旧支配者
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旧支配者(きゅうしはいしゃ、Great Old One、Great Old Ones)は、クトゥルフ神話に登場する架空の神々、邪神(じゃしん)の別名。
注釈
- ^ 中心人物であったダーレスに加えて、設定辞典を書いたフランシス・レイニーとリン・カーターの影響も大きい。
- ^ カーター版ネクロノミコンのこと。設定上はジョン・ディー版。ディー版ネクロノミコンは架空の書物だが、ディーは実在した魔術師である。
- ^ アザトースは「火の窮極的な否定的曲面」、ヨグ=ソトースは「火の積極的なあらわれ」と説明されており、火の異なる側面を表すとのこと。クトゥグアの名前は全く出てこない。
- ^ 来訪者は「アウトサイダー」の邦訳語。
- ^ a b c カーターの系譜にはまた別の情報があり、その解釈をとると、ツァトゥグァはヨグ=ソトースの子ではなくなる。要点だけ述べると、ツァトゥグァとヴルトゥームが同母異父の兄弟となる。ほか、ツァトゥグァの父方はスミスの系譜となり、ツァトゥグァとクトゥルフ&ハスターは5親等離れる、など複雑になるため詳細は割愛する。
- ^ リン・カーターによる神々の系譜をベースに拡張したもの。他の系譜では異なる。
- ^ クラーク・アシュトン・スミスによる神々の系譜による。他の系譜では異なる。
- ^ ムーで崇められていた三神はラ・ムー神、コゴス女神、ジッグ神。ラ・ムーとコゴスは善神。ジッグは善悪両面を持つ、むしろ邪神寄りの神。ジッグ配下には三将がおり、知を司るヴ=トラ、素手の戦いを担当するベベスマ、剣将ゾアホーガという。またムーは魔神たちにより滅ぼされており、顔ぶれを、天空より舞い下りたザグナス=グド、海より出でしドリュリュ、地を裂きしアゾトという。
出典
- ^ a b c SBクリテイティブ『ゲームシナリオのためのクトゥルー神話事典』(森瀬繚)「019グレート・オールド・ワン」52-53ページ。
- ^ Howard Phillips Lovecraft (英語), The Call of Cthulhu/Chapter II, ウィキソースより閲覧。
- ^ a b 学研『魔道書ネクロノミコン外伝』「ネクロノミコン(リン・カーター)」二章三(p65-67)、四(p68-70)。
- ^ a b 新紀元社『エンサイクロペディア・クトゥルフ』「精霊説」149ページ。
- ^ 『陳列室の恐怖』(旧題:ゾス=オムモグ、1976)より。ダレット伯爵=ダーレスという、内輪ネタである。
- ^ 『魔道書ネクロノミコン』収録。ロバート・プライスによる同題の論考が『魔道書ネクロノミコン外伝』(邦2011)にも収録されているが別物。
- ^ 『コールオブクトゥルフd20』240-242、331ページ。
- ^ 『暗黒の魔像』クラーク・アシュトン・スミス
- ^ HPLからジェームズ・F・モートン宛1933年4月27日付書簡。学研『クトゥルー神話事典』(東雅夫・第四版2013年)124ページなどに収録。
- ^ HPLからウィリス・コノヴァー宛1936年9月1日付書簡にも、ヨグ=ソトースの妻子について同様に述べられているが、「常に存在するヨグ=ソトースに系図はなく両親もいない」ともある。青心社『クトゥルー13』329-330ページに収録。
- ^ CASからロバート・バーロウ宛1934年6月16日付書簡。The Family Tree of the Gods http://www.eldritchdark.com/writings/nonfiction/45/the-family-tree-of-the-gods これらは文献「プノムの羊皮紙文書」に記されているという設定になっている。
- ^ 祥伝社『退魔針 邪神戦線』5章、8章
- ^ 学研『リトル・リトル・クトゥルー 史上最小の神話小説集』244-245ページ。「史上最小のクトゥルー神話賞」最優秀賞受賞作品。
- ^ サウザンブックス社『グラーキの黙示1』「橋の恐怖」解説、137-138ページ。
旧支配者
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「ク・リトル・リトル 〜魔女の使役る、蟲神の触手〜」の記事における「旧支配者」の解説
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旧支配者(きゅうしはいしゃ)
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「パワプロクンポケット11」の記事における「旧支配者(きゅうしはいしゃ)」の解説
三つの強大な資本グループの総称。北米資本のジャジメント、地中海資本のカエサリオン、中華系資本の九百龍が該当し、古くからの経済の支配者。新興勢力であるオオガミ、アジムと勢力争いをしている。
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旧支配者(グレート・オールド・ワン)
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「GHOST GIRL ゴーストガール」の記事における「旧支配者(グレート・オールド・ワン)」の解説
オスカー・クトゥルー(Oscar Cthulhu) 姓の由来は『クトゥルーの呼び声』などに登場する架空の神性クトゥルー。 第16話初出。旧支配者(グレート・オールド・ワン)と呼ばれる絶対的上位の存在、邪神の王であるクトゥルーの種族の男性。人の姿をしているが、彼を目にした人間は正常な状態でなくなるような恐怖心を感じる。空間転移の霊技を操り、.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}南緯47度9分 西経126度43分 / 南緯47.150度 西経126.717度 / -47.150; -126.717地点に沈むルルイエの海底城を遠く離れたYOKOHAMAの海とつなげることも可能。両肩からそれぞれ自由に曲がって長く伸びる複数の手を生やすことができる。深きもの(ディープ・ワン)を従え、数々の合魂獣(ごうこんじゅう)、海神ダゴンを創って人間たちを襲わせており、人間のことはエサのように考えている。商業地区での行動の目的はカイに再会することであり、彼がいつか自分のもとに戻ってくると思っている。クロエを「器」と蔑み威圧したが、彼女の憑依変化と戦いを見て感心し、一定の評価をしてクロエたちを見逃した。 クロエの生前より遥か前に、カイと主従契約を結んだ本当の主人。弱体化した邪神の中では先祖返りで強い力を持って生まれたため身内には疎まれており、親代わりの侍女(メイド)に面倒を見られていた。邪神の尊厳を取り戻そうして強い仲間集めに躍起になっていたとき、〈銀の鍵〉を持ったカイに興味を持って自分の配下にと勧誘した。断られても諦めず、カイへの贈り物を用意しようと邪神を召喚するうちに本人を偶然呼び出す。
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旧支配者
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平賀源内 多芸多才として知られる江戸の有名人。作中では故人であったが、獅子緒らの前に姿を現す。その正体は「無貌の神」や「這い寄る混沌」と呼ばれる存在ナイアーラトテップであり、ネクロノミコンの回収や他の旧支配者の復活の為に暗躍する。 深きものども 旧支配者であるダゴンの眷属。魚が腐ったような異臭と共に水中から出没する。人と魚が融合した風貌から、世間では河童と思われていた。元は佃島の島民であり、永遠の命と豊漁の恩恵を受ける為、ダゴンの復活を目論んでいた。 ダゴン 旧支配者であり、海底都市「イハ=ンスレイ」に住まう豊穣の海神。信奉者に永遠の命と豊漁の恩恵を約束する。佃島の地中に埋まっており、生贄を喰らって一旦は復活するも、獅子緒達に倒され、再びイハ=ンスレイにて眠りに就いた。 ニョグタ 作中では「ぬつぺふほふ」と同視され、「肉人」や「封(ほう)」とも呼ばれていた旧支配者。駿府の府中宿に出没し、井戸からは浴びればどんな傷でも即座に治る癒しの湯が湧くようになった。しかしそれは液状化したニョグタであり、人間の体に入り込む事で肉体と魂を奪い、ウボ=サスラ復活の生贄を捧げる為に活動していた。 ウボ=サスラ かつて旧神に挑み敗北して智慧を失い、龍爪山の地下に眠っている巨大な旧支配者。人間の魂を捧げる事で活動し、やがては智慧を取り戻す為に世界の人々をも食らうようになる。 ティンダロスの猟犬 鋭角に潜み鋭角より襲いかかる「墓守」。鎌状の四肢と口内に生えた無数の牙で、獲物を切り裂き、噛み殺す。
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旧支配者(グレート・オールド・ワン)
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「ソウルイーター」の記事における「旧支配者(グレート・オールド・ワン)」の解説
人を狂気に落とす存在。狂気に落とすための源泉として、各々が「規律」「知恵」「力」「怒り」「恐怖」などを操るなどの強大な力を持つ。死神様による世界の規律の創造のために死神八武衆として活動していたが、阿修羅が鬼神と化して以降は集団としては動いていない模様。
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旧支配者(グレート・オールド・ワン)
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「文豪ストレイドッグス」の記事における「旧支配者(グレート・オールド・ワン)」の解説
腕を複数の触手に変化させ、自在に操る。設定上は異能とされているが、太宰の異能が通用しない事などから太宰も「あれは異能じゃないんだ」と言っている。また中也との戦いに到っては完全に異形の姿に変わってしまっている。再生能力が桁違いで、外部からの攻撃では決して倒されないと言われている。
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旧支配者
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「ルー=クトゥの魔神たち」の記事における「旧支配者」の解説
ブグヌ=トゥン(B'gnu-Thun) ルートラ=ディオールと対になる氷神。 バイアグーナ(Byagoona) 別名「無貌のもの」 もともとはロバート・ブロックが創造した神性で、『哄笑する食屍鬼』で言及されたが名前のみであった。続いてリン・カーターが辞典でナイアーラトテップの化身という説を付与した(申し訳程度に、あるいは地球本来の神々かもしれないとも述べている)。実際に登場したのは、アンビュールの『The Bane of Byagoona』と、ローレンス・J・コーンフォードのハイパーボリア作品『アボルミスのスフィンクス』である。 カーターが述べたように、特徴のことごとくがナイアーラトテップに似ている。『The Bane of Byagoona』での描写は「闇に棲みつくもの(血塗られた舌)」に酷似し、『アボルミスのスフィンクス』での「無貌の神(顔のないスフィンクス)」にそっくりである。 ディグラ(Dygra) 切子状の宝石の形をした半結晶体の鉱物生命体。 ディサアラ(Dythalla) 爬虫類神。「蜥蜴王」の異名を持つ。 イスタシャ(Istasha) 美しい猫の女神で快楽と不老不死を信者に与えてくれる。姉妹のリサリアと二人併せて「魅惑的な姉妹神」と呼ばれる。 別名「闇の女主人」。 リサリア(Lythalia) イスタシャと共に「魅惑的な姉妹」と呼ばれる。美しい森の女神。 ヌギルトゥル(Ngirrth'lu) 姿は背中に蝙蝠の翼が付いた狼男。一部のネイティヴ・アメリカンの間に伝承が残っている。旧神に依って封印されたのは我々の世界とは異なるパラレルワールドで、そこは赤い雪が降る所だと言う。 この神の封印場所を調べに赤い雪の降る世界へ行った男が見つけたものは、雪原に開いた何かが中に居たような穴と、穴の外から地平に向かって続く明らかに人のものではない足跡だった。 ラグナラ 鳥の女神。別名は、「大空の探索者」、「翼ある者どもの巣の女主人」。 ルートラ=ディオール(Ruhtra-Dyoll) ブグヌ=トゥンと対になる炎神。 シュイ=ニルー(Shuy-Nilh) 「闇の中の餓鬼」の異名を持つ。 ヴーゾンファ(Vhuzompha) 作品:トレイシー・アンビュール&ジェームズ・アンビュール『Beast of Love』「Eldritch Blue」ISBN 0974029750 収録 伝承では海洋生物たちの源となった両性具有神で、「あらゆる海の生き物たちの父にして母」とされる。ダニッチから魔女狩りを逃れた者たちが流入して来たと言われているブラックベイで密かに信仰が残っている。 マサチューセッツ州のブラックベイに、女たちだけのカルトが存在する。カルトのメンバーは美人揃いで、秘密の入り江に建てられたこの神の似姿の像の前で、性儀式を執り行う。儀式は生贄の男を裸にして台の上に固定し、カルトの女たちが代わる代わる犯す事で、生き物の性的快楽を糧とする神が海から現れる。巨大な姿で、その形は蛸のようであるとも、蟹のようであるとも、海月のようであるとも言われる。又、身体からは男性の性器を連想させる伸縮自在の沢山の触手が生えており、この触手に触れられると激しい性的快感により悶絶する。ヴーゾムファは性的快楽だけでなく人間の血肉も糧とするため、儀式においては生贄の男かそれが見つからない場合はカルトのメンバーから一人が選ばれ、命を捧げられる。カルトのメンバーは女性だけだが女性の性的快感しか食さない訳ではなく、体表に女性器様の器官を生じさせることもでき、儀式を覗き見していた男もヴーゾムファに発見され最後には悶絶させられ、食い殺された。 ヴォルグナ=ガス(Volgna-Gath) 知識の化身とも言うべき精神生命体。「秘密の保持者」の異名を持つ。 ジルドネス(Xirdneth) 「幻影の作り手」の異名を持つ。 イ-ラ(Y'lla) 海の支配者。「深淵王」の異名を持つ。旧神に依って海底に封印されていたが、封印が破れて活動を開始する。
※この「旧支配者」の解説は、「ルー=クトゥの魔神たち」の解説の一部です。
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