アラム‐ご【アラム語】
アラムご 【アラム語(Aramaic)】
アラム語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/01 21:06 UTC 版)
アラム語(アラム語、ܠܫܢܐ ܐܪܡܝܐ, ラテン語: Lingua Aramaica)は、かつてシリア地方、メソポタミアで遅くとも紀元前1000年ごろから紀元600年頃までには話されており、かつ現在もレバノンなどで話されているアフロ・アジア語族セム語派の言語で、系統的にはフェニキア語やヘブライ語、ウガリト語、モアブ語(英語版)などと同じ北西セム語に属す言語である。アラマイ語とも呼ばれる[3]。
- ^ The Aramaic Text in Demotic Script: The Liturgy of a New Year's Festival Imported from Bethel to Syene by Exiles from Rash – On JSTOR
- ^ Manichaean Aramaic in the Chinese Hymnscroll
- ^ 「アラム語」- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ^ Creason (2004) p.391
- ^ Kaufman (1997) p.114-119
- ^ Creason (2004) p.392によると 950BC-600BC
- ^ Creason (2004) p.392 では700年までとする
- ^ Jastrow (1997) p.334
- ^ Jastrow (1997) p.347
- ^ “キリストが使った言語、内戦の影響で消滅の危機 シリア”. AFP (2019年7月20日). 2019年7月21日閲覧。
- ^ Kaufman (1997) p.119
- ^ Kaufman (1997) pp.119-120
- ^ セム祖語の形は Huehnergard (2004) p.142 に従う
- ^ a b アラビア語の ḍ ẓ(ظ ض)が本来どう発音されていたかには議論がある
- ^ 9世紀以降に今の音(ʃ)に変化した
- ^ Huehnergard (2004) p.144
- ^ Kaufman (1997) pp.120-121
- ^ Creason (2004) p.398
- ^ Creason (2004) p.394
- ^ Creason (2004) pp.399-400
- ^ a b Creason (2004) pp.402-403
- ^ Kaufman (1997) p.123
- ^ Creason (2004) pp.418-419
- ^ Creason (2004) pp.404-408
- ^ Creason (2004) p.411
- ^ Creason (2004) p.422
- ^ Creason (2004) p.421
- ^ AFPBB News 2008年5月19日【動画】キリストが話していた「アラム語」、21世紀に直面する消滅の危機
- ^ 川又一英「アラム語を話す村マールーラ」、国立民族学博物館(監修)『季刊民族学』89号、1999年7月20日
アラム語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/06 06:44 UTC 版)
アラム語は紀元前500年頃より中東一帯における共通語であった。最終的にはイスラームの勃興によりアラビア語に地位を取って代わられる。
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アラム語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/01 00:01 UTC 版)
アラム語では、セム祖語で/n/だったものが/r/へと変わる現象が頻繁にみられる。 bar "息子" はヘブライ語のbenと対応している(両者ともセム祖語の*bnuから)。 trên、tartên "ニ" (それぞれ男性形と女性形)はアーンミーヤのtnēnとtintēnに対応している(セム祖語の*ṯnaimiと*ṯnataimiから)。ただしアラム語のtinyânâ "二番目のもの"はロータシズムが起こっていない。
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アラム語
出典:『Wiktionary』 (2021/08/07 08:05 UTC 版)
言語コード | |
---|---|
ISO639-1 | - |
ISO639-2 | - |
ISO639-3 | arc |
SIL | - |
名詞
- 紀元前500年~600年頃にシリア地方、メソポタミアで話された、セム語派の言語で、系統的にはフェニキア語やヘブライ語、ウガリト語などと同じ北西セム語に属す。紀元前後のパレスチナにおける共通語であり、イエスは西方アラム語の方言を話したと考えられている。多くはアラム文字(シリア文字)で表記されたが、ユダヤ教関係のものはヘブル文字で書かれた。
翻訳
- アラビア語: لغة آرامية
- アラム語: ܠܫܢܐ ܐܪܡܝܐ
- アストゥリアス語: araméu
- ブルガリア語: староарамейски език
- ブルトン語: aramaek
- カタルーニャ語: arameu
- チェコ語: aramejština
- ウェールズ語: aramaeg
- デンマーク語: aramæisk
- ドイツ語: Aramäische
- 英語: Aramaic
- エスペラント: aramea
- スペイン語: arameo
- バスク語: aramaiko
- フィンランド語: aramean
- フランス語: araméen
- アイルランド語: aramais
- ガリシア語: arameos
- ヘブライ語: ארמית
- クロアチア語: aramejski
- アルメニア語: արամեերեն
- インドネシア語: bahasa aram
- イタリア語: aramaica
- 朝鮮語: 아람어
- ラテン語: aramaica
- リトアニア語: aramėjų kalba
- マレー語: bahasa aramia
- オランダ語: aramees
- ノルウェー語(ニーノシュク): arameisk
- ノルウェー語: arameisk
- ポーランド語: aramejski
- ポルトガル語: aramaico
- ルーマニア語: aramaică
- ロシア語: арамейские языки
- スロヴァキア語: aramejčina
- スロヴェニア語: aramejščina
- アルバニア語: gjuha aramike
- スウェーデン語: arameiska
- タミル語: அறமைக் மொழி
- タイ語: ภาษาอราเมอิก
- トルコ語: aramice
- ウクライナ語: арамейські мови
- イディッシュ語: אראמיש
- 中国語: 亚拉姆语
「アラム語」の例文・使い方・用例・文例
- 古代のアラム語の、または、古代のアラム語に関する
- アラム語の言語を書くために紀元前9世紀から使用されたアルファベットの(音節の)文字
- 後のインドの筆記体活字が発達した筆記体活字(おそらく、紀元前7世紀頃にアラム語から構成された)
- ウイグル語を書くのに使用される(アラム語に由来する)筆記体
- アラム語に由来し、アラビア言語を書くために使われる28文字のアルファベット(また、ウルドゥー語を書くために用いられる)
- 新約聖書の時代にパレスチナで話されたアラム語
- マンダヤ教徒により使われたアラム語の形体
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