翻訳・研究とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 方式・規則 > 主義・方式 > 学問 > 学問 > 翻訳・研究の意味・解説 

翻訳研究

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/10 06:46 UTC 版)

翻訳研究(ほんやくけんきゅう、英語:translation studies)は、翻訳という行為の理論実践歴史を扱う人文科学の一分野である。翻訳学翻訳論トランスレーション・スタディーズとも表記される。通訳研究(interpretation studies)を包括して指す場合もある[1]

翻訳研究という分野は、比較的新しい分野であり、一個の独立した分野というよりは学際的な分野でもあるため、分野それ自体の専門家(プロパー)は少ない。言語学言語哲学比較文学文芸評論記号学文献学歴史学コミュニケーション学コンピュータ科学など様々の分野の研究者、またはプロの翻訳者や通訳者によって担われる。英語圏ヨーロッパで盛んな分野だが、世界各地で研究されており、日本でも日本語特有の問題とともに研究される。

関連文献

日本語

日本語以外・訳書

  • ジョージ・スタイナー(著)亀山健吉(訳)『バベルの後に 言葉と翻訳の諸相』上下、法政大学出版局、1999年(上)/2009年(下)
  • ミカエル・ウスティノフ(著)服部 雄一郎 (訳) 『翻訳—その歴史・理論・展望 (文庫クセジュ)』、白水社、2008年
  • ジェレミー・マンデイ(著)鳥飼玖美子(監訳)『翻訳学入門』みすず書房、2009年
  • アンソニー・ピム(Anthony Pym)(著)武田珂代子 (訳) 『翻訳理論の探求』みすず書房、2010年
  • カタリーナ・ライス(Katharina Reiss)、ハンス・ヨーゼフ・フェアメーア(Hans Vermeer)(著)藤濤文子(監訳)『スコポス理論とテクストタイプ別翻訳理論』晃洋書房、2019年
  • マシュー・レイノルズ(著)秋草俊一郎 (訳) 『翻訳 訳すことのストラテジー』白水社、2019年、ISBN 978-4560096857
  • Baker, Mona ed., Routledge Encyclopedia of Translation Studies, New York & London: Routledge, 2001.
    • モナ・ベイカー、ガブリエラ・サルダーニャ(編)藤濤文子(監訳)『翻訳研究のキーワード』研究社、2013年
  • Bassnett, Susan, Translation Studies, Routledge, 1980; revised 1991; 2002.
  • Gentzler, Edwin, Contemporary Translation Theories, 2nd Revised Edition, Multilingual Matters, 2001.
  • Venuti, Lawrence ed., Rethinking Translation: Discourse, Subjectivity, Ideology, Routledge, 1992.
  • Venuti, Lawrence, The Translator's Invisibility: a History of Translation, London & New York: Routledge, 1995.
  • Meschonnic, Henri, Poétique du traduir, Lagrasse: Verdier, 1999.
  • Meschonnic, Henri, Éthique et politique du traduire, Lagrasse: Verdier, 2007.
  • Berman, Antoine, L'épreuve de l'étranger, Paris: Gallimard, 1984.

主なトピック

脚注

  1. ^ 佐藤=ロスベアグ・ナナ(編)『トランスレーション・スタディーズ』みすず書房、2011年。序
  2. ^ 長沼美香子 『訳された近代 文部省『百科全書』の翻訳学』法政大学出版局、2017年。379頁。

関連項目

外部リンク


翻訳・研究

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/31 23:17 UTC 版)

セーレン・キェルケゴール」の記事における「翻訳・研究」の解説

キェルケゴール日本語訳戦後数多く出版されているが、下記の<ISBN>は有名な訳で、入手しやすい版本選んでいる。日本語の題名用いられたものを使っている。 主な日本語訳は『キルケゴール著作集』(白水社、全21巻別巻1)。一括復刊され、新装版でも一部再刊されている。また創言社から『原典訳記念キェルケゴール著作全集』全15巻刊行されている。 また桝田啓三郎(190490年)の訳注で『キルケゴール全集』(筑摩書房、4冊のみ)が、桝田訳は岩波文庫ちくま学芸文庫で各2冊と、中公クラシックス死にいたる病現代批判』がある。このほかにも未知谷から、飯島宗享訳『あれか、これか』全5巻刊行されている。 日本における研究書としては、和辻哲郎の『ゼエレン・キエルケゴオル』(内田圃、1915、筑摩書房1947)が最も早い

※この「翻訳・研究」の解説は、「セーレン・キェルケゴール」の解説の一部です。
「翻訳・研究」を含む「セーレン・キェルケゴール」の記事については、「セーレン・キェルケゴール」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「翻訳・研究」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「翻訳・研究」の関連用語

翻訳・研究のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



翻訳・研究のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの翻訳研究 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのセーレン・キェルケゴール (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS