イホウンデーとは? わかりやすく解説

イホウンデー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/02 17:32 UTC 版)

イホウンデー(Yhoundeh)は、創作作品群クトゥルフ神話に登場する架空の神性。創造者はクラーク・アシュトン・スミス

ヘラジカの女神。

ハイパーボリアで信仰されていた。大勢力を誇ったが、ツァトゥグァの邪教徒である魔道士エイボンの捕縛に失敗したことで、教団は弱体化する。

スミスがロバート・バーロウに宛てた1934年9月10日付書簡によると、イホウンデーはジヒュメという存在から生まれたという。ジヒュメは、スミス生命体の「アルケタイプ」(原型)と称される存在[注 1]で、「いくぶん楕円形で朧な」大鹿の姿をした両性具有の生命体とのこと。鹿の原型ジシュメの子が、ヘラジカの女神イホウンデーである。

また同書簡によると、イホウンデーはナイアーラトテップの配偶者であるという。

リン・カーターは1957年の『クトゥルー神話の神神』にて、イホウンデーを地球本来の神々の一柱に分類した。

登場作品

  • 魔道士エイボン:クラーク・アシュトン・スミス
  • クラーク・アシュトン・スミスからロバート・バーロウ宛1934年9月10日付書簡[1]

脚注

注釈

  1. ^ アルケタイプについては『七つの呪い』にて言及がある。

出典

  1. ^ Letter to Robert Barlow From Clark Ashton Smith on 10 September 1934” (英語). Boyd Pearson. 2021年2月23日閲覧。

イホウンデー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/14 14:31 UTC 版)

地球本来の神々」の記事における「イホウンデー」の解説

スミスの『魔道士エイボン』にて言及される古代ハイパーボリア信仰されヘラジカ女神地球本来の神々とされる一方で、イホウンデーを創造したスミスは彼女をナイアーラトテップの妻とした。

※この「イホウンデー」の解説は、「地球本来の神々」の解説の一部です。
「イホウンデー」を含む「地球本来の神々」の記事については、「地球本来の神々」の概要を参照ください。

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