きのう‐しゅぎ【機能主義】
機能主義
【英】:FUNCTIONALISM
建築およびその他のデザインは、その実用性の分析と総合に即して設計すべきであり、単なる造型的な遊戯は一切排除すべきであるとする主張。旧来の様式との闘争のための理論として1920年代、30年代の近代建築運動において支配的な思潮となり、近代建築の国際的普及を助けた。この主張はゼンパーやオットー・ヴァーグナーの「芸術はただ必要のみによって支配される」という思想にはじまり、サリヴァンの「形態は機能に従う」という主張、ロースの無装飾主義などで補強され、近代建築設計の指導原理とみなされたが、同時に「機能主義そのものが近代美を生みだす」という大きな誤解を普及させ、一般建築のデザインの質を低下させるとともに、しばしば経済主義にすりかえられる弊害も生じた。
機能主義
(FUNCTIONALISM から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/02/20 02:51 UTC 版)
機能主義(きのうしゅぎ)
- 機能主義 (建築) - 建築学における機能主義。
- 機能主義 (社会学) - 社会学、文化人類学における方法論的立場の一つ。構造機能主義も参照。
- 機能主義 (心の哲学) - 心の哲学における機能主義。
- 機能主義 (国際関係) - 国際関係論においてリベラリズムに分類される理論の一つ。
なお、以下の学問にも同様の概念がある。
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