キリスト【(ポルトガル)Cristo】
キリスト
キリスト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/06 08:58 UTC 版)
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キリストは、ヘブライ語のメシア(מָשִׁיחַ)のギリシア語訳 Χριστος (Khristos クリストス、フリストス[注 1])からの、日本語における片仮名表記。基督、クリスト、クライスト(英語:Christ)、ハリストスとも表記される。
本項ではキリスト教における語彙「キリスト」の語義・意義について述べる。
概念
ヘブライ語「メシア」での意味は「膏(あぶら)を注がれた(塗られた)者」「受膏者」。古代イスラエルにおいては、預言者、祭司、王などの就任に際して膏を塗る習慣があった。キリスト教においてキリスト(メシア)は、特にこの三つの職務(預言職・祭司職・王職)を併せ持つナザレのイエスを指す称号として用いられ、ナザレのイエスはイエス・キリストと呼ばれる[1]。すなわちキリスト教ではナザレのイエスがキリストであると信じられている。イエス・キリストについては、同時代の大部分の人物よりも遥かに多くの確かな情報がある[2]。
転写・読みの違い
日本では「キリスト」の転写が最も一般的であるが、日本の正教会(日本ハリストス正教会)においては「ハリストス」が用いられる[要出典]。
日本伝来当時は「キリシト」であったが、江戸時代後期から「キリスト」となった。中国イエズス会士によって音訳語「基利斯督」およびその略語「基督」がつくられ、日本においても明治初年から、「基督」が当て字として新教系の刊行物(片仮名表記「キリスト」を採用した邦訳聖書を除く)で用いられ、明治中期までには一般的表記法として確立した。
ハリストス
ギリシャ語"Χριστος"は古典再建音では「クリストス」となるが、中世から現代に至るまでのギリシャ語の読みでは「フリストス」である[要出典]。これを受けてブルガリアやロシア等スラヴ語圏の多くで「フリストス」に類する発音がなされるようになり、日本正教会は正教会の一員としてこれら地域の音を継承・尊重して片仮名表記「ハリストス」を採用している[要出典]。
洗礼名としての「キリスト」
ギリシャ正教会が多数派であるギリシアでは普通に個人名(クリストス)として命名される[要出典]。これに対して、カトリック教会・聖公会・プロテスタントといった西方教会や、ギリシャ正教会と同じ正教会の一員ではあるがロシア正教会やその直系である日本正教会では、この名を洗礼名として用いることはまず行われない[要出典][注 2]。
脚注
注釈
出典
- ^ “The Name of Jesus Christ”. CATHOLIC ENCYCLOPEDIA. 2019年6月8日閲覧。
- ^ “1.イエスについて実際には何が分かっているのですか?”. オプス・デイ (2016年9月28日). 2018年5月28日閲覧。
参考文献
![]() | 出典は列挙するだけでなく、脚注などを用いてどの記述の情報源であるかを明記してください。 |
- 『岩波キリスト教辞典』岩波書店、2002年6月10日。ISBN 4-00-080202-X。[要ページ番号]
関連項目
キリスト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/03 19:01 UTC 版)
生けるキリストは死んだ宗教と異なっている。からだのかしらとしてのキリストは(コロサイ1:18)、単に召会の導き手であるのでなく、からだが存在し、生き、働くパースンその人である(エペソ4:16.コロサイ2:19)。キリストの満ち満ちた務めは、その務めを通して彼のエコノミーを完成し、三つの時期、すなわち肉体と成ること、包括、強化の時期を遂行する。肉体と成ることの時期において、キリストは神を人の中へともたらし、人性において神を表現し、彼の法理的な贖いを完成し、信者たちに罪の赦し(コロサイ1:14)、神の御前での義認(ローマ4:25.5:18)、神への和解(ローマ5:10)、地位上の聖別(ヘブル13:12)をもたらした。包括の時期において、キリストは彼の復活を通して神の長子と明示され(ローマ1:3-4.8:29)、すべてを含む、複合の、命を与える霊と成り(Ⅰコリント15:45)、信者たちを再生し、神の多くの子たちとする(Ⅰペテロ1:3)。強化の時期において、彼は神の七つの霊へと強化され(啓1:4.5:6)、彼の有機的な救いを強化することによって、召会(教会)の堕落を対処し、勝利者を生み出し、永遠に新エルサレムを究極的に完成する。
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キリスト
「キリスト」の例文・使い方・用例・文例
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- キリスト教の信仰
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