神性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/13 13:30 UTC 版)
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神性(しんせい、英: divinity[1], divine nature[1], deity[2], 仏: divinité)とは、「神の性質。神としての性質」[3]や「こころ。精神」を指す言葉[3]。
概要
聖なるもの、神聖なるもの、聖(きよ)いものと考えられている、そして、ある時は宗教的に神(かみ)として言及される、超自然的また超越的な存在。神格(しんかく)とも言われる。
神性が表現されるあり方は様々だが、多くの場合、人間の形で表現される。ある種の信仰では、神性を、具体的なかたちを持つものとして、イメージしたり、描写することを冒涜とみなす。それらの伝統では共通点として、神性は不死で意識を持っており、人格を持ち人間と同じように知的欲求を持ち、願望を持ち感情をもっている。 ある神性は時間と運命の支配者であるとされ、人間の法律と道徳を与えるもの、人間の価値の最終的な裁定者であり、天と地の設計者たる創造主であるとされている。
語源
deity(神性)はラテン語のdea(神々)とdeus(神)や、サンスクリット語のdevatã(女神、神々)、divya(天の、神々の)などの他のインド・ヨーロッパ語族の単語と同根である。ラテン語のdeis(日)とdivum(天)サンスクリット語のdiv,diu(空、日、輝く)「空」に当たる言葉に関連がある。また、divine(神の、神聖な)とdivinity(神性、神格、神)は、ラテン語のdivinusから来ている。Khodaはペルシア語から英語に神と訳される。
英語のGodはアングロサクソン語から来ており、ゲルマン語に類似した単語は多く見られる。
脚注
- ^ a b 近藤 & 高野 2024, p. 「神性」.
- ^ 瀬戸 & 投野 2024, p. 「deity」.
- ^ a b 松村 2024, p. 「神性」.
参考文献
- 近藤, いね子、高野, フミ「神性」『プログレッシブ和英中辞典(第4版)』小学館・DIGITALIO、2024年 。2024年3月13日閲覧。
- 瀬戸, 賢一、投野, 由紀夫「deity」『プログレッシブ英和中辞典(第5版)』小学館・DIGITALIO、2024年 。2024年3月13日閲覧。
- 松村, 明「神性」『デジタル大辞泉』小学館・DIGITALIO、2024年 。2024年3月13日閲覧。
箇所不明
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- 『新キリスト教辞典』いのちのことば社、1991年
関連用語
- ケノーシス(神性放棄とも訳される) - ギリシャ語で空にすることを意味する。キリスト教の神学で用いられる用語で、キリストが受肉して人として罪を背負ったこと
神性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 22:57 UTC 版)
設定の流用が比較的自由となっているクトゥルフ神話でもナイアーラトテップの誕生は、ダーレスとラヴクラフトでかなりの違いがある。 ラヴクラフトがその作品や作家仲間への手紙の中で書いた内容は、以下の通りである。曰く、この宇宙の中心、正常な物理法則が通用しない混沌とした世界には、絶対的な力をもった存在アザトース(Azatoth)が存在し、その従者の吹き鳴らすフルートに合わせて絶えず不定形な巨体を蠢かしているとされる。アザトースは盲目で白痴なので、自らの分身として三つのものを生んだ。「闇」「無名の霧」「ナイアーラトテップ」である。ナイアーラトテップは、自らの主人であり創造主であるアザトースら異形の神々に仕え、知性をもたない主人の代行者としてその意思を具現化するべくあらゆる時空に出没する。 ラヴクラフトの短編『未知なるカダスを夢に求めて』では、簡単にひねり潰せるはずのランドルフ・カーターを騙して自滅に追いやろうとするなどラヴクラフト神話では、トリックスター的な役割を当初から担わされており、このあたりはその後のクトゥルフ神話と変わらない。また『未知なるカダスを夢に求めて』においてカーターに逃げられ、カダスに戻って神々を罵っていた。 ナイアーラトテップはラヴクラフトが創造し、ロバート・ブロックが独自のエジプトもの作品群で愛用した。ダーレスは、クトゥルフ神話の大系化および作品『闇に棲みつくもの』でキャラ付けに貢献する。レイニーやカーターの辞典による「旧支配者の中で唯一、旧神による封印を免れた」とする設定明記による影響も大きい。
※この「神性」の解説は、「ナイアーラトテップ」の解説の一部です。
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「神性」の例文・使い方・用例・文例
- シーア派イスラム教の精神性
- ローマ皇帝たちは、神々の子孫として、自分たちの神性を主張した。
- 神性.
- 神性な事柄、宗教または教会に関する
- 古代エジプト人はファラオの神性を信じていた
- 人間の心への神性の特別な影響
- イエスの2つの性質(人間的で神聖な)の正統な定義に疑問を呈し、代わりにただ1つの神性があると信じられていた5世紀、6世紀のキリスト教の異教
- 神性または超自然の代弁による人への知識の連絡
- 日本の天皇で、第二次世界大戦の終わりに降伏した後に、彼の神性を放棄して、立憲君主になった(1901年−1989年)
- さかきの枝と共に神性を受ける神聖な行事
- 精神性
- 神道及び仏教の神性を象徴する,神と仏
- 愛国心や天皇の神性を強調した,国家宗教としての神道
- 私は,精神性と自然が調和した熊野の文化を満喫しています。
神性と同じ種類の言葉
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