その他のデザイン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/11 19:38 UTC 版)
「アルブレヒト・フォン・ゲルツ」の記事における「その他のデザイン」の解説
ゲルツはポルシェのために仕事をしたと主張している、この「仕事」は901用の「頼まれもしないデザイン提案」であったらしく、ポルシェには採用されていない。 しかしながら彼は日産自動車にコンサルタントとして雇われ、限られた期間に何度か当時の横浜工場敷地内にあった造形部を訪れ、主に原寸大クレイモデルの作成を教えた。またゲルツは日産の2座席スポーツクーペ製作のコンサルティングも行った。フェアレディSP310型をベースに仕立てられたこの試作車は「ダットサン・クーペ1500」と名付けられ、1964年の第11回東京モーターショーに出品された後、翌1965年4月に1600ccに排気量アップされ「シルビア」として発売された。それから彼はヤマハと協力してもう1台、開発コード「A550X」、通称「日産・2000GT」という試作車の仕事もした。日産がこの計画を放棄した後でヤマハは、この日産・2000GTを見本として使いトヨタに接近した。 その後トヨタはヤマハとともに仕事をし、これがトヨタ・2000GTとなった。幾つかの主張に反し、ゲルツはトヨタと直接仕事をしたことは1度も無い。またゲルツがダットサン・240Zの仕事に携わったという通説も、根拠が無いものである。 ゲルツ最後のデザインは、スタインウェイ・アンド・サンズのハンブルク工場落成125周年を記念して作られたグランドピアノである。
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