こくさい‐じゅんすいおうようぶつりがくれんごう〔‐ジユンスイオウヨウブツリガクレンガフ〕【国際純粋・応用物理学連合】
読み方:こくさいじゅんすいおうようぶつりがくれんごう
国際純粋・応用物理学連合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/17 15:46 UTC 版)
概要
1922年にベルギーのブリュッセルで設立総会が行われ、その他アメリカ、イギリス、カナダ、南アフリカ連邦、フランス、オランダ、ノルウェー、デンマーク、ポーランド、スペイン、スイス、大日本帝国の13か国の物理学会による協定で設立された。このとき、ヘンリー・ブラッグ、マルセル・ブリュアン、ロバート・ミリカンや長岡半太郎等、錚々たる顔ぶれが設立発起人となっている。翌1923年には最初の総会がパリで開催された。現在は、59の国・地域の組織が加盟している。
現在は、若手物理学者を表彰し激励するために、さまざまなメダルや賞を授与している。
組織
IUPAPの組織は、3年ごとに開催される最高意思決定機関である総会(General Assembly)と理事会(Executive Council)および18の分野ごとの委員会(Commission)によって運営されている。各国物理学関係学会に与えられた投票権は、平等である。事務局は現在は米国東部のメリーランド州に所在し、総会での議決に基づき、さまざまな事務処理などを行っている。
顕彰
会長
- 初代:ヘンリー・ブラッグ(1922–1931年)
- 第2代:ロバート・ミリカン(1931–1934年)
- 第3代:マンネ・シーグバーン(1934–1947年)
- 第4代:ヘンリク・アンソニー・クラマース(1947–1951年)
- 第5代:ネヴィル・モット(1951–1957年)
- 第6代:エドアルド・アマルディ(1957–1960年)
- 第7代:ホーミ・J・バーバー(1960–1963年)
- 第8代:ルイ・ネール(1963–1966年)
- 第9代:Dmitry Blokhintsev(1966–1969年)
- 第10代:ロバート・バッチャー(1969–1972年)
- 第11代:Heinz Maier-Leibnitz(1972–1975年)
- 第12代:Clifford Charles Butler(1975–1978年)
- 第13代:Leonard Sosnowski(1978–1981年)
- 第14代:カイ・シーグバーン(1981–1984年)
- 第15代:David Allan Bromley(1984–1987年)
- 第16代:Larkin Kerwin(1987–1990年)
- 第17代:Yuri Osipyan(1990–1993年)
- 第18代:山口嘉夫(1993–1996年)
- 第19代:Jan S. Nilsson(1996–1999年)
- 第20代:バートン・リヒター(1999–2002年)
- 第21代:Yves Petroff(2002–2005年)
- 第22代:Alan Astbury(2005–2008年)
- 第23代:潮田資勝(2008–2011年)
- 第24代:Cecilia Jarlskog(2011–2014年)
- 第25代:Bruce McKellar(2014–2017年)
- 第26代:Kennedy J. Reed(2017–2020年)
- 第27代:Michel Spiro(2020–2024年)
- 第28代:Silvina Ponce Dawson(2025-2027年)
関連項目
- 国際科学会議(ICSU)
- 国際純正・応用化学連合(IUPAC)
- 国際数学連合(IMU)
- 国際天文学連合(IAU)
外部リンク
- 国際純粋・応用物理学連合(公式ホームページ、英語)
- IUPAP(国際純粋・応用物理学連合)とICSU(潮田資勝) - ウェイバックマシン(2016年3月4日アーカイブ分)(PDF文書)
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