会話とは? わかりやすく解説

かい‐わ〔クワイ‐〕【会話】

読み方:かいわ

[名](スル)複数の人が互いに話すこと。また、その話。「—を交わす」「親しそうに—する」「英—」


会話

作者森下一仁

収載図書ショート・ショート劇場 2
出版社双葉社
刊行年月1986.4
シリーズ名双葉文庫


会話

作者夢枕獏

収載図書半獣神
出版社角川書店
刊行年月1986.10
シリーズ名角川文庫


会話

作者井上ひさし

収載図書ナイン
出版社講談社
刊行年月1987.6

収載図書ナイン
出版社講談社
刊行年月1990.6
シリーズ名講談社文庫

収載図書ナイン
出版社汐文社
刊行年月1998.11
シリーズ名井上ひさしジュニア文学館


会話

作者マルギット・ハーン

収載図書ひとりぼっち欲望
出版社三修社
刊行年月2000.3
シリーズ名ドイツ現代文学セレクション


会話

作者赤川次郎

収載図書ミステリー傑作選特別編 5 自選ショート・ミステリー
出版社講談社
刊行年月2001.6
シリーズ名講談社文庫

収載図書間奏曲赤川次郎ショートショート王国
出版社光文社
刊行年月2003.3

収載図書間奏曲赤川次郎ショートショート王国
出版社光文社
刊行年月2006.12
シリーズ名光文社文庫


会話

作者バリー・ユアグロー

収載図書憑かれた旅人
出版社新潮社
刊行年月2004.3


会話

作者金堀常美

収載図書モカコーヒーを、ブラック
出版社新風舎
刊行年月2004.5
シリーズ名新風舎文庫


会話

作者ナンデ・シューゴ

収載図書ナン・センス!
出版社日本文学館
刊行年月2005.4


会話

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/01 04:27 UTC 版)

女性2人の会話
文化的催しでの3人の会話
路肩での男性たちの会話
乗り物に乗っている男女の会話
電話ごしの会話

会話(かいわ、: conversation)とは、大辞林第三版によれば、『( 名 )① 二人または数人が互いに話したり聞いたりして、共通の話を進めること。また、その話。 「 -を交わす」』とされる[1]

概要

会話は、互いに話したり聞くことであり、共通の話題について話すことである。

会話はしばしば「言葉キャッチボール」と喩えられる[2]

キャッチボールは向かい合った二人が、最初から相手が受けとれるようにボールを投げ、受け取った側も同様に相手が受け取れるように投げる、ということを繰り返すことである。ボールを使う行為はいくつもあるが、そのなかでも特にキャッチボールに譬えられるのにはそれなりの理由がある。会話は言葉のサッカーではないのである[2]。サッカーはできるだけ相手をよけて自分だけがボールをキープして蹴り続け、一方的にゴールに蹴り込もうとするが、会話というのはそういう行為ではなく、相手をよけて自分だけしゃべり続けるような行為ではない[2]。また会話は言葉のドッジボールでもない[2]。ドッジボールは相手に(わざわざ厳しいボールを、受け取ることができないように)投げつけるが[2]、会話は相手が受け取れないようなきびしい言葉をぶつけてやろうとするような行為ではない[2]

上で説明したことを別の言い方で再度説明すると、片方だけが相手の存在をできるだけ無視して一方的に喋りつづけようとすることは会話ではない。 また大辞林の定義文に「共通の話題」とあるように共通の話題について話すことも要件であり、二人の人がそれぞれ勝手に別々の話題、自分だけの話題を喋っている状態も「会話が成立していない」と言われる状態であり、いわばラジオを2台(あるいはそれ以上)並べて別々の番組を流しているのと大差ないような状態であり会話の範疇には含まれない。また会話は、まるでドッジボールのシュートのようにわざわざ相手が投げつけられたくないような乱暴な言葉を相手に投げつける(言い放つ)ようなことではない。そういう行為は会話ではなく口喧嘩と言う。

歴史

20世紀には電話ごしに会話をおこなうことも盛んになった。近年では離れた場所にいる人どうしではスマートフォンのテレビ電話アプリで会話を行うこともさかんである。

機能

会話は人間関係に直結している。人間関係というのは言葉の交換を通じて成立しており、「ことばをかける」ということは人間関係の基本的な条件である[3]

言語学習と会話

会話は双方向の行為であり、話すことも聞くことも含まれている[4]ウィスコンシン大マジソン校のElise W. M. HopmanとMaryellen C. MacDonaldの研究によると、ただ聞いて理解する課題ばかりを行い話すことをしていない言語学習者よりも、話すことも実践している学習者のほうがはるかに成績が良くなった[4]。つまり話すことも行うことで文法・ボキャブラリーなどさまざまな言語的要素を活性化できるのである[4]。その研究はまた話者は話している時にはワーキングメモリー(作業記憶)を使っており、話すことによって学習者において文法・ボキャブラリーなどの相互結合が強化されるということも明らかにしている[4]。 一方、聞いて理解するだけの学習法ではその結合が学習者に起きない[4]。というのも聞いて理解するだけでは、すでに出来上がってしまった文章が学習者に提示されてしまうからである[4]。効果的な言語学習には聞くことと話すことの適切なバランスが必要である[4]。言語トレーニングは、会得したスキルと知識が現実世界で結合できるように設計されなければならない[4]

会話と哲学

古代ギリシアのソクラテス問答法を使い、問答形式で思索を深めた。

日本では仏教禅問答で問い掛けと答弁により仏教哲学を深めた。


会話とストレス

会話を行うことで、ストレスが低下する傾向はしばしば見られる。これはストレスの原因となっていることを吐露することで鬱憤も放出される一方、自分が如何にストレスに晒されているかを説明する上で、自身に内在する未整理の情報を少しずつ整理しながら話すことも会話中に行われ、これによりストレスの原因を客観的に理解することでその対処方法に対する答えも得易くなる効果が挙げられよう。

また会話することで相手の悩みを他人が理解する助けにもなる。これはカウンセリングでも行われる手法である。カウンセラーと会話することで、あるいはカウンセラーを交えながらも同じ悩みを抱くもの同士の集団で会話をすることで、ストレス軽減と問題の抑制が期待される療法も見られる。

ただ会話が苦手な人や、望まない相手との会話を強いられた人にとっては、この会話こそがストレスの原因ともなりうる。うつ病の場合では、過度の働き掛けが逆に症状を悪化させる懸念も見られるため、当人が会話を望んでいるかどうかにも注意が必要である。

ギャラリー

脚注

  1. ^ “会話(カイワ)とは-コトバンク”.コトバンク.2020年8月13日閲覧。
  2. ^ a b c d e f 会話は言葉のキャッチボール。サッカーでもドッジボールでもありません。(2017.06.27 株式会社アスペックス 東京都中央区)
  3. ^ 加藤秀俊『人間関係 理解と誤解』中公新書、1966年。p.76
  4. ^ a b c d e f g h Vanessa Paisley, "5 Reasons Why Conversation Practice Is Key to Learning a Languag"

関連項目

外部リンク


会話

出典:『Wiktionary』 (2021/10/24 11:58 UTC 版)

名詞

(かいわ)

  1. 原義本義狭義] 二人以上の人が、互い話したり聞いたりして、共通進めること。また、その話。
  2. 狭義] 外国語話し合うこと。
  3. 広義] 二人上の人の人が、何らかの方法意思交わして共通の話を進めること。また、その話。
  4. [最広義] 意思疎通可能複数の者、あるいは、意思疎通可能と信じる者とその対象が、何らかの方法意思交わして共通の話を進めること。また、その話。
  5. 比喩] 人と人との会話のように、意思のような何かを交し合って通じていること。

翻訳

動詞

活用

  1. はなしをする。

翻訳


「会話」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



会話と同じ種類の言葉


品詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

「会話」に関係したコラム

  • ネット証券の口座開設の基準は

    ネット証券に口座を開設するには、一定の基準をクリアしなければなりません。以下は、ネット証券の口座開設の一般的な基準です。ネット証券と証券会社との口座開設の基準の違いは、インターネット利用環境があるかど...

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「会話」の関連用語

会話のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



会話のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの会話 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの会話 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS