オールド・ワンズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 23:55 UTC 版)
ラヴクラフトは「オールド・ワンズ」「グレート・オールド・ワンズ」という語を多義語として用いた。この語が指す対象はバラバラなのだが、日本ではひとまとめに邪神の総称としての「旧支配者」と訳されたために、混乱が生じたことが指摘されている。ラヴクラフトの個別作品における、この語が示す対象を列挙する。 『クトゥルフの呼び声』では、クトゥルフはグレート・オールド・ワンズの大祭司である。 『ダンウィッチの怪』では、クトゥルフはオールド・ワンズの縁者とされる。 『墳丘』では、オールド・ワンズとは古代の地底種族のこと。彼らはクトゥルフやイグを信仰した。 『闇に囁くもの』では、菌類の異称がオールド・ワンズである。 『狂気の山脈にて』では、オールド・ワンズ、グレート・オールド・ワンズという語が、樽型ウミユリ状生物を指す。彼らはクトゥルフたちの敵対者である。 『インスマウスの影』では、「オールドワンズの印」という退魔のアイテムへの言及がある。 『博物館の恐怖』によると、ラーン=テゴスが死ぬと、オールド・ワンズは二度と戻れなくなるという。
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