現在の構成員たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/26 01:27 UTC 版)
2018年現在の首席枢機卿は、名誉国務長官のアンジェロ・ソダーノ枢機卿である。次席枢機卿は正義と平和評議会名誉委員長のロジャー・エチェガレイ枢機卿で、長い間、ヨハネ・パウロ2世の身近な側近として活躍してきた。さらに 序列3位のジョバンニ・バッティスタ・レ名誉司教省長官 序列4位のフランシス・アリンゼ名誉典礼秘跡省長官 序列5位のタルチジオ・ベルトーネ名誉国務長官・名誉カメルレンゴ 序列6位のジョゼ・サライバ・マルティンス名誉列聖省長官 の4名を加えた以上の6人(全員が80歳以上で教皇選挙権喪失)、さらに、2018年6月28日に任命された以下の4名 序列7位のピエトロ・パロリン国務長官 序列8位のレオナルド・サンドリ東方教会省長官 序列9位のマーク・ウエレット司教省長官 序列10位のフェルナンド・フィローニ福音宣教省長官 のラテン典礼の合計10名と、東方典礼カトリック教会の3人(コプト典礼カトリック教会のナグイブ名誉総大司教、マロン典礼カトリック教会のライ総大司教、カルデア典礼カトリック教会のサコ総大司教)が、2018年6月現在の司教枢機卿たちである。 なお首席・次席枢機卿はラテン典礼の枢機卿の中から選ばれる。 本来であればラテン典礼出身者の定数は6だが、現任者全員が長命で2014年までに80歳を超えてしまい、コンクラーヴェにおける役割に支障が生じている状況であった。かといって彼ら6名を辞めさせるわけにも行かなかったためか、増員任命が行われることとなったようである。なお、上記増員任命の4名の名義教会は既存のままで変更されていない。 なお前教皇ベネディクト16世も1993年から教皇に選出される2005年4月まで務め、最後の2年半は首席枢機卿を務めていた。
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