カトリックとは? わかりやすく解説

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catholic

別表記:カトリック

「catholic」の意味・「catholic」とは

「catholic」とは、英語の単語で、主に二つの意味を持つ。一つ目は「カトリック教」を指す。これは、キリスト教一派であるローマ・カトリック教会を指すことが多い。二つ目の意味は「普遍的な」、「広範囲にわたる」を意味する形容詞である。例えば、"catholic taste"という表現は、「幅広い趣味」や「多岐にわたる興味」を指す。

「catholic」の発音・読み方

「catholic」の発音は、IPA表記では/kæθəlɪk/となる。IPAカタカナ読みでは「カソリック」、日本人発音するカタカナ英語では「キャソリック」と読む。この単語発音によって意味や品詞が変わる単語はないため、一つ読み方のみで理解できる

「catholic」の定義を英語で解説

「catholic」は、英語で定義すると、"of the Roman Catholic faith" or "including a wide variety of things; all-embracing"となる。前者は「ローマ・カトリック教の信仰」を、後者は「広範囲にわたるものを含む;全体包括する」という意味を持つ。

「catholic」の類語

「catholic」の類語としては、「universal」、「broad」、「wide-ranging」などが挙げられる。これらの単語も「catholic」が持つ「広範囲にわたる」や「全体包括する」という意味を表す。

「catholic」に関連する用語・表現

「catholic」に関連する用語表現としては、「Catholic Church」(カトリック教会)、「Catholicism」(カトリック教)、「Roman Catholic」(ローマ・カトリック)などがある。これらは「catholic」が指すカトリック教直接関連した用語である。

「catholic」の例文

1.語例文:He is a catholic.(彼はカトリック教徒である)
2.英語例文:She has catholic tastes in music.(彼女は音楽対して広範囲趣味持っている)
3.英語例文:The Catholic Church is one of the oldest institutions in the world.(カトリック教会世界で最も古い機関一つである)
4.英語例文:Catholicism is practiced by a large portion of the world's population.(カトリック教世界人口大部分によって実践されている)
5.英語例文:The catholic principles of this organization include all members.(この組織普遍的な原則全てメンバーを含む)
6.英語例文:The catholic nature of this issue requires a broad perspective.(この問題普遍的な性質広範な視点を必要とする)
7.英語例文:His catholic interests range from art to science.(彼の広範な興味芸術から科学まで及ぶ)
8.英語例文:The catholic appeal of this movie makes it popular among various age groups.(この映画普遍的な魅力は、様々な年齢層の間で人気博している)
9.英語例文:The catholic teachings of the church are based on the Bible.(教会普遍的な教え聖書基づいている)
10.英語例文:The catholic scope of the project includes all departments.(プロジェクト普遍的な範囲全て部門を含む)

カトリック【(オランダ)Katholiek】

読み方:かとりっく

カトリック教会初代キリスト教会正統を継ぐとされている教会カソリック

カトリック教会信徒地上におけるキリスト代理としてのローマ教皇首長とする。カソリック

[補説] 語源は、ギリシャ語katholikosで、普遍の、の意。「加特力」とも書く。


カトリック教会

(カトリック から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/07 14:26 UTC 版)

カトリック教会(カトリックきょうかい、ラテン語: Ecclesia Catholica)は、ローマ教皇を最高指導者として全世界に13億人以上の信徒を有する[1]キリスト教最大の教派。その中心をローマ司教座聖座ローマ教皇庁)に置くことから、ローマ教会ローマ・カトリック教会とも呼ばれる[2]


注釈

  1. ^ この場合は現在のカトリック教会と正教会を含む。
  2. ^ 東方教会ではこの言葉に由来して、総主教首座主教などが持つ「カトリコス: Catholicos)」という称号がある。
  3. ^ 原典は古代ギリシア語: Εἰς μίαν, ᾱ̔γίαν, καθολικὴν καὶ ἀποστολικὴν Ἐκκλησίαν, ラテン文字化: Eis mian, hagian, katholikēn kai apostolikēn Ekklēsian;現代ギリシア語: Εις μίαν, αγίαν, καθολικήν και αποστολικήν Εκκλησίαν, 発音 [is ˈmian aˈʝian kaθoliˈkin ce apostoliˈkin ekliˈsian]
  4. ^ 西方典礼とほぼ同義語。第2バチカン公会議後の1969年に発布された「新しいミサ」の導入まで、東方典礼カトリック教会を除くローマ・カトリック教会は、ミサなどの典礼を世界中で全てラテン語で行っていた。
  5. ^ 中世には「来世の裁き」の観念が発達し、最後の審判を描く図像には天国の場所に神が裁判官として座し、マリアや聖人たちが仲介者として周りを囲んでいた[10]
  6. ^ 神の母という信仰は、3世紀初めからアレクサンドリアの教父によって行われている。428年ネストリオスはこれに反対し「キリストの母」と呼ぶべきだと唱えて、激しい論争が起こった[11]
  7. ^ マタイによる福音書』の第16章18-19節の箇所にのみ出てくる、ペトロはイエスより天国の管理人に任命されたとされる[12]
  8. ^ これらの教義は1992年に『カトリック教会のカテキズム』(CCC)として教皇庁により編纂され、順次各国語に翻訳されている。これは、いわゆるローマ・カトリック教会だけでなく東方典礼カトリック教会の規範にもなっている。なお、イエズス会フランシスコ会などはローマ・カトリック教会の組織内部の修道会であり、教義(カテキズム)については同じであるため、「イエズス会派」「フランシスコ教団」などと呼んだりプロテスタントの各教派と同列に扱ったりするのは誤りである。
  9. ^ 教皇#地位と権威参照。
  10. ^ 中世ヨーロッパには「来世の裁き」の観念が発達し、最後の審判を描く図像には天国の場所に神が裁判官として座し、マリアや聖人たちが仲介者として周りを囲んでいた[16]
  11. ^ マタイによる福音書』の第16章18-19節にある「天国の鍵」の記述の中で、ペトロが天国の管理人をするところの教会を、イエスは「自分の教会」と言ったという記述がある[17]
  12. ^ 主日のミサは、日曜日だけでなく前日の土曜日の夜のミサも含む。
  13. ^ カトリック教会では、聖母マリアや諸聖人を神として敬っているわけではないため、「マリア崇拝」等と称するのは誤りである。
  14. ^ ガリレオは、ニコラウス・コペルニクスヨハネス・ケプラーアイザック・ニュートンと並び、科学革命の中心人物とされている。

出典

  1. ^ 世界のカトリック信者は13・2億人、信者増も聖職者減 最新統計発表クリスチャントゥデイ(2020年10月19日)
  2. ^ 八木谷涼子『なんでもわかるキリスト教大事典』(朝日新聞出版)58頁 ISBN 9784022617217
  3. ^ DOGMATIC CONSTITUTION ON THE CHURCH LUMEN GENTIUM The Holy See(バチカン公式サイト)
  4. ^ 小高毅『よくわかるカトリック-その信仰と魅力 』(教文館、2002.15.May)10頁
  5. ^ “教会への愛、教会における責任”. http://opusdei.org/ja-jp/article/kyoukaiheno-ai/ 2018年4月10日閲覧。 
  6. ^ Paul Kwong; Philip L. Wickeri (2015), “Chapter18: Sheng Kung Hui - The Contextualization of Anglicanism in Hong Kong”, in Mark David Chapman; Sathianathan Clarke; Martyn Percy, The Oxford Handbook of Anglican Studies, Oxford University Press, ISBN 978-0198783022, https://books.google.co.jp/books?id=JijYCgAAQBAJ&pg=PA256&lpg=PA256&dq=literally+means+%22Holy+Catholic+Church%22+in+Chinese.+It+was+the+Chinese+name+used+in+the+Church+since+mid-nineteenth+century&source=bl&ots=8gq7rvDwB9&sig=ACfU3U2Pv9lLiztONzx1h4nsc6A8QOKuIw&hl=ja&sa=X&ved=2ahUKEwivgYWBtNDyAhVIE6YKHWdGD1AQ6AF6BAgREAM#v=onepage&q&f=false (英語)
  7. ^ An Introduction to the Christian Orthodox Churches, By John Binns, page 28 [1]
  8. ^ ▶▶カトリックとプロテスタントの違い◀◀長崎バプテスト教会
  9. ^ 小高毅『よくわかるカトリック-その信仰と魅力』(教文館、2002年5月15日)p.10頁
  10. ^ 『岩波キリスト教辞典』(岩波書店)779頁
  11. ^ 『岩波キリスト教辞典』(岩波書店)767頁
  12. ^ 『岩波新約聖書』(岩波書店、2004年)131頁
  13. ^ 偶有性とは - コトバンク”. 2021年8月10日閲覧。
  14. ^ 全実体変化”. 護教の盾 (2014年5月2日). 2021年8月10日閲覧。
  15. ^ カトリック教会のカテキズム』194,195 (p.65) ISBN 4877501010
  16. ^ 『岩波キリスト教辞典』779頁「天国」の項目(安發和彰)
  17. ^ 『岩波新約聖書』(岩波書店、2004年)131頁
  18. ^ 『カトリック教会のカテキズム 要約(コンペンディウム)』175頁
  19. ^ 東京大司教区に補佐司教任命”. カトリック中央協議会 (2004年12月2日). 2005年4月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月17日閲覧。
  20. ^ 『カトリック教会の教え』251-254頁
  21. ^ ANNUARIUM STATISTICUM ECCLESIAE: Published for 2000”. 2015年9月4日閲覧。
  22. ^ 『カトリック教会のカテキズム 要約(コンペンディウム)』(カトリック中央協議会 ISBN 978-4-87750-153-2)137頁
  23. ^ “結婚の神秘”. http://opusdei.org/ja-jp/document/kekkonno-shinpi/ 2018年4月6日閲覧。 
  24. ^ “オプス・デイへの召し出し”. http://opusdei.org/ja-jp/article/opusudeiheno-meshidashi/ 2018年4月6日閲覧。 
  25. ^ ローマ教会、女性に投票権/世界代表司教会議 権利向上へ一歩」『朝日新聞』夕刊2023年4月27日8面(2023年5月1日閲覧)
  26. ^ 『カトリック教会の教え』252頁
  27. ^ クリスチャン神父のQ&A カトリック松原教会(2014年10月31日閲覧
  28. ^ COMMON CHRISTOLOGICAL DECLARATION BETWEEN THE CATHOLIC CHURCH AND THE ASSYRIAN CHURCH OF THE EAST The Holy See(バチカン公式サイト)
  29. ^ 教皇庁教理省 (2007年6月29日). “教会論のいくつかの側面に関する問いに対する回答”. カトリック中央協議会. 2013年4月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月17日閲覧。
  30. ^ 主の祈り 日本聖公会/ローマ・カトリック教会共通口語訳”. カトリック中央協議会. 2012年7月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月17日閲覧。



カトリック(1978年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 15:57 UTC 版)

グロリア・イン・エクチェルシス・デオ」の記事における「カトリック(1978年)」の解説

天の いと高き ところには神に栄光、 地には善意の人に平和あれ。 われら主を ほめ、主を たたえ、 主を拝み、主を あがめ、 主の大いなる栄光のゆえに感謝し奉る。 神なる主、天の王全能父なる神よ。 主なる御ひとり子、イエズス・キリストよ。 神なる主、神の子羊、父の み子よ。 世の罪を除きたもう主よ、 われらを あわれみたまえ。 世の罪を除きたもう主よ、 われらの願い聞き入れたまえ。 父の右に座したもう主よ、 われらを あわれみたまえ。 主のみ聖なり、 主のみ王なり、 主のみ いと高し、イエズス・キリストよ。 聖霊とともに父なる神栄光のうちに。アーメン

※この「カトリック(1978年)」の解説は、「グロリア・イン・エクチェルシス・デオ」の解説の一部です。
「カトリック(1978年)」を含む「グロリア・イン・エクチェルシス・デオ」の記事については、「グロリア・イン・エクチェルシス・デオ」の概要を参照ください。

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