きのう‐しゅぎ【機能主義】
機能主義
【英】:FUNCTIONALISM
建築およびその他のデザインは、その実用性の分析と総合に即して設計すべきであり、単なる造型的な遊戯は一切排除すべきであるとする主張。旧来の様式との闘争のための理論として1920年代、30年代の近代建築運動において支配的な思潮となり、近代建築の国際的普及を助けた。この主張はゼンパーやオットー・ヴァーグナーの「芸術はただ必要のみによって支配される」という思想にはじまり、サリヴァンの「形態は機能に従う」という主張、ロースの無装飾主義などで補強され、近代建築設計の指導原理とみなされたが、同時に「機能主義そのものが近代美を生みだす」という大きな誤解を普及させ、一般建築のデザインの質を低下させるとともに、しばしば経済主義にすりかえられる弊害も生じた。
機能主義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/02/20 02:51 UTC 版)
機能主義(きのうしゅぎ)
- 機能主義 (建築) - 建築学における機能主義。
- 機能主義 (社会学) - 社会学、文化人類学における方法論的立場の一つ。構造機能主義も参照。
- 機能主義 (心の哲学) - 心の哲学における機能主義。
- 機能主義 (国際関係) - 国際関係論においてリベラリズムに分類される理論の一つ。
なお、以下の学問にも同様の概念がある。
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機能主義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 16:42 UTC 版)
リベラルな国際政治学者は、「国家」とは個人の自由や権利を守る為の「必要悪」として考えており、その「必要悪」同士で議論の場を設けて平和構築や国際秩序の形成を狙った。(詳細は 機能主義 (国際関係) の項目を参照) 機能主義の反省と、リベラルな勢力によって 新機能主義 が提唱された。要するに国家(国家体)ではなく、民間(非国家体)による外交と、国家の暴走の歯止め、多国籍企業、それらが発展し非国家体が国家体の国家主権の制約さえ可能と言う考えが出てくる(詳細は 新機能主義 の項目を参照)。
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