キルケゴール【Søren Aabye Kierkegaard】
セーレン・キェルケゴール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/07 04:39 UTC 版)
セーレン・オービュ・キェルケゴール(デンマーク語: Søren Aabye Kierkegaard デンマーク語発音: [ˈsɶːɐn o:'by ˈkiɐ̯ɡəɡɒːˀ] ( 音声ファイル)、1813年5月5日 - 1855年11月11日)は、デンマークの哲学者、思想家[1]。今日では一般に実存主義の創始者、ないしはその先駆けと評価されている。
- ^ 『広辞苑』
- ^ “ネイティヴによる「Søren Aabye Kierkegaard」の発音”. Forvo. 2014年4月1日閲覧。
- ^ 新谷俊裕・大辺理恵・間瀬英夫 編「デンマーク語固有名詞カナ表記小辞典」
- ^ https://ordnet.dk/ods/ordbog?query=by
- ^ https://ordnet.dk/ods/ordbog?query=kirkegård
- ^ 『セーレン・キェルケゴールの日誌』は一巻のみ刊行。(橋本淳編訳、未來社)
- ^ Amanda Scherker (2014年06月05日 16時30分 JST). “9人の偉人がコーヒー中毒だったなんて驚きだ”. The Huffington Post. 2017年8月20日閲覧。
- 1 セーレン・キェルケゴールとは
- 2 セーレン・キェルケゴールの概要
- 3 表記と仮名
- 4 生涯
- 5 キェルケゴールの哲学
- 6 翻訳・研究
- 7 趣味
セーレン・キェルケゴール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/05 02:58 UTC 版)
詳細は「セーレン・キェルケゴール」を参照 カミュが現れる前、19世紀にデンマークの哲学者キルケゴールが不条理について書いている。 「不条理とは何か?それはおそらく容易に理解できるだろう。それは私が意味を持ってなす行動や私自身、私の意志が導いた結果に見ることができるだろう。君はあることを他のことと同様によくできるだろう。すなわち私がこれを言うと、私のようには君はできないだろうと。不条理は信条によってなされる行為である。私は行動する、しかし結果はすでに決まっており、私はその一つの可能性をつかみ取って言う、これが私のやったことで、他のことはできなかった。これが私の意志がつかみ取った結果であるから」 —キルケゴール,ジャーナル,1849 不条理の一つの例は、「おそれとおののき」の中に見ることができる。アブラハムは神に、息子のイザークを殺せと命じられる。アブラハムはすべての道徳と倫理に反抗し、ただ神に従い息子を殺した。結果的に息子は神からアブラハムの元へ返されることで、アブラハムは神への信仰を再確認する。キルケゴールは、この神を信じて殺人を行ったアブラハムに、不条理の美徳を見出した。この物語は"沈黙のヨハネス"という偽名で書かれている。 別の例では『死に至る病』に不条理を見ることができる。このときの偽名は"Anti-Climacus"である。絶望に対する挑戦としてこの本は知られている。この本の始まりで、「不条理に直面した人が、どうそれに対処するか」を書いている。このテーマはカミュものちに書いている。自殺、すなわち不条理の拒絶である。彼の自伝によれば、彼の使ったペンネームに大した意味はない。彼の活動は、不条理をテーマとした、多くのもののバックグラウンドとなっている。
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