カルデア典礼カトリック教会とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > カルデア典礼カトリック教会の意味・解説 

カルデア典礼カトリック教会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/18 14:09 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

カルデア典礼カトリック教会英語: Chaldean Catholic Church; シリア語シリア文字セルトー体): ܥܕܬܐ ܟܠܕܝܬܐ ܩܬܘܠܝܩܝܬܐ, ʿīdtha kaldetha qāthuliqetha; アラビア語: الكنيسة الكلدانيةal-Kanīsa al-kaldāniyya; ラテン語: Ecclesia Chaldaeorum Catholica)は、東方諸教会ネストリウス派アッシリア東方教会東シリア典礼英語版/カルデア典礼)の流れを汲む東方典礼カトリック教会の1つ。

概要

教団の名前の由来は、アッシリア帝国滅亡後に起こった新バビロニアを建てたカルデア人に由来する。

モンゴル帝国崩壊後、14世紀後期のティムールユーラシア征服活動により、アッシリア東方教会の規模は縮小し、総主教座はアルコーシュ英語版(現イラク北部)に移ることとなった。

その後、1552年に信徒の一部がアッシリア東方教会の総主教世襲制に反発して離反、バグダード総大司教座(バビロン総大司教座)を置いた。その後1830年に、正式にローマ教皇首位権カトリックの教義を信認し、ネストリウス派の教義を棄て、カトリック教会と合同(フル・コミュニオンの関係に移行)して、東方典礼カトリック教会の一派となった。

しかし、古典シリア語アッシリア現代アラム語(東シリア語)を典礼と一部信徒(アッシリア人)の会話に用いるなど、外面的には東方教会と変わらない。

同じくネストリウス派(東シリア典礼/カルデア典礼)の流れを汲む東方典礼カトリック教会としては、インドシリア=マラバル典礼カトリック教会英語版がある。

現在は、主にイラク北部とアメリカ合衆国デトロイトに信者を有する。

関連項目


カルデア典礼カトリック教会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 07:20 UTC 版)

アッシリア人」の記事における「カルデア典礼カトリック教会」の解説

カルデア典礼カトリック教会は東方典礼カトリック教会1つであり、先述アッシリア東方教会一部16世紀ごろに離反ローマ・カトリック教会合同し誕生バグダード総大司教座バビロン総大司教座)を置き、主にイラク北部アメリカデトロイト信者有する教団名前の由来は、アッシリア帝国滅亡後起こった新バビロニア建てたカルデア人由来するモンゴル帝国崩壊後14世紀後期ティムールユーラシア征服活動によりネストリウス派規模縮小総主教座はアルコーシュ(現イラク北部)に移ることとなったその後1552年信徒一部アッシリア東方教会総主教世襲制反発して離反1830年正式にローマ教会フル・コミュニオンの関係に移行した。しかしアラム語典礼会話用いるなど本質的に東方教会変わらない

※この「カルデア典礼カトリック教会」の解説は、「アッシリア人」の解説の一部です。
「カルデア典礼カトリック教会」を含む「アッシリア人」の記事については、「アッシリア人」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「カルデア典礼カトリック教会」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「カルデア典礼カトリック教会」の関連用語

カルデア典礼カトリック教会のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



カルデア典礼カトリック教会のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのカルデア典礼カトリック教会 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのアッシリア人 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS