ひ‐せき【秘跡/秘×蹟】
読み方:ひせき
ひせき 【秘跡】
秘跡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/31 08:35 UTC 版)
秘跡(ひせき、希: μυστηριον、羅: sacramentum、英: sacrament, サクラメント)は、カトリック教会の用語で、教会で執り行われるキリストの神秘を目に見える形で現在化する特別な儀礼。「イエス・キリストによって制定され、教会にゆだねられた、神の恵みを実際にもたらす感覚的しるし」のこと[1]。かつては「秘蹟」とも書かれていた。
- ^ a b カトリック教会のカテキズムより。(『カトリック教会のカテキズム 要約(コンペンディウム)』137頁、カトリック中央協議会 ISBN 978-4-87750-153-2 )
- ^ カトリック教会においては、七つの秘跡の他に、十字のしるしや、マリア像・聖人像・ロザリオ・メダイの聖別(祝別)など準秘跡と呼ばれるものがある。また第2バチカン公会議以降のカトリック神学では、キリストは原秘跡、教会は根本秘跡と言われる。
- ^ 『カトリック教会のカテキズム 要約(コンペンディウム)』149頁
- ^ 『カトリック教会の教え』186頁、231頁、236頁、256頁、260頁(日本カトリック司教協議会 監修・カトリック中央協議会 発行・2003年) ISBN 978-4-87750-106-8
- ^ プロテスタントの動きを受けてカトリック教会でもトリエント公会議で秘跡の意味と起源についての再確認がおこなわれたが、七つすべてが新約聖書に論拠があるものとされ、七つの秘跡の伝統が保持された
- ^ 日本聖公会祈祷書. (1990)
秘跡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 02:39 UTC 版)
カトリック教会は伝統的に7つの秘跡(サクラメント)を認めている。秘跡とは、神の恵みを実際にもたらす感覚的しるしで、イエス・キリストによって制定され、教会にゆだねられたものである。 洗礼 CCC1213-1284 堅信 CCC1285-1321 聖体 CCC1322-1419 ゆるし CCC1422-1498 病者の塗油 CCC1499-1532 叙階 CCC1536-1600 結婚 CCC1601-1666 数字は『カトリック教会のカテキズム』 (CCC) において説明がある箇所の項目番号を表すもので、詳細に関しては各項目の記述あるいは『カトリック教会のカテキズム』の該当箇所を参考のこと。
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