(年間)1億5千万円に引き下げて再公募を行った結果、11月25日に日産自動車が再公募に参加したことを明らかにした。他に公募に参加した企業はなく、従来の契約の終了日の翌日に当たる2010年3月1日、横浜市と日産自動車は年額1億5000万円の3年契約を新たに交わし、「日産フィールド小机」「日産ウォーターパーク」とともに「日産スタジアム」の名称が継続される事になった。その後、契約延長により同名称が継続されている。 2015年12月2日、横浜市は日産自動車と2016年3月以降の命名権を5年契約で更新することを明らかにした。契約期間は2021年2月28日までで、契約金額は従来と同じ年額1億5000万円。 なお、国際サッカー連盟 (FIFA) やワールドラグビー (WR)などによる「クリーンスタジアム」規定が適用される場合は、スタジアム名称のみならず周辺地域(基本的に新横浜公園の区域内)についても命名権名称をはじめとするスポンサー名称が除外される措置が執られる。
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命名権(ネーミングライツ)
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「味の素」の記事における「命名権(ネーミングライツ)」の解説
以下の3つの施設の命名権(ネーミングライツ)を取得している。 「味の素スタジアム」東京スタジアム(東京都調布市)に対して命名。 当初の契約は、2003年(平成15年)3月1日から2008年(平成20年)2月29日までの5年間、総額12億円(2.4億円/年)。 延長の契約は、2008年(平成20年)3月1日から2014年(平成26年)2月28日までの6年間、総額14億円(約2.3億円/年)。 屋外競技場として日本初の命名権導入例。 サブグラウンドの命名権も併せて取得しており「アミノバイタルフィールド」の名称が付けられている。また付随する広場にも「ブレンディ広場」「アジパンダ広場」の呼称が付けられた。 但し、開催会場の命名権行使が禁止(クリーンスタジアム規定)されているFIFA(国際サッカー連盟)主催サッカー国際試合(FIFAワールドカップ大陸予選など)開催日前後は、本会場及びサブグラウンドの名称が全て正式名称に戻される。 「味の素ナショナルトレーニングセンター」ナショナルトレーニングセンターの中核拠点施設(東京都北区)に対して命名。 契約期間は2009年(平成21年)5月11日から4年間。 消費税を除いた契約金額は、1年あたり8千万円、4年総額で3億2千万円。 国立施設として日本初の命名権導入例。 「味の素フィールド西が丘」国立西が丘サッカー場(東京都北区)に対して命名。 契約金額は、2012年(平成24年)5月1日から5年間、契約金は7500万円。
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